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大江山じゃないほうのおおえやま。 わざわざ老ノ坂峠にくる、亀岡市に行く以外のもうひとつの目的。 峠位置 西京区 コース所在地 京都市西京区~亀岡市 距離 路面距離(計算値) 標高 480m 高低差 平均勾配 スタート ゴール 地図 Yahoo!地図 コースルート地図 仮参考レベル コース感 道間違って、アプローチ開始出来ずに終わり不明。 走行ルート 無し 未走行ルート 老ノ坂峠からのルート その他、上らないと思うほかのすべてのルート 京都市側から老ノ坂峠に上り、旧道への道を進み、T字路で左折してしばらく進むと右の道端にある。この左にゲート?があり、その奥に大枝山へのアプローチポイントがあるらしい。 一番上の字が読めないが、これより東、山城の国 ? 上の写真の石碑?の左側の写真。 自転車の置いてあるあたりから、その奥にある電柱にかけてシングルトラックのような道がある気がする。こちらからでも大枝山への道に通じている気がしてならない。 首塚に通じる道の入り口にある鳥居。 酒呑童子のものといわれている首塚。 鳥居の奥の社?の裏に回ると塚?があるが、たぶん見るとがっかりする。 後から盛ったような雰囲気がぷんぷんする。 首塚の前の舗装路を少し進むと、道にチェーンが張ってある。 それを超えて少し進むとすぐに廃道のような道になる。 この道を大枝山への道だと思って進んでしまい、失敗した。 しばらく進むと橋の下をくぐることになるが、そこを超えると、後は下り坂になる。 この橋を越えたところには道の標識があるが、大枝山への道の標識ではない。 ちなみに、この先かなり下のほうまで下ってしまった。 橋を越えて少し下ると、土嚢でできた変なシングルトラックになる。 下り始めてすぐのところから上に上れそうな気がしたので、自転車を押し上げていると滑ってしまい、ひびとわれが入っている右ひざを打ち付け、地面にたたきつけるようになった左手のひらを、そこにあった切り取られた小さなかれた切り株でえぐってしまった。 手のひらにあった大きなたこと皮膚とともに、少しの肉をえぐってしまった。 グローブをしていなかった結果がこれ。
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一覧 2018/12/02 湘南シクロクロス 2018/11/11 ツールドおきなわ 2018/10/06 筑波8耐 2018/09/09 秩父宮杯ロードレース 2018/08/26 乗鞍ヒルクライム 2018/05/20 SDA王滝 2018/05/03 川越~直江津ロングファストラン 2018/02/10 シクロクロス東京 2018/01/14 湘南シクロクロス 2018/01/07 ママチャリGP 2018/12/02 湘南シクロクロス クラス:C2、出走21人 ゼッケン:91 成績:14/19位(66%) タイヤ:前SIRAC1.60bar/後SIRAC X-guard1.60bar C2はスタートが遅いので準備が楽だ。次男が模擬試験なので、川越まで乗せていく。 7 30出発、8 00川越、8 30入間、9 00厚木、9 40到着。 コースを下見すると、70段くらいの階段に土手の登りなど、担ぎ区間が多い。階段の奥の部分はかなりの急斜面で登るのが大変そうだ。 職場のスキー部に在籍していたIさんがいた。 アップ後に試走に行くが、2周するとヘロヘロ。担ぎ区間とグランドの平坦区間という両極のレイアウトだ。 私は後ろから2番目ゼッケンだけど、20人くらいしかいないのであまり関係ないかな。それよりも私の前のトム・ボシスさんって、プロ選手だろう。ブログを読んだことがある。 スタートして前の人がペダルがはまらなくてフラついていたので、後ろの私は最後尾になってしまった。 徐々に追い抜いていくが、階段区間とその後の担ぎ区間がツラい。 もう一つのグランド奥の担ぎ区間を過ぎたところで、急にペダルが軽くなった。アッ!っと思ったら、チェーンが外れていた。えぇ~、今まで一度も外れたことがなかったのにー 急いで自転車を降りてチェーンを戻したが、これでまた最後尾になってしまった。 その後はグランドのクネクネ区間で、焦らずに抜かしていく。2周目の階段と土手も頑張って、またグランド脇の土手。 土手からグランドに出るドロップオフを降りた後、またチェーンが外れた。2回目、なんで! また最後尾になったようだ。また徐々に追い上げる。 次の周回はドロップオフは慎重に走る。グランドの平坦区間はどんどん追い上げられるが、階段や土手の担ぎ区間がツラい。 合計4周してゴール。完走19人中14位で66%。全然ダメだった。 まぁ、乗車区間だけならC2でもそこそこ走れているので、次は頑張ろう。 トム・ボシスさんは優勝したようだ。 15 00出発、16 00厚木、17 00帰宅。 2018/11/11 ツールドおきなわ ゼッケン:680 成績:市民210kmレース、202位(エントリ420名、完走284名) 時間:6h12m08s(トップ差56m04s) ホイール:EASTON EC90 AERO55、スプロケ12-25T(11-23じゃなくてよかった) タイヤ:IRC RBCC 25C、6bar 補給計画(全部で1600kcal) → ほぼ計画どおり。もう少しあってもよかったボトル:1本はCCD2倍濃度、もう1本は水でスタート。最初のFZで水を1本もらう。2回目でスポドリ+水。3回目もスポドリ+水。 マグオン6個:1時間弱で1個分。5時間以内に飲みつくす。 アミノバイタル2個:普久川を登った後にそれぞれ飲む。 スポーツようかん3個:2,3,4時間経過で食べる メイタンCCC:5時間経過で食べる いつかは210kmを走ってみたいと思っていた。いつ行こうかと考えて、まずは走ってみないことには何が足りないかも分からない。なので今年エントリすることにした。 乗鞍が終わってからは、なるべく走行距離を長くして、ダイエットもして準備してきた。はたして、完走できるだろうか。 今回は、大福屋の2人とご一緒させてもらうことができた。とてもありがたい。 前日 2 00起床、2 30出発、3 00大福屋到着。 3 15出発、4 30羽田到着。 10 45レンタカー屋を出発、12 00許田。道の駅で昼食、名護の会場で受付。 そのまま自動車で本部半島のコースを下見。危険な箇所がいくつか分かった。 15 15ホテル到着。自転車を準備して、16 20に出発。名護まで軽く走りに行く。ホテルまで戻ってきてから、私はその後ちょっと南へ。17 50ホテル到着。 18 15夕食。明日の朝食は5時に弁当を用意してくれるそうだ。だけど、もう少し早く食べたいので、隣のホテルのコンビニでおにぎりとパンとコーヒーを買って来た。 ゼッケンなどの準備をして、21 00就寝。 当日 4 20起床。朝食は、昨日買ったおにぎりとパン、コーヒー。 大便はいつも通り。その後着替えながら、ホテルの弁当はパイナップルだけ食べた。 5 45出発、真っ暗の中6 10会場到着。 待機場所は既に自転車でいっぱいだ。でも真ん中のバイクラックが空いていたので、3人でそこに自転車をかけた。 私はトイレに行ったら、北海道から来ているKさんに会った。 しばらく話をしてから待機場所に戻ると、既に選手たちが移動を開始していた。私の自転車はHさんとMさんが一緒に移動してくれていた。こういう時、複数人で来ているのがとてもありがたい。 自転車を任せて、荷物を預けに行く。最後にアミノバイタルの赤と参加賞の粉飴ジェルを食べる。最後のトイレを済まして、スタート位置につく。でもまだ30分くらいある。HさんとMさんも交代でトイレに行く。 チャンピオンクラス、50kmの部と順番にスタートして、少しずつ前に移動する。全体で見ると100~200番くらいの位置だろうか。左右の位置はほぼ真ん中。北海道から来たKさんも近くにいた。川口車連のMさんはもう少し後ろにいた。 定刻どおり7 27にスタート。 最初は右カーブだが、その後すぐに左へのシケインがあるので、左に移動する。シケイン部分は難なくクリアし、スピードが40km/h以上に上がる。でも大集団の中にいると全く楽だ。 海岸線に出た辺りで、左前方で落車が発生。何でこんな場所で、と思っているとそれを避けて右によってくる選手がさらに落者を広げている。 スピードを落とさずに避けることができてよかった。Hさんも無事を確認した。MさんやKさんは大丈夫だろうか。 ここから少しづつ前に上がる。右が狭くなる前に左によって行ったが、左によるのが速すぎてポジションを下げてしまった。でも、右が狭くなる箇所は無事にクリアできた。 その後は、集団の中にいると楽なので手抜きしてしまう。 本部大橋の入り口で右が狭くなるので左にいたら、案の定右側で落車が発生。そして、なぜか私の前の左側でも落車している。ぶつからずに止まることができたが、前の2人が絡んでいて前に行けない。数秒待ってやっと進みだした。 橋を全力で上って前を追う。でも集団が長く伸びている状態なので、それほどあわてないで前の人についていく。 程なくしてまた大集団に戻った。 もう落車はいやなので、もっと前の方に上がることにした。 道は広くなくてアップダウンやカーブが続くが、右端から前に上がることができた。途中で集団の中に入ったりを繰り返すが、そのまま一番前まで上がってみることにした。 先頭の20人くらいの場所は2列縦隊で、あまり楽はできない。先導バイクのホワイトボードには2分40秒と書かれている。逃げている選手がいるのを、このとき初めて知った。 ローテーションに入ると高岡選手の前になった。そのまま3回ほど回して、後ろに下がる。400人の大集団の先頭を走れて、これは一生の思い出になった。 その後危なげなく58号線に出る。ここまでくれば道が広くて一安心。ポジションを少し下げて楽をする。 補給を取りながら進む。 道路の中心にポールがある箇所も、危なげなく通過。なるべく右の方に位置取りしている。 すると、スピードが落ちて右による選手が出てくる。これがトイレ休憩か。 私の左にいる選手が右手で合図しながら右に寄ってくる。でも私のことを見ていない。右にいるよ!と声をかけながら、スピードを落として何とかかわした。 危うかったが一安心。でもこれでポジションが下がってしまった。 程なくして、トップ選手たちが先頭に戻ってきた。 140kmのスタート位置、トンネルも順調に通過して、安心からちょっとポジションを下げてしまった。 そのタイミングで、私のすぐ左前で落車が発生! 急ブレーキをかける。この瞬間がスローで見えている感じだった。 私の前の選手も、私も直前で止まることができた。停止して右足を地面に着いた瞬間に、後ろから追突されてハンドルが前の自転車に突っ込んだ。 ブレーキを握っていた右手が痛い! 転倒はしなかったが、ハンドルがスポークに絡んだので、急いでホイールから抜いた。ステムもハンドルもブレーキレバーも曲がっていないので、そのまま走り出した。 でも、良く見ると前輪のクイックリリースレバーが90度開いている! 一瞬だがこのまま行けるか?という考えが頭をよぎったが、そんなことできるわけない。幸い、後ろから来る選手の切れ目があったので、すぐに左端によってレバーを閉めて、曲がったブレーキも直して、後輪も確認して走り始めた。 右手の人差し指の先が痛い。もしかしたら骨折しているかも。でも指先ならとりあえず走れるかな。 集団の先頭ははるか見えないくらい離れた。でも周りには人がいて、一列棒状でつながっているので、無理はしないで流れに乗っていく。 これでロードレースは終わった。あとは我慢大会みたいなものだ。 追い上げ状態から少し固まったくらいで与那を通過して普久川の上りに入る。ここで1h42m。右手人差し指は痛むけど、走りには影響ないかな。 緩い上りが始まり、しばらくはアウターのままで走る。ほどなくして斜度がきつくなりインナーに落とすが、34x25Tを使うほどではない。 後方から上り始めたので、抜かれることは少なくて、抜かしていく方が多い。 中間くらいの地点で、北海道から来ているKさんを抜かす。この後会うことは無かった。 一緒に来たHさんもMさんも、川口車連のMさんも見当たらないので、さらに後ろにいるのだろうか。 KOMの看板が見えたのでラップタイムを計測したけど、実はKOMまで1kmの看板だった。ちょっと下って上って本当のKOMに到着。それほど追い込まずに、ほどほどのペースで走った。21m33s。ここで2h03m。 指の痛みはちょっと引いてきた。 下り始めると、100mくらい前に10人くらい見える。ペースアップして、下り区間の間に追いついた。これは大きい。 ここから100kmスタートの奥まではよく分からない区間だが、アップダウンが続くはず。 皆で声を掛け合って、上りは踏み過ぎないように行く。だいたいアウターで登れるくらいの坂だ。50x25Tがあるのでたすかる。 この中で2名ほど先に行きたそうな人がいて、上りでもペースを上げている。でも下りですぐに追いつかれているので、無駄足を使っている感じだ。 私はいつもの省エネ走法で、下りで飛ばして上り返し地点を先頭通過、惰性で登ってペースを落としつつ頂上通過と集団最後尾まで下がるタイミングを合わせるのを繰り返す。 左ヒザの裏側がちょっと痛くなってきた。そして首や肩は大丈夫だが、腰が痛い。時々腰を伸ばしながら走る。 この区間で補給をしっかり取っておく。アミノバイタルを飲んだらハンドルにこぼれてしまった。 タイムを考えると、6時間を切れるんじゃないかと思える。が、そんなに甘くはない。 奥までは平地が全く無くて、地味に脚が削られていく。このグループ内では、余裕がある方だと思ったけど、だんだん上りのペースがきつくなってきた。 そして、100kmスタートの奥を通過。もうすぐスタートしそうな雰囲気だ。ここで2h38m。 奥の上りでちぎられるかと思ったけど、他の人もそれほどペースを上げられないようだ。助かった。 100kmの選手が数人勢いよく抜かしていく。集団はまだ来ない。 210kmのグループに何とかついて行って、奥の上りをクリア。その後の上り返しも最後尾でクリアして、与那までの平地に入った。普久川頂上からここまで同じグループで走れたのは大きい! 平地に入ると100kmオーバー40の集団が追い付いてきた。210kmグループは左後方に固まってついて行く。この集団後方でだいぶ脚を休められる。 CCDを溶かしたボトルはほとんどなくなってきた。マグオンのフラスクが1個空いたので、背中のポケットの場所を入れ替える。 100kmの集団は、奥の上りでセレクションがかかっているので、あまり危険な走りをする人がいなくて安心してついていける。トンネルも無事にクリアして2回目の普久川ダムの上りに入る。ここで3h15m。 やっぱりペースが上がらず、100kmの選手がどんどん先行していく。 ここまで一緒に来た210kmの選手からも遅れていく。脚がだいぶ辛くなってきた。でも3~4人の201km選手が近くを走っている。 少し行くと、アンカーのジャージを着た人が見えた。アンカーツアーのアテンドの藤田さんのようだ。ツアーのお客さんをサポートしている。 ジワジワと追いついて、その後ろにつく。 藤田さんの引きは、勾配に合わせて絶妙なペースだった。ちょっと遅いかもと思ったけど、まだまだ先は長いので、そのままついて行く。 途中で140kmの選手たちにも抜かれただろうか。あまりよく覚えていない。 26m05sでKOMを通過。だいぶタレてしまった。ここで3h41m。 FZでは、スポドリと水をもらって、さらに水を1本もらって体にかけて一口飲んでから、その場に置いてきた。 長い下りは快調に飛ばしていく。下りではほとんど抜かれない。 そして学校坂に入る。やっぱりペースが上がらない。心拍も上がらない。というか、もうほとんど見ないで走っている。 学校坂を越えて、アップダウン区間に入ると、いつのまにかアンカーの藤田さんとツアーのお客さんが追い付いてきたので、また後ろにつかせてもらった。やはり絶妙なペースで走りやすい。 途中、血だらけで倒れている人や、救急車が来ているのを見ると、気が引き締まる。 このアップダウン区間は本当に辛い。脚が合いそうだと思った210kmの選手たちに遅れていく。この区間は泣きそうなくらい辛かった。 腰はやっぱり痛い。左ヒザの裏側も少し痛い。踏むときは大丈夫だけど、引くときにちょっと痛い。 アミノバイタルとマグオンも飲む。もう少し補給食があった方がよかったかもしれない。 下りで頑張ると、アンカーの藤田さんとツアーのお客さんと離れてしまった。70km/hくらいでカーブに差し掛かると、フレームがねじれている感じがする。 慶佐次のFZでは、まだ前のが残っていたが水を体にかけて捨てて、また2本補給した。ここで4h57m。 その後下りで一人になるが、ちょっと頑張って前の選手に追いついて、また数人のグループが出来上がった。 このグループで羽地ダムまで行くことになる。全身赤の210kmの選手がいる。あれ、1回目の普久川下りでもいたかも。ずっと一緒くらいだな。 レース後に分かったことだけど、この人は北海道から来ていて、Kさんとも知り合いだった。世の中狭いな~ どれだけアップダウンをこなしたかよく覚えていないが、最後の方の平地では38kmのそこそこのペースで走れた。やはり数人でもローテーションできるとだいぶ違う。 5時間を過ぎたので、最後にメイタンCCCを飲んで気合を入れる。不味いけど。 右折して羽地ダムへ向かうと、みんな自然とペースが落ちてくる。ボトルの中身はそれぞれ半分ずつくらいなので、軽量化のため水の方は全部捨てた。残り距離を考えると、スポドリ半分で足りる。 赤い人と前に上がって最後の難関に突入。勾配は緩いけど、やっぱりペースが上がらない。でもこれで最後だ。赤い人とほぼ同じペースで登る。 橋の途中で女子50kmに出場したHさんが応援に来てくれていた。無事ゴールしたようだ。声をかけて残りちょっとを頑張る。 トンネルを抜けて右折すると、勾配が急で赤い人に離されていく。もうちょっと。 その先の下りと上り返しで赤い人を追い越す。3回アップダウンがあって、最後の下りを飛ばしていく。 6時間切りはもう無理だ。 下りで後ろについてきた選手が一人いて、下りきった平地でローテーションしようと思ったら全然ペースが上がらなくて、そうこうしているうちに、後ろから数人追いついてきた。 赤い人もいて、その数人で最後の川上関門を通過。これで本当に最後だ。ここでちょうど6時間。 数人のグループでローテーションするが、うまくペースが合わない。イオン坂では私が先行するが、あまり踏み過ぎない程度で登る。 残り3kmで若者が飛ばしていく。このグループには、210kmは私と赤い人だけなので、私はもうスプリントしません、と宣言しておいた。6時間切れなかったので、あと数秒のタイムはもうどうでも良い感じだ。 最後の左カーブを抜けてもう脚を緩めて、ゆっくりとゴールまで走る。 手元の時計で6時間11分31秒。 後で見た公式タイムは6時間12分08秒なので、落車で37秒止まっていたことになる。 本当に完走できたのがうれしい! 心配していたヒザは大したことなくて良かった。補給も腹の調子も問題なかった。 そして、落車で痛めた指も大事には至らなくてよかった。けが人をたくさん見てきたが、この程度で済んで本当に運がよかったと思う。 ゴール直後に写真を撮り、預けた荷物を受け取ってみんなのゴールを待つ。 川口車連のMさん、一緒に来たHさんと合流。二人とも時間内に完走した。 女子50kmのHさんはなかなかの成績だった。 一緒に来たMさんは、160km地点の宮城関門で足切りだったそうだ。残念。 みんな飲み食いするが、私は腹の調子がよくなくて食欲もないので水だけ飲んだ。 完走の余韻をかみしめながら、ホテルまで10kmをゆっくり帰った。 ホテルに着いてすぐに自転車のパッキング。ハンドルとステムにジェルが付いてベタベタだった。 その後シャワーを浴びると、ようやくお腹がすいてきた。 19時に夕食へ行き、ビールと泡盛を飲んだ。 21時就寝。あまりよく寝れなかった。 後日 夜中にたまに目が覚めるが、ベッドでゴロゴロしていた。まだ暗いけど、6 00に起きて、海岸を散歩しにいった。 7 00朝食。 9 00ブセナの海中展望塔へ。 10 00出発、11 30レンタカー屋に到着。 14 20の飛行機。 17 30羽田を出発、19 20石川PA、20 00大福屋に到着。 20 50帰宅。 ほぼ無事に走りきることができて本当に良かった。 今回の最大の目標は、とにかく全力を出し切ることだった。落車やトラブルで走れなくなっては、練習してきたことを出すことができない。たとえタイムアウトになったとしても、とにかく全力を出し切って走れたならそれで良かった。その上で完走できたらなお良いと思っていたら、予想よりはよいタイムで走ることができた。6時間を切れそうで切れなかったのは少し残念だが、これは次回(?)への課題かな。 2018/10/06 筑波8耐 ゼッケン:123 成績:O2クラス、1位(総合45位、合計144周、トップ差18周) ホイール:EASTON EC90 AERO55 タイヤ:IRC RBCC 25C、6.5barくらい1回目:15周 2回目:12周 3回目:9周 4回目:12周 3 30起床、4 20Fさん宅、5 10坂東、5 30到着。 スタートと最終走者両方をやった。 職場の先輩Oさんが応援に来てくれて写真を撮ってくれる。 今回のメンバーは、Sさんの奥さんのHさん、Fさん、そしてかつて第2走者でピットアウトから集団を追いついたという強者のKさんの4人。とても強力だ。 Kさんは第2走者で集団に追いつく作戦をとるので、私がスタートになる。第3はHさん、第4はFさん。 そして、途中で入れ替えて最終走者は私がやる事になった。 今年は参加者が少なくて123番なので、スタートで先頭まで追い付くのは簡単だろう。 いつも通りのんびり試走する。センターの白い板が滑る気がするのは気のせいかな。 戻ってからスタート直前までローラーでアップ。 10分前くらいにスタートに並ぶ。 スタートして、いつも通り外側から前に上がる。どんどん前に上がったと思ったら、今年も既に中切れしていた。 懸命にブリッジを試みるが、差が縮まない。逆に広がっている感じ。そして、一緒に追う人がいない。 2周目にかなり頑張ったけど、ダメだったのでもうあきらめた。 つづく? 19 20出発、20 30Fさん宅。 2018/09/09 秩父宮杯ロードレース 成績:中級クラス、68人中23位 距離:32.4km タイム:49m24s avg:39.35km/h ホイール:EASTON EC90 AERO55、スプロケ11-23T タイヤ:IRC RBCC 25C、6barくらい 4 30起床、5時出発。いつもの自転車で走るコースで、鳩山~小川~寄居。朝食を食べながら、途中トイレによって、寄居から有料道路で秩父へ。山の付近は曇っていて、霧がかかっている。雨にあたるだろうか? 念のため、薄いウィンドブレーカーと折り畳み傘を持ってきている。 6 50頃駐車場に入るが、既に一杯な感じだ。余裕を持ってもう少し早く着く方がよかったかな。 受付して準備。今日は涼しいかな。 ボトルにCCDとエキストラハイポトニックを入れる。 ALPHAWKジャージにSPORTFULのビブショーツ。靴下はrericの緑。ヘルメットは妻のkabuto R1。 ゼッケンを両面テープで固定する。 7 40アップ開始。コースを軽く1周してくる。暑くなってきて、上り区間で汗だくだ。 8 00過ぎに駐車場で最後の準備。finetrackのインナーを着る。 ボトルに水を足して、工具類を外してスタート地点へ移動。 ALPHAWKのMさんと会った。マスターズクラスに出場する。 サインして8 30過ぎには待機場所に並ぶ。ここだと先頭付近だ。8 40くらいにスタート地点へ移動。中級クラスは50人くらいしかいないのかな。早く並ぶ必要は無かった。 ボトルのドリンクを飲みながら待つ。暑くなってきたので、ちょうどスタート前に無くなるくらいで、ちょうど良い量だ。8 45から開会式。 9 00調度にスタート。ゆっくりペースで走り始める。でもこのペースだと、後ろから初級クラスが追いついてきそうだ。 前にでてペースを上げるけど、ついてくる人がいない。大福屋のMさんと一緒に、先頭で走る。 コーナーを曲がる頃には初級クラスが追いついてきた。 そして上りに入る前に、マスターズクラスも追いついてきた。よく見ると、高校生もいないか? 全部一緒になってグチャグチャだ。 ALPHAWKのMさんも上がってきたので、後ろにつく。ちょっと安心して走れる。 上りの直前の直線路ではペースが落ちる。なるべく前の方に上がっておく。 そしていよいよ上り区間へ。先頭グループはけっこう速い。ちょっとチギレ気味で頂上を通過。 下って上り返し。ここで頑張ったけど先頭には追いつかない。 さらに下って平地にきて、あと少し。ゴール地点を通過する頃には先頭に追いついた。 脚を使ったので後ろで休んでいると、どんどんと後続が追いついてくる。 そして、ちょっと気を抜くと抜かされて集団の中に埋もれてくる。 「中切れや落車に巻き込まれるのは、その位置でしか走れないからだ」という言葉を思い出す。 ちょっとずつ前に上がっていき、また上り前の直線で先頭付近まであがっていく。 この辺はペースが落ちるから楽だ。 そして2回目の上り。ペースは同じくらいだが、やっぱりさっきよりもキツく感じる。 急勾配の箇所で立ちこぎ。太ももがつらい。緩斜面でもペースが上がりきらない。 ただ、腹の調子は悪くないので、追い込んでも大丈夫そうだ。 頂上手前の開けた場所で、川越RCのIさん夫妻が応援していた。ちょっと手を振ったが、あれ?さっきもいたのかな? 下って上り返して、また下ったところで、先頭とはけっこう差が開いている。 ゴールを通過して、カーブをいくつか過ぎたところで先頭に合流。 でも前の方には上がれない。後ろを見ると人がいない。この集団の最後尾だ。 またペースが落ち着いてきたので、少しずつ前に上がる。右側ギリギリを走っていると、横に動く選手がいるので、ちょっと怖い。 集団中ほどの位置で3回目の上りを開始。序盤の急斜面でけっこう抜かれた。でもこれ以上ペースを上げられない。 太ももが痛いし、ちょっと吐きそうな感覚もある。これが限界なのか。 右足の中指付近がつりそうだ。この感覚は初めて。ふくらはぎもちょっとつらい。 でもここが最後の踏ん張りどころだから、かまわず踏んでいく。 かなり暑くなって、汗だくだ。ヘルメットのバイザーに汗がしたたる。 Iさん夫妻の前を通過する頃には、長く伸びた集団の後方くらい。 頂上の緩斜面は、いつもならペースアップして下りに入るけど、全然力が入らない。 下りながら脚を回して回復をはかる。 上り返しは、人の後ろに入ってから一気に抜いて頂上まで行った。でも頂上で減速してしまって、ちょっと抜かれた。 下りから平地、そして最後の力を振り絞ってゴール。 足が重いし、腹も重い。 後でリザルトを見ると約40秒差の23位だった。 トップが4人、10秒差で10人くらい、20~30秒差で7人くらい、その後の数人くらいの位置だ。 10秒差の第2グループくらいには入れるようになりたいな。 20分ほどダウンで走ってから駐車場に戻って着替える。 ゴール地点に戻って、エリートクラスの応援。K君は高岡選手と一緒に逃げている! 20秒差。これはスゴイ。 3周ほど逃げたが、最後の周回で遅れてしまった。高岡選手は集団に追いつかれて最後はゴールスプリントになった。 K君は集団にも抜かれて、最後はゴールせずに終了。 でも、このクラスで逃げるというのは本当にすごいと思う。 Iさん夫妻に挨拶して、駐車場に戻る。 12 40頃出発、来たルートで帰宅。15時前に家に到着。 翌日は太ももが少し筋肉痛になっていた。最大筋力が不足しているということか。 上り返し部分でアタックをかけられるかな、なんて考えていたが、全然レベルが違った。上りで先頭についていけなかった。 沖縄に向けて、鍛え直さなければ。 良い刺激を受けて、このレースに出場してよかった。 2018/08/26 乗鞍ヒルクライム タイム:1h13m57s 成績:男子Dクラス(41~45歳)、589人中57位 ホイール:RS81 タイヤ:IRC RBCC 23C、7bar 前日 8 30札ノ辻集合、9 15出発。Wさん宅経由で坂戸西ICへ。 11 00横川、12 00姨捨で昼食、13 15松本、14 30会場に到着。 14 30到着。受付して宿へ。温泉街は晴れているが、山頂は雲に覆われている。 16~17時にHさんと軽く走りに出た。裏道で会場まで行ってHさんと別れる。 コース上は試走禁止となっていて、会場近くは雨がパラついてきたので、温泉街の下の方を走る。 その後、自転車の準備して温泉に入って夕食。 去年と同様、明日の朝ごはんはキャンセルした。 夕食後、ちょっと下痢気味。水をたくさん飲んで21時就寝。全然寒くない。 当日 4時起床。今年は寒くない。吐く息が白くない。 準備しながら朝食。おにぎりに小さいクロワッサン5個。大便2回。 500mlのボトルにCCDとBCAAを合わせて溶かす。これをアップ中に飲んで、残りをレース中に飲む予定。 5 40出発。6時に到着して下山用荷物を預ける。スタートに置いておく荷物はビニール袋に入れて、観光センター前に置いておく。 薄いウィンドブレーカとレッグウォーマーを着ていると暑いくらいだ。 女子のダークホースTさん、札幌時代の同僚Kさんと挨拶。 Tさんは昨日タクシーで下見しただけとのこと。ぜひ優勝してほしい。 今年は年代別クラスにエントリーしたので、スタートは8 06。まだ余裕がある。 7 00アップ開始。緩い斜度の部分で10分くらい走ったあと、ペースを上げて走る。 7 30自転車を列に並べる。待機場所の一番後ろ。ステージと受付テントの辺り。ここで何番目くらいだろうか。 ボトルの残りがわずかなので、水を買って半分ほど飲んでおいた。残りはスタート地点の荷物に入れておく。 アミノバイタルの赤を買ってきていたが、 カロリーは不要だと思ったので、スタート地点で配っていたアミノショットを飲んだ。 量が少ないので、胃に負担がかからないだろう。 スタート位置に移動しようとすると、途中から列に合流する人もいる。うーん。 スタート位置に来ると、半分より後ろの方だった。これなら列に並ばなくてもよかったな。 順番待ちしていると日差しが暑い。喉が渇きそうなので、急いで自販機で水を買ってボトルの半分くらいまで注ぎ足した。ペットボトルは自販機の横に置いておいた。ごめんなさい。 この水追加が良かった。 レース スタートして計測地点から加速、とはいかなかった。人が多くて前に行けない。でもすぐに上りなので、そこからは自分のペースで走れる。すぐに175bpmまで上がって、そのままいつも通り走る。 序盤は斜度が緩いので、ほとんど抜かれることはない。 しかし、とても良いペースの人に抜かれたので、しばらくついて行った。 なかなかキツイ。maxで33km/hまで出ていた。 ちょっとオーバーペース気味なので、第1CP直前でちぎれた。でも第1CPのタイムは目標よりも遅い。 目標19m35sに対して、20m13s。この先キツそうだ。 第1CPでは水をもらって一口飲んで、残りは頭にかけた。結構暑くなってきている。 ここからは斜度がきつくなってくる。 木陰が少なくなり、日差しが強くなる。左太ももに、ちょっと違和感がある。そして、腹が少しだけ痛い。でもこれくらいなら、このペースを維持していれば大丈夫そうだ。朝食を食べ過ぎなくてよかった。 ボトルのドリンクを少し飲んでおく。 中間地点では、目標31m00sに対して、33m08s。2分遅い。これは大減速だ。 後半、左ふくらはぎが攣りそうな感じ。足首の角度を工夫してこらえる。まだ行けそうだ。 ボトルのドリンクを少し飲んでおく。 この辺りまでずっと173~175bpmを維持している。 冷泉小屋は目標42m42sに対して、44m37s。 第2CPは目標50m01sに対して、52m22s。2分遅れはキープできている。 ここでも水をもらって、一口飲んで残りは頭にかける。 後半、チーム物見山のUさんがチラチラと見える。追いつきそうで、なかなか追いつかない。 勾配が緩い区間で並んで声をかける。抜かした後しばらく後ろについてきたが、そのうち離れていった。 急カーブの急勾配区間で、前から下山の先導車が来た。 あれ、もうこんな時間から下山開始なのか。右から抜かすのがむずかしくなってきた。 立ちこぎするのがつらくなってきた。 ボトルのドリンクが無くなってきた。ちょうどよいくらいの量だった。 森林限界を越えると風が強かった。この辺りで北海道から来たTさんを捉える。 風よけになるペースの人がいないので、下ハンで走る。 雪渓では目標1h04m06sに対して、1h08m01s。4分遅れに増えてしまった。去年よりも遅いのは確実だ。 でも、去年ほど呼吸が苦しくない。疲れはあるが、極端なパワーダウンは感じない。 オキシドライブのおかげなのだろうか。 後で思い返すと、この辺りで考えていたことがあまり思い出せない。 最後の約1km。道が狭くなるが、どんどん抜かしていく。 フラフラしている人がいて危ない。人込みをかき分けてゴール。 手元の時計では1h13m59s。今年は調子良いと感じていたが、去年よりも遅くなった。 でも心拍的には十分追い込めていたはず。 年代別クラスで走りにくかったのもあるが、これが実力通りのタイムなのだろう。 ゴール地点は、岐阜側から雲が動いてきているが、長野側はまだ晴れている。 北海道から来たTさんとKさんと会う。Tさんの奥さんはなんと2位だったそうだ。 着替えて下山の列に並ぶ。これは長い、時間がかかりそうだ。並びながらパンを食べる。 後で聞いたが、下山の列の上にクマがいたらしい。 途中写真を撮りながら下山。11時頃にスタート地点に戻る。 観光センターでお土産を買って宿へ。 温泉に入って、12 15出発。 既に脚に疲労が溜まっている。 13 30梓川で昼食。16 00甘楽、事故渋滞にはまって17 40西坂戸、18 30川越到着、19 00帰宅。 2018/05/20 SDA王滝 タイム:5h26m06s 成績:57位、年代別17位 前日 11 30出発、渋滞が無さそうなので、中央道経由で行く。13 00~25八ヶ岳、14 00伊奈で買い物、15 30会場到着。とても順調に着いた。 受付してブースを見て、軽く自転車を走らせてから、16 30説明会。 先月の大雨による土砂崩れで、コースが一部変更になるそうだ。前半は、秋の120kmのループ部分を登る。ちょっとキツくなるのかな。その後、第2CPまではほぼ同じ。後半は一部舗装路になって、42kmコースにあるトンネルを下りで入るそうだ。真っ暗なのでとても危険とのこと。 19 30シャワー。1つ故障していて、使えるのは1つだけ。今日は誰もいなかったけど、明日は混みそうだ。 明日の準備をして、21 00就寝。 当日準備 3 45起床。まずまず良く寝られた。寒かったけれど、毛布があったので良かった。車のフロントガラスに日よけをかけたのと、車を端に停めたので、周囲の車の光も音も気にならなかった。 バイクを準備して、4 15に並べに行く。おにぎりとパンを食べながら4 30まで時間待ち。前回よりも人が多くて、舗装部分には並べられなかった。 気温は5℃程度かな。手足が冷たくなるくらい。 その後、すぐにトイレに並ぶ。この時間でも既に並んでいる。パンを食べながら順番待ちして、今年も20分かかった。 車に戻って着替え。イナーメのbody butterを塗る。 今はとても寒いけど、天気が良いのでウェアは悩んだ。でも、オーバーヒートすることはないと思ったので、暖かめにした。 ビブショーツはBBBの裏起毛タイプ。レッグカバーは夏用にした。上は、fine trackに、ノースリーブのインナーにジャージ。アームカバー。そして薄いウィンドブレーカを着た。それと、足が濡れることを考えて、fine trackの靴下インナーに、mavicの薄い靴下を重ねた。 最後に、脚にイナーメのホットオイルを塗った。 予定通りの補給食を準備。腰ポケットにMag-onジェルと、スポーツようかん+を3本入れた。自転車のトップチューブバッグには、エネモチとアミノバイタル。そして、バックパックに、CCDを2袋と水。 スタート~CP1 6 00スタート。ゲート通過まで51秒。脚を回してウォーミングアップしながら、右端を前に上がっていく。5月のコースは最初のパレードランが緩斜面なので、ここでウォーミングアップができる。そして、先導車が見える位置まで上がることができた。 そして林道に突入。最初の道幅が狭くなる部分でちょっと渋滞したが、前の方の位置なので、それほどストレスにならずに走れた。 120kmループの部分に入ると、砂利の急斜面でバランスを崩す人がいる。上手く避けながら走る。 序盤は抜かす人と抜かされる人がグチャグチャだ。私は170bpmくらいで走る。周囲の人との間隔が安定してきたところで170~165bpmに落としてマイペースで走る。ちょっと抜かれることが多くなってきたが、後半に盛り返すと心に誓って抑えて走る。 ちょっと腹に違和感を感じる。朝食が消化しきれていない感じだ。もう少し時間を空けた方がよかったのか。そして、つま先が冷たいのも原因だろうか。 裏起毛のパンツにしておいてよかった。本調子ではないので、165bpmで上る。 そして、先週くらいから左ヒザに違和感を感じることがあったが、ヒザを外に開くように気をつけて走った。そのせいかどうか分からないが、左の太ももにわずかな違和感を感じた。出だしのペースが速かったこともあるのだろうか。 ここからはマイペースを心がける。 暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱ごうか迷ったけど、下りは寒そうなのと停止時間がもったいないので着たまま走った。 最初のピークを1h06mに通過。本コースでの目標は57mなので、10分ほど遅い。コースが変わったのでしょうがないレベルだろうか。 下りは寒い。ウィンドブレーカーを着ていて良かった。どんどん抜かしていく。 2回目の上り区間でだいぶ暑くなってきたので、やっぱりウィンドブレーカーを脱ぐことにした。今日はもう着ることはなさそうなので、立ち止まってサドルバッグに押し込んだ。 2回目ピークは、1h46m目標に対して1h54m。ちょっと遅れているか。メーター上の距離は、コースマップと大体同じくらいだ。CP2まではコースマップを頼りにできそうだ。 CP1~CP2 CP1に2h18mで到着。目標2h13mに対して遅れている。 水を補給。少しだけ残っているくらい。トイレに行って、エネモチとアミノショットを食べる。 停止時間は4m。だいぶ手際よくできた。 気温がだいぶ上がってきた。もう足は冷たくない。心拍は165~170bpmで安定して走る。さぁここからが本番だ。遅れている時間を挽回しよう。 これくらいになると、前後の人が少ない。それと、やっぱりコースが少し違うのかな。 関電水無局を2h57mに通過。目標2h52mに対して取り戻してきた。 そして、いまさら気がついたけど、頑張ってるけど目標より遅いのは、下りのペース計算を速くしたからだ。 実際の下りのスピードは昔と変わらない。当たり前だけど。今年になって速くなる要因もないし。 上りは練習の成果で速くなった分が計算どおりだけど、下りの見込み違いの分遅れているようだ。 このあたりでスピードメータが停止していた。センサーがずれたのだろうか。GPS腕時計があるので、かまわずそのまま走り続ける。 良い天気で、煙が出ている御嶽山がとても綺麗だ。気温が上がって暑い。 細かいアップダウンを繰り返して。CP2に4h08mで到着。目標の4h02mまでもう少し。 水を補給。ほとんど無くなっていた。アミノショットとエネモチを食べる。エネモチはおいしいけど、モグモグするのがちょっと難点かな。 ここで、この先のトンネルの注意事項。中が真っ暗で、落車が多発しているそうだ。降りて歩くくらいのつもりで行った方がよいらしい。確かに、そんなところでケガはしたくない。端を走るのが良いそうだ。昨日の説明では、両端は鉄板と言っていたけど? トイレはよらず、すぐにスタート。停止時間は3m。 CP2~ゴール ここからは、例年と違うコース。 ちょっと下ると舗装路に出た。川沿いを下る。この川がとても綺麗だ。そして舗装路の下りはとても楽だ。 ここで2人くらいに抜かれる。40km/hも出るとギアが足りないけど、まぁこんなところで飛ばしてもしょうがない。 そしていよいよトンネルに入る。スピードを落として、ヘルメットとハンドルのライトを点ける。 入ってだんだん暗くなって、真っ暗になるあたりで肩を抑えて立ち止まっている人がいる。声をかけると、既にスタッフを呼んでいるという。たぶん鎖骨を折っているのではないだろうか。 道の真ん中は砂利で両端はコンクリートだった。真ん中の砂利部分は、すぐにハンドルを取られてとても危険。コンクリート部分を慎重に下って、無事トンネルを抜ける。 さらに舗装路を下って、滝越地区の42kmクラスのスタート地点に合流。そしてCP3。 4h47mの目標に対して、4h37mで通過。そして、ここは予定通り素通り。 コースがだいぶ違うので、ちょっと速くなっている。ゴールまでの距離も短くなっているので、6h切りは確実になってきた。 ここから舗装路の上り。昨日の説明では約6kmの上りと約6kmの下りでゴールのはず。 170bpmまで上げて最後の追い込み。42kmと20kmの選手がたくさんいて、どんどん抜かしていく。でも、100kmの選手に一人抜かれた。 かなり追い込んだので、だいぶ辛い。残りの距離や経過時間の計算が面倒になってきた。とにかくペースを落とさずに走るが、なんだか予想よりも上りが長い。一体どれくらい上るのか。 舗装路が終わって、まだ上る。それでもペースを落とさず、173bpmで頑張る。 そしてやっと下りだ。と思ったら、少し先にはまた上りがあった。あれ? またけっこう上りだ。でもその先にやっと下りが。舗装路になって下っていく。 このままゴールかな?と思ったら、また上り! でも係員がいて、これで最後とのこと。舗装路を下ってゴール。 タイムは5h26m。 CP3以降は、なんだかよくわからないけど、だいぶ追い込んで走った。 そのおかげか、予想以上に良いタイムだった。 片付け 12時に会場到着。13時まで自転車を洗って片付け。シャワーを浴びる。 リザルトが出ていたので見てみると、なんと58位で年代別17位だった。やっぱり予想以上に良い順位だった。 今年は早かったので、そのまま帰宅することにした。 14 20出発、14 40百草丸で買い物、15 30分岐のセブンイレブン、16 00伊奈で給油、16 15辰野、16 30岡谷IC。 新和田トンネル経由で17 30長和町、18 20佐久IC、19 20寄居、19 50嵐山IC、20 40帰宅。 あまり眠くならずに帰ってこれた。でも、太ももがパンパンだ。 2018/05/03 川越~直江津ロングファストラン 補給食:差し引き2200kcalの摂取持って行ったものMag-onジェル:6個 スポーツようかん+:3個 スポーツようかん:3個 エネモチ:2個 途中で買ったものおにぎり:1個 カロリーメイト:2本 菓子パン:1個 残したものMag-onジェル:2個 スポーツようかん:1個 水:差し引き約4Lの摂取スタート:1.7L 碓氷峠:0.5L 軽井沢:1.5L 信濃町:1L 残り:0.5L 準備 ボトル3本。トップチューブバッグに補給食。サドルバッグに工具類。 メカニコのカーボンディープリム。風が強いのでちょっと心配。 スプロケットはdura-aceの12-25T。前後のライト、ベル。 服装 裏起毛ビブパンツ、レッグカバー(薄) finetrackパワーメッシュ、ノースリーブアンダーシャツ、alphawkジャージ、アームカバー(薄) finetrackアンダーソックス、mavicソックス、レイン用シューズカバー Fox指付きグローブ、シマノのウィンドブレーカ 前日の夜から雨。夜中に雨が強くなっている。 5 00出発の予定だったが、天気予報では6時以降に雨が上がるようなので、出発を遅らせることにした。 その間に、前輪をRS81に交換した。後輪はメカニコの50mmハイトのまま。 直前まで悩んだけど、風が強いし雨にあたるので、安全第一でアルミローハイトにした。 6 00出発。雨はほとんど上がっているし、もう十分明るい。順調に走り出して、7 00小川、8 00上里。路面はほとんど乾いている。 254から18号へ行く道で、一度ルートの確認。そして一度ルートミス。5分ほどのロス。 9 00富岡、9 40横川、碓氷峠を登り始める前に水が少なくなってきたので、0.5Lだけ補給。 上り始めに前輪がパンクしたが、シーラントですぐにふさがった。途中のトイレで小便。 碓氷峠の路面はまだ濡れていた。頂上の手前で上田さんをパス。 10 40碓氷峠。軽井沢で水を1.5L補給して11 00。天気が良くて暑くなってきた。 軽井沢からの下りは、西風で余りスピードが出ない。 12 00東御、13 00千曲。北風でスピードが出ない。しかも車が多い。14 00長野。 信州中野、牟礼の上りは、脚が辛くて一度立ち止まってしまった。 信濃町まで上がると気温が9℃。寒い。ジェルが残っていたが、おにぎりとカロリーメイトと水を買った。ここでも小便。 妙高高原町の辺りでは雨が降ってきた。寒い中、脚を回しながら妙高を下る。妙高市まで来ると天気が良くなって暑くなってきた。 順調に下って17時過ぎに宿に到着。4番目の到着だった。 走行時間は10時間ちょうど。移動時間は11時間20分。コンディションが悪い中、ほぼ計画通りのペースだった。 2018/02/10 シクロクロス東京 クラス:C2、62人 ゼッケン:59 成績:50位(-1LAP) 空気圧:前1.8/後1.85bar 8 10出発、9 45東雲の義妹の家、10 30会場到着。でも駐車場が満車で入れない。 2台並んでいるので、私は着替えて準備しながら待っていた。妻と一緒でよかった。 自転車を出したら1台出てきて入ることができた。11 00に会場へ。 コースを見ると、砂浜が長い。C3のレースを観戦しながらコースを見て周る。あまり難しい箇所は無いが、やはり砂浜の攻略がポイントになりそう。 シケインは砂浜から微妙な距離のいやらしいところにある。 13時からアップを始める。コース外の砂浜を走ってみるが、何とか乗れそう。でも轍があるところは難しい。8の字を練習した跡があるが、そこは乗れなかった。 14時から試走。砂浜に入るとやっぱり乗れない。ペースはゆっくりだが、担いで走ると一気に心拍数が上がる。 林の中は問題ない。海岸沿いに出ると、押していくしかなさそう。乗って行くのは厳しい。 ちょっと行くと、波打ち際は走れるようになる。折り返して来るところも余り乗っていけない。 1周半して試走を終了。ゆっくりだったが、だいぶ疲れてしまった。 スタート地点では、友人が応援に来てくれていた。湘南シクロで会ったIさんも来ていた。 C2は、CM1/C2/CJの順番に1分差スタート。私はC2の最後尾。左端なので、最初の舗装区間にも砂が溜まっている。 今回は上位入賞はむりなので、スタートは無理せず慎重に行く。最初の砂浜区間ですぐに担ぐ。後輪に後ろの人のハンドルが引っかかったが、すぐに外れた。そのまま走ってシケインを越えて自転車に乗る。 その後の林区間は乗ったまま少しずつ順位を上げる。 そしていよいよ海岸沿いに出る。押して走って、途中から波打ち際に移動して自転車に乗る。 ここでも押している人がいたが、海水に入って一気に抜かしていく。なかなかいい感じだ。そのまま一番遠いところまで走って、また押して帰ってくる。ちょっと乗れる区間があるが、スピードが上がらないので押して走る。クネクネ区間とフライオーバーを越えて1周が終わり。 そしてすぐに砂浜とシケイン。この辺りから足が重くなる。慣れないランニングのせいで、自転車に乗ってもスピードが上がらない。林を抜けて砂浜に入ると抜かれていく。2周目からとたんに辛くなってスピードが落ちてきた。 C2は予想通り5周回になった。 3周目からは、自転車に飛び乗るたびに足が攣りそうになる。ペダルに砂が詰まってはまりにくくなっているが、力を入れるとふくらはぎが攣りそうになるので、しばらくはビンディングをはめないでこいでいく。 もう前の集団ははるか遠く。ビリくらいの順位で走っている。辛すぎてなんだかよくわからない。 4周目の海岸沿いで、CM1のトップ選手に抜かれるてしまう。1分差スタートとはいえ、周回遅れだ。これで終わり。 もう足が上がらないが、気力だけで4周を終えてゴール。その少し後にC2のトップ選手がゴールしてきた。 もう辛すぎて、レースにならなかった。全然はなしにならない。 もっとランニングの練習をしておくべきだった。それか、遅くてもいいから砂浜を乗ったまま行けば良かったかな。いまさらそんなことを考えてもしょうがない。 あまりにも悔しかったので、「砂」のマグカップを買ってきた。これを見るたびに今回の情けない走りを思い出して、次頑張ろう。 これから2年間は東京オリンピックの準備でこのシクロクロスは開催されないが、3年後にリベンジしようかどうか・・・ 17 00出発、19 00帰宅。 2018/01/14 湘南シクロクロス クラス:C3、34人 ゼッケン:317 成績:2位 空気圧:前1.8/後1.95bar 前日に自転車を積み込んで準備。 5 40出発、6 30厚木、7 10到着。予定よりもちょっと遅かった。 今日はとても良い天気だ。 急いで準備、受付して試走へ。 スタートしてすぐにコーナーと橋があるので要注意。その後キャンバー区間が一番難しそう。キャンバー中のコーナーは集団で入ったら降りたほうがよさそうだ。でも左下がりなので、飛び乗るのが難しそう。ペダルに足をかけて乗る。 その後はクネクネと直線、終盤にシケイン。難易度は低いけど、疲れるコースだ。 C4は3周していたので、C3も3周かな。 上はアンダーアーマーを2つ重ね着していたが、気温が上がってきたので1つ脱ぐ。下は裏起毛のビブとレッグウォーマー。 9 40から10 05までアップ。ウォームアップオイルを塗ってスタート準備。 今日は17番なので3列目。後ろにも3列くらいかな。 最初は左コーナーだけど、一番危険な最初の橋が右コーナーなので、外側の左端にした。 スタートして橋は問題なくクリア。でもその次のコーナーで前の選手がこけた。すかさず降りて避ける。 20位くらいからちょっとづつ追い上げる。キャンバーのシケインはすぐに降りてクリア。乗ったままもたついている人をかわす。1周終わる頃には4位くらいに上がる。1位の選手はだいぶ速いが、2位までは何とかなりそうな距離だ。 2周目、階段上がってクリートキャッチに手間取ったら2人に抜かれた。ギアが重いのもダメだった。必死で追いすがる。2周目終わるまでには4位まで上がった。かなりきつくなってきた。1位どころか、このままでは昇格も無理だ。 半分あきらめてきた。 2周目のゴールラインで、残り周回もジャンも鳴らなかった。アナウンスでは先頭の選手は6分台で回っているので、3周じゃなくて4周かな。 前の3位の選手がところどころミスしている。でも、追いつきそうで追いつかない。 3周目クネクネ区間で何とか追いつく。その後の直線で追い抜こうとするが、ラインを阻まれる。シケイン後の直線で意地で抜かす。これで3位。2位の選手とはちょっと差が開いたか。 4周目これでラスト。後ろの4位の選手は、すぐ近くに迫っているが、ちょっとづつ差を広げている感じだ。 キャンバー区間を走っていると、1位の選手がパンクしていると観客から教えてもらった。確かに差が詰まっている。でもこの最終周回で追いつくだろうか。もし抜かせば2位で昇格だ。 最後の力を振り絞って走る。コース中盤、今まで2位だった選手が1位になったようだ。私は後半のシケインの前で追いついた。最後のバンプの前の直線で追い抜いて2位に。そしてそのままゴール。 途中でもうだめかと思ったが、あきらめずに踏み続けたのが良かった。 パンクした選手は5位になったのかな。速い選手だったが仕方ない。 14 00出発、14 20中井、14 45厚木、15 30狭山、15 50鶴ヶ島。 2018/01/07 ママチャリGP 成績:72位 Sさんのママチャリで走行前日 Sさんと私で前日入りで場所取り。今日も明日も天気はよさそうだ。 9 30出発、買い物して10 30鶴ヶ島、11 10厚木PA、12 10御殿場で昼食、13 40富士スピードウェイに到着。駐車場の列に並ぶ。 15 40車の列が動き出す、16 15駐車完了。観客席横の12番に入れた。 荷物を運んで準備。 18 00温泉。19 00夕食。20 00再度入場。 スキーウェアを着込んで寝た。あまり寒くは無かったが、明るくて騒がしくて良く寝れなかった。 当日 今日も良い天気。6時頃車に行って準備を始める。ちょっと遅くなったので、ラジオ体操とレクサスの走行が見れなかった。 2人目で走る。コースの後半は登りと聞いていたが、確かにけっこうの斜度だ。サドルが低いので、ずっと立ちこぎで走った。車体が重いので、腕が疲れた。 合計で3周を3回走行。 1回目:9m06s、9m14s、9m52s 2回目:9m25s、9m19s、9m57s 3回目:9m13s、?、?、(19m03s) 16 45出発、17 20須走、17 40谷村、18 30藤野、20 00帰宅。
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三村(自転車のタイヤの空気を入れて)「ナイス空気。エア最高」 -- カプチーノ (2009-08-14 14 08 58) 名前 コメント
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「英霊スバル~その軌跡~」中編Ⅲ その生涯において救いはなく、ただ絶望の地平だけが広がっていた。故郷は煉獄に焼かれ滅びへの道を突き進み、救えたハズの救いたい人たちは皆逝った。 彼女より強い魔導師など腐るほどいた。彼女より強い兵器など幾らでも在った。彼女より強い種族など沢山いた。 けれど、そのどれもが彼女の拳に否定され、最後の最期まで御伽噺のように美しく、その物語は後世で語られた。 だが、そこに真実など無い。あるのは事実であり、作為であり、プロパガンダ―――そう、人間が夢見る“英雄”という虚像に過ぎない。 それを知るが故に―――英霊《スバル・ナカジマ》は疾駆する。かつて自分を魔導師として育て、失われかけた命を救ってくれた恩人に向けて、力を振るうために。 英霊―――《槍兵》ランサーはぎゃりぎゃりぎゃりぎゃり、とアスファルトが焼け付くような加速でローラーブーツを疾駆させる。 あの戦禍―――<大戦>の争乱の中では、背負うものが多い人間ほど早く死んでいった。だから、何もかも守れなくて、誰の笑顔も手に出来なかったランサーは強い。 でもきっと、それは誰かが望んだことではなくて……ただただ、悲しいだけだ。そんな未来という可能性を潰すために、彼女はかつて愛したすべてを滅ぼすと決めた。 家族も同族も、そして―――何より自分自身さえも。予想通り高町なのはの視線は痛々しいものだった。それで構わない。自分は決めたのだ。 一を犠牲にして億を救う……究極の善を成し遂げると。 「それが本当だとしても―――貴方を止めてみせるっ!」 強い決意による鋭い眼光。それを受け止めながら、ランサーは笑う。 獣のように獰猛に、戦意の込められた視線を、空からこちらを見下ろす“高町なのは”に投げかける。 「……嗚呼、本当に」 レイジングハートの先端から発生した、桃色の誘導弾が雨霰と降り注ぐ。魔力による弾丸―――アクセルシューター。 平常時ですら、音速に迫る勢いで地表を滑るように疾駆するランサーにとって、その弾頭――拳銃弾ほどの速さ――は脅威たり得ないが、 それでも空を翔るというアドバンテージは向こうにある。ならば、どうする? 知れたことだ……彼女の拳は、すべてを打ち砕くためにあるのだから。 戦うために生まれたような架空元素(エーテル)の身体に収まった、英霊《スバル・ナカジマ》の知識と頭脳は、ただ戦い抗い続けた生涯を回想するが如く、 “高町なのは”という存在の戦闘能力を冷徹に分析する。飛行能力と火力、防御力はミッドチルダ系の魔導師の中でもトップクラス、おそらくは戦技教導部隊でも随一。 魔杖レイジングハート・エクセリオンの性能もまた然り。インテリジェントデバイスの中でも、ヴァージョンアップを繰り返し性能を上げ続けた演算装置は、ワンオフの逸品だ。 ギリギリと、楽しげに歯を噛み鳴らす。 「貴方は強い」 降り注ぐ魔力弾をラウンドシールドで弾き、封印されている宝具の真名を開封すべきか考えた。 高町なのはは何処までも凛々しく、綺麗だった。白い衣服も手にした黄金の杖も、栗色の髪も―――自分の命を救ってくれたあのときから、何も変わっていない。 月を背負うように夜天を駆け抜ける白き人影、その杖の先端には魔力集束の証である光の塊があった。 瞬時に状況を理解、魔力砲撃兆候―――高町なのはの誇る砲撃、エクセリオンバスターの光。 ランサーは敢えて立ち止まると、鋼鉄の籠手に覆われた右腕を天に突き上げ、己の対城宝具の名を吼えた。 憧れからあの日手にした、“すべてを撃ち抜く光の槍”を。 「《理想へ至る光(ディバイン・バスター)》!」 真名の開封に合わせて展開される、幾重にも重ねられた蒼白のミッドチルダ式魔方陣。 凄まじい魔力の集束は、エネルギーの桁が次々と塗り替えられていくような速度で膨張を続け、青い光となって津波の如く空間を侵す。 光の波が空間をただただ絶大な熱量で侵し尽くし、瞬間、音の壁を燃やし尽くして光の塊を創り出す。 まるで青い星の輝きのようなそれこそ、万軍も城も焼き払う、魔導の行き着く絶技の果て。 それに拳を撃ち込み、ランサー《スバル・ナカジマ》は金色の瞳で世界を睨む。 「受けてみろ、高町なのは! あたしが磨き続けた―――」 白い戦衣を纏った金色の杖の使い手は、己の技を信じて叫ぶ。 「エクセリオンバスターッッ!!」 金色の光がまるで美しい流星のようにランサーへ向けて降り注ぐ。 それを黄金の瞳で見据える、血涙を流すような白い戦鬼の咆哮。 「―――ただ殺し続けるための業(わざ)を!」 ランサーの放った拳によって指向性を持った光の刃は、エクセリオンバスターとぶつかり合うために飛び出す。 その威力は、本来ならばエクセリオンバスターが遙かに上だ。所詮、スバル・ナカジマが習得した砲撃は、高町なのはの劣化複製(デッドコピー)。 発射の発動ラグこそ本式より少ないものの、威力/射程/精度―――すべてにおいて師に劣る贋作(にせもの)。 だがしかし。それを、贋作(できそこない)を、愚直なまでに真っ直ぐに鍛え続けた者がいるとしたら? 何度敗れても立ち上がり。 生き残るために足掻き続け。 自らの肉体を兇器として磨き続けた戦士の力は。 狂気と限界の境界線/不可能という現実を破砕するのだ。 斯くして、金色の正義の剣と、蒼白の修羅の牙は火花を散らす。 ドクン、とリンカーコアが痛んだ。それは苦痛、肉体が上げる酷使への悲鳴であり―――彼女という召喚師の罪の証。 ルーテシア・アルピーノは母親と並び、仲良く食べていたクッキーを手から取り落とし、掠れた呻き声を上げて蹲った。 濃い紫色の長髪が顔に掛かるが、それすらどうでも良いほど、痛い。 「う、あ……ぁぁああぁぁぁ……!」 「どうしたの!? ルーテシア、ルーテシア!」 母の声が聞こえる、でもそれも耳に入らないほど…… …………“あの人の心は痛い”。 召喚者とサーヴァントは霊的な繋がりがあり、故に幻視する……其れは絶望に塗れた記憶だった。 何度倒しても現れる、呪詛の如き血の濃霧――否、敵という名の同族達――量産化された戦闘機人。 街を焼き払い、人々を薙ぎ倒し肉塊に変え、暖かい血の通った仲間/家族を殺していった悪鬼の群れ。 慟哭しながら屠った敵は数知れず、時が経つ度に確実に色々なものが失われていった。 何時もツンケンしながらも、なんだかんだ言って自分を助けてくれた親友は銃火の前に消え。 かつての敵、家族として迎え入れたナンバーズの少女達は血に染まり。 姉と自分を血の繋がりがないにも関わらず、娘と呼んだ父は二度と目蓋を開かない。 そんな絶望。 彼女を縛るのは―――凍えるような冬の地獄、姉の逝く寸前の言葉だ。 『ねえ……■■■…………私達、産まれてこない方が……よかったのかな?』 その言葉が、彼女を呪った。 少女の心は、その地獄を目にして、泣き叫ぶように心中で呻いた。 “もうやめて……誰も救われないから……貴方も痛いはず” 返ってきた言葉は、人殺しの武具……単一鋼材で鍛えられた濁った鋼の刃のようで。 穢れを受け入れる覚悟と、悲しみに満ちていた。 (―――――あたしはもう決めたんだ……救いなんていらない……この煉獄の解決だけを望んでいるんだから―――ッッッ!!) スバル・ナカジマは“緑色の瞳”で、黄金と蒼白――二色の光の刃――の魔力砲撃のぶつかり合いを呆然と眺めていた。 一人は憧れ―――かつて己の命を救い、魔導の道という未来を提示した紛れもない、理想の姿。 一人は悪夢―――近い未来において、すべてを失い英雄として祭り上げられ、千を救うために百を殺した、己という修羅の姿。 だというのに、何故だ? 何故、何故、何故、自分は―――スバル・ナカジマは…… …………“二人に恐怖している?” カタカタと震える身体は怖気が走り、決して鳴り止むことのない歯の根がかち合う音。 嗚呼、嗚呼、嗚呼―――怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。 ティアナが何か言っているけれど、その声を脳が理解するよりも早く、本能的拒絶が意識を分断する。 嫌だ、自分は“アレら”とは違う。戦うための肉体……機械が埋め込まれた戦闘機人だけれど……絶対に、違う。 戦うためにすべてを捨て去り、氷のような冷たさの仮面を被れる/仮面と融合する者ではあり得ない…… 「……い……やぁ……」 「スバル! 早く逃げるのよ、今の内に……」 「……どうして……! どうして、二人とも―――」 思わず、言葉を零した。 「―――あんな目で戦えるの!?」 其れは絶対零度の無感動な視線―――無敵のエースオブエースが、心を押し込めて“エース”になると決めたときから身に付けた仮面。 其れは争乱に心を焼かれた視線―――ただの臆病な少女が、悲しみをすべて飲み干すように変容した証であり、あの冬の呪縛の名残。 ぎりぎりと空間が歪むほどのエネルギー放射は、対城宝具の領域まで昇華された圧倒的魔力砲撃に押し潰される。 全力全開の黄金色の光は、絶望すら身体に刻み込んだ戦騎、その蒼白の光に飲み込まれた。 爆音。 炎の上がる夜天、確かにスバルは見た。 バリアジャケットをボロボロに傷つけられて、レイジングハートはひび割れて、黒煙から投げ出される高町なのはの姿を。 反射的に、スバルは叫んでいた。 「なのはさん―――ッッ!!」 その声を―――慟哭のような叫びを聞いて、ランサーは少しだけ溜息をついた。 咄嗟の回避運動とシールド魔法の重ね掛け、そしてバリアジャケットのパージによって生き残った師の、恐ろしいほどの技量に感服していた。 対城宝具である《理想へ至る光》は、山を突き崩すほどの威力を持った絶対的破壊だ。それを真っ向から受けて生き残る……これが、運命に愛された者か。 地面へ叩き落とされ、呻き声を上げながら立ち上がろうとする高町なのはに、静かに歩み寄る。 彼女の瞳から強い意志は消えず、どうしようもない絶望すら払拭してやると言わんばかり。 だから、《槍兵》―――英霊《スバル・ナカジマ》は語りかけた。 「“不死身のエースオブエース”……随分と都合の良い、人々が好みそうな馬鹿げた幻想ですね。 その期待に応えるために―――どれだけの無理をしましたか、どれだけの“普通の”幸福を捨てましたか?」 雷光―――フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの射撃魔法、雷の矢が飛来するが、それを片手で受け止めた。 シールド魔法の前に霧散する雷のイオン臭……それを嗅ぎながら、なおも英霊《スバル・ナカジマ》は続ける。 嘆くように静かに、謳うように秘やかに。 「不死身でも、白い悪魔でもない……ただの人間なんだって、自分も畏れられるようになって気づきましたよ、なのはさん」 「――っっ! 違う、私は―――」 貴方は自分を誤魔化しているだけだ、と白い夜叉は幽かな笑み。 「自分を騙しきれない嘘なんて、辛いだけですよ……! あたしは知っている、未来で“高町なのは”がどれだけ多くのモノを失い、その果てに命を落としたか!」 「――――私は、それでも捨てられない! 私を支えてくれた、多くの人のために!」 無言。対峙する白い悪魔と白い戦鬼は、互いの貌を見た。 高町なのはは思う―――“この子は、紛れもなくスバル・ナカジマだ”と。 青い髪も、悲しみに満ちた黄金の瞳も、白い死神の装束に似たコートも。 何もかも変わっているけれど、きっとあの子の未来なのだと。 ランサーは思う―――“この人は、何処までも純粋な、翼に心がある人だ”と。 あの頃と寸分違わぬ、理想のために自身を犠牲に出来る人間の目。 きっと自分が憧れた強さは其処にあった。あったけれど、薄氷のように脆い。 “だから” 「―――貴方を救う!」 立ち上がり、半壊したレイジングハートを再起動、デバイスに残った全カートリッジを使用。 バリアジャケットをエクシードモードから強制再構築、ブラスターモードレベル1を無理矢理起動させる。 美しく、凄絶な理想を胸に。 「―――貴方の翼を折らせて貰うっ!」 ナックルスピナーの螺旋刃が廻り、暴力の風を纏いて白いコートがはためく。 揺れる青い髪はまるで寒々しい冬空、黄金色の瞳は夜空に浮かぶ二つの月か。 その胸中には決意、それしかない。 刹那、黒と金色の光が、弾丸のように飛び込んでくる。演算装置による加速魔法の発動兆候を事前に捉えていたランサーは、そちらに拳を向ける。 バルディッシュ・ザンバーモードを構えた、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの鋭い剣閃。 ツヴァイハンダー(両手大剣)の如き長大な山吹色の刃が、音速と同等かそれ以上の加速となってランサーに襲いかかる。 「ちぃっ!」 ランサーの履いた具足の車輪がグルグルと回り、アスファルトを焦がしながら緊急回避。 リボルバーナックル・R(Right)を掠り火花を散らす刃の音は、遅れてやってきたフェイトの声に掻き消される。 「なのはから離れろッ!」 大剣バルディッシュ・ザンバーの威力は凄まじく、人間を圧倒するスペックのサーヴァント相手に、互角の勝負を強いるほどが出来た。 その質量と高圧電流の一閃は、ランサーの架空元素(エーテル)の肉体に軋みを上げさせるほど。 故に、彼女は宝具の真名を呟いた―――それは概念武装となったインヒューレント・スキル。 「《我が一撃は不敗》」 かつてIS<振動破砕>……<振動拳>と呼ばれたすべてを砕くチカラ。 起源という逆らいがたい概念を纏った拳は、バルディッシュの刀身を一撃で砕いた。 「え?」 「これでさようならです」 そして、鋭い膝蹴りがフェイトの胸骨を――― 「―――させない!」 封印されたハズのレイジングハート、エクセリオンモード。最高出力/フルドライヴ形態の、黄金色の矛先―――突撃槍じみた魔杖。 かつて“闇の書の闇”―――防衛プログラムという名の怪物を討ち取る時に使われた、最強の刃であり、高町なのはという魔導師の全力全開だった。 それが魔力のブーストで軽く音速を凌駕しながらサーヴァントの肉体に食い込み、零距離砲撃を実行しようと唸りを上げる。 エーテルで出来た疑似血液を流しながら、《スバル・ナカジマ》は笑う。この程度で――― 「―――あたしはっ!」 刹那、耳に届いたのは、死人騎士の暗号が掛かった念話。 意図を察して物理干渉不可能な霊体に戻ると、高く、高く、跳んだ。 遠くで聞こえた声は。 「オーバーSランク!? 魔導師です、でもこんな出力―――」 「ユニゾンデバイスだと!?」 念話の声。 (俺の介入で仕切り直す、撤退しろ。適当に攪乱して、俺も退く) (……わかった、“騎士ゼスト”“アギト”) 遠く、跳躍した夜天から其処を見ると。 機動六課隊舎は、紅く燃えていた。ごうごうと燃え盛る焔が綺麗で、あの煉獄みたいだった…… だからだろうか、心がどんどん冷え込んでいくような気がしたのは。 誰にも聞こえぬ慟哭が、夜天に響いた。 皆、傷ついていた。力の限り暴虐の主と戦い、どうしようもなく無力に呻き、燃え盛る隊舎に非力を痛感した。 その中で、スバルだけは不屈の闘志を燃やしていた。何故ならば……“もう一人の自分”“ドッペルゲンガー”“未来の英霊”に、言うべきことがあったから。 炎の中で、傷ついた仲間達を目の当たりにして、スバル・ナカジマは吼えた。 「待っていろ! あたしは絶対、お前なんかに負けない―――ッッ!!」 何時かきっと、ぶつかり合う日が来るだろう。 新暦75年ミッドチルダ……夏の夜空を、黒煙と火の粉が穢した。 そしてこの日、少女は運命と出会い……新しい炎が生まれた。 ……“未来”と“現在”の衝突の果てに、何が残るのか―――? それを知るのは、人ならぬモノだけだろう。
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ARAYA strong Sophit POST SUPER HARD ANODIZED スペック ポスト径26.8mm アルミ製 1本止め 購入価格 2000円(新) 使用期間 なし 比較対象 なし 評価 - ○○○○○○○○○○ 使用感など Selle SMP strike proに必要な角度をつけることができなかったため使用しなかった
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江文峠 市原の交差点を、東(府道40号線)に行くか、京都市街から国道367号線を北上し、大原分れを西(府道40号線)に行くとある峠。 峠位置 京都市左京区 コース所在地 京都市左京区 距離 静原側 1.33km大原側 1.93km 路面距離(計算値) 静原側 1.34km大原側 1.94km 標高 324m 高低差 静原側 103m大原側 108m 平均勾配 静原側 7.8%大原側 5.6% スタート 静原側 静原小前交差点信号大原側 江文峠口東の交差点(江文峠口かも) ゴール 峠(ゴール付近写真の自転車より左に数m) 地図 Yahoo!地図 コースルート地図 静原側大原側 ゴール付近(北向きに撮影) シングルトラックの入り口は旧道で、江文神社前の交差点につながっている。 静原小学校前交差点信号から 路面状態は良い。 交通量がそこそこある。 江文峠口から 江文神社前の交差点からが本番。 交通量がそこそこある。 上り走行ルート 静原小学校前から(○) 江文峠口東から(○) 上り未走行ルート それぞの旧道 静原側は、市原周辺がスタートでも良い気がする。 京都一周トレイルの地図。 江文神社前。この先は旧道に通じている。
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スバル インプレッサ 22B-STi Version '98 Image Credit Emula / Gran Turismo Archive メーカー スバル 英名 Subaru IMPREZA Premium Sport Coupe 22B-STi Version '98 エンジン EJ22 タイプ ノーマルカースポーツカー カテゴリー N300 PP(初期値) 491.28 総排気量 2212cc 最高出力 294PS/6,200rpm 最大トルク 38.8kgfm/3,000rpm 駆動形式 4WD 全長 4,365mm 全幅 1,770mm 全高 1,390mm 車両重量 1,270kg 重量バランス 35対65 トランスミッション 5速 最高速度 244Km/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい) 登場 グランツーリスモ2グランツーリスモ3 A-Specグランツーリスモ コンセプト(NPCのみ)グランツーリスモ4グランツーリスモ(PSP)グランツーリスモ5グランツーリスモ6グランツーリスモSPORTグランツーリスモ7 概要 インプレッサのモデルの中では神と言われているらしい 概要 インプレッサWRCのロードカーバージョン。22Bの由来はスポンサーロゴの「555」を16進数に変換すると「22B」になる事が由来と言われているが、これは誤りであり、排気量2.2Lを表している。400台の限定生産品ゆえに2022年現在でもコレクターズアイテムとして3000万円以上の高値で取引されることもあるようだ。 今作では90年代~00年代の国産スポーツカーが実車でも人気と価値が高まっているご時世を反映してか、軒並みボッタクリ価格で売られているため、もし本車両が中古車ディーラーに流れてきたら天文学的な値段が付くかもしれない…と思いきや、約1800万円と予想以上の値上がりは見せなかった。それでも前作と比べれば高騰はしているが、ライバル車の限定モデルも1600万円で売られているので、そこまで大差は無い。でも、1000万円台後半は現実的に見れば十分高級車と同じ価額帯。こいつがCr.5,000,000で買えてた時代は今じゃ遠い過去の話なのさ………。 通常のGC8に大型のブリスターフェンダーを装着した本車両だが、ゲーム内では更にワイドボディ化する事が可能。かなりデカくなる。 何故かやたら車高が下がる。 ※ブロードビーンで試したところ、左に切った状態から戻らない、逆に切ろうとしても切れないと言った症状が発生していることが確認出来た (なんならバンクとブレーキ使って戻そうとしたらジャックナイフしたんですが...) 解説 1998年3月、スバルはWRXクーペSTi Version IVをベースにしたVersion 22B-STiを発表した。名前の『22』はエンジンのクラスを表し、その名の通り2.2リットルの水平対向4気筒を搭載していた。 このボクサーエンジンは、大型のターボを搭載することで294PS、38.8kgfm/3,000rpmのトルクを発揮し、2倍の価格帯のヨーロッパ製スポーツカーに匹敵する速さを実現した。22Bの生産台数は400台と限られており、500万円という価格にもかかわらず、数ヶ月のうちにすべて売り切れてしまった。 アンディによる評価 1990年代のWRCが大好きだという人ならこのインプレッサ22Bは常に購入希望リストにあるはずだスバルのラリーの黄金期の傑作WRカーをモチーフにメーカー純正で生産された伝説的なレプリカモデル日本での発売当時の価格は500万円標準的なインプレッサWRXの約2倍だった限定400台だったけれどあっという間に完売したんだスタイルだけじゃなくエンジンも専用の2.2L2Lターボよりトルクもちょっと太くなっている重圧感のある早さが味わえるよ 登場シリーズ グランツーリスモ2 本作が初登場。中古車ディーラーでCr.5,600,000前後で購入可能。 グランツーリスモ3 A-Spec スバルのディーラーでCr.5,000,000で購入可能。 グランツーリスモ コンセプト NPCの操るライバルカーとして登場。 グランツーリスモ4 中古車ディーラーで購入可能。 グランツーリスモ(PSP) スバルのディーラーでCr.5,000,000で購入可能。 グランツーリスモ5 中古車ディーラーで購入可能。価格はCr.5,000,000×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例 280,000kmの場合は80,000kmとして扱う) グランツーリスモ6 スバルのディーラーでCr.5,000,000で購入可能。 グランツーリスモSPORT スバルのブランドセントラルでCr.5,000,000で購入可能。 グランツーリスモ7 中古車ディーラーにてCr.17,970,000で購入可能。元が生産台数が限られた限定車故に、かなりの値上げに。
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最終更新日:2022.9.11 ●謎の綱引き理論の提灯記事 (▲フリーパワーという商品&「謎の綱引き理論」) 2021.11.21 ●ジョーク画像?(角度)&ヘンテコ理論(雑記5から移動) (▲フリーパワーという商品&「謎の綱引き理論」) ▲フリーパワーという商品&「謎の綱引き理論」 https //www60.atwiki.jp/longmemo2/pages/88.html#Free-p ▲「空気ミハル君」について https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/88.html#miharu ▲「(油圧&機械式)ディスクブレーキ」関連 https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/88.html#Disk-b ▲ハンドルロック【一発二錠も含む】(単独ページへ移行)[2019.6.30] https //www60.atwiki.jp/longmemo2/pages/130.html ▲ベルトドライブの問題点(単独ページへ移行) https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/136.html 2022.5.15 ●ディスクブレーキで不具合に遭わないために理解しておきたい基本内容 2022.2.27 ▲未だに収まらないフリーパワーの話題から改善策の提案 2021.11.28 ●神経質な人は(特に量販店で)ディスクブレーキ車を買わないほうがいい 2021.7.11 ●予め知っておきたい油圧ディスクブレーキの情報 2021.3.7 ●フリーパワーは総合的にオススメしない 2021.1.31 ●油圧ディスクブレーキの"流行"に否定的な考え 2020.12.13 ●「セールストーク」にご用心(空気ミハル君) 12.6 ●フリーパワーの宣伝記事と搭載車種レビューの違い 11.29 ▲[海外]ホイールにバネを仕込んた形 (フリーパワー系に分類) 2020.6.28 ●フリーパワー(がっちりマンデー2018年の再放送+続報) 1.19 ●フリーパワーに未だに問い合わせがあるようで・・・ ───────────────────────────────── 2019.12.22 ●マニュアル通りでは微妙なこともある油圧ディスク 12.1 ●油圧ディスクブレーキの問題点 11.17 ●ディスクブレーキ主流時代に思うこと 11.3 ●MTBから失われた26インチHE(559) 10.13 ●油圧ディスクブレーキのリスク 9.22 ★【動画】NITEによる注意喚起、●「空気ミハル君」が減少傾向、●8速最強説 8.25 ●通販車のクイックリリースと米式 ───────────────────────────────── ★【動画】NITEによる注意喚起 自転車「1.折り畳み式自転車の事故」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03290401.html 自転車「2.ペダルの外れ」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03010101.html 自転車「3.前輪ブレーキの外れ」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03010102.html 自転車「4.泥よけの巻き込み」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03010103.html 自転車「5.チェーンの外れ」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03010104.html 自転車「6.様々な巻き込み事故」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03160201.html 自転車「7.子どもが自転車で指を切断」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/17062201.html 自転車「8.クイックレリーズが緩み、車輪が外れる」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1622.html 自転車「9.ハンドルがロックし、転倒」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2019092601.html 自転車用幼児座席「1.子どもの足が後輪に挟まれる」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03230203.html 自転車用幼児座席「2.子どもが落下」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03230204.html 自転車幼児座席「3.幼児座席を取り付けた自転車のふらつきと傘の巻き込み」 www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2019031901.html 2019.5.26 ●メンテナンスフリー自転車・・・?の販売休止と自主回収 2018.11.18 ●メンテナンスフリー自転車・・・?、●ベルトの不具合、 〃 ●ベルトを称える中でチェーンの問題点を上げているものの・・・ 〃 ●スルーアクスル、●ミヤタのステンレスフレームの危険性 10.21 ●26インチだけでは分からない例 10.14 ●BSの補修品供給の体制 9.16 ●ロードバイクで進む油圧ディスクブレーキ化、店の行く末 8.12 ●フロントサスペンション 8.5 ●クイック式ハブについて 7.29 ●ベルトドライブのメンテナンス、●回生ブレーキならブレーキシューが減りにくいというが・・・ 7.22 ●フリーパワーの前身品「フレキシギア」の感想 6.24 ●フリーパワー 5.6 ●新しい規格の困りどころ 4.22 ●量販店のVブレーキ車種と店 4.15 ●規格は都合により半端な進化を余儀なくされる 4.8 ●[メーカー不明]遮光力不足による構造的な欠陥オートライト 3.4 ●QRはフォークに脱落防止ツメがあるから安全とも言い切れない 2.25 ●「シマノ製品」について(販路と価格) 2.4 ・ベルト鳴きにも使用できます → ・ベルトクリーニングにもおすすめ 2017.9.24 ●最下層コンポーネント「TOURNEY TZとTOURNEY A070」に対する疑問 9.16 ●ベルトが伸びる? 2.19 ●空気ミハル君[4.5気圧対応]×パナレーサータイヤ「e-ライド」の相性の悪さ 2.5 ●ベルト駆動→チェーン駆動に換装 2017.01.08 ●(非一般車)ディスクブレーキ搭載の車種が増加傾向 2016.10.9 ●よくある(サイズ) 9.11 【4】交換時の部品代(URL他,修正)、フレームサイズ部分に微追記 9.4 UP ─────────────── 2016.06.05 ●空気ミハル君のデメリット 2016.05.15 ●空気ミハル君は300kPaと450kPaの2種類がある ▼規格のアレコレ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【緊急】●ハンドルロック「一発二錠」のリコール434万台 ◆ケースが破損していたらすぐに自転車の使用を中止してください! (METI/経済産業省) www.meti.go.jp/press/2019/06/20190624005/20190624005.html ◆BS/ヤマハによる無償点検・改修 www.bscycle.co.jp/info/2019/6624 www.yamaha-motor.co.jp/recall/pas/2019-06-24/ ハンドルロックで自転車リコール ブリヂストン、ヤマハ343万台 news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2019062401002423.html 走行中にハンドルがロック…自転車343万台リコール news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20190624-567-OYT1T50211.html 対象は、後輪の施錠に連動してハンドルにロックがかかる防犯システム「一発二錠」が採用された自転車で、 ブリヂストンが2003年9月~15年5月に製造した316万台と、 ヤマハが04年10月?15年1月に製造した27万台。 ロック部分のラベルが黒色になっている。 システムの不具合によりハンドルがロックする事故が17年以降、6件報告されているという。 ブリヂストンとヤマハ 自転車343万台リコール news.goo.ne.jp/article/nhknews/business/nhknews-10011966871_20190624.html 経済産業省によりますと、ハンドルをロックする部品のケースの破損などが原因で 走行中に誤ってハンドル操作ができなくなる不具合が発生し、 これまでに骨折などのけがが3件確認されているということです。 案の定というか、今までも不具合情報としては上がっていたので いつか問題になるだろうとは思っていたが、対象が434万台とは尋常ではない数。 そもそも、まともなメンテナンス習慣の概念がないような人達向けに 「いかがでしょうか。とても便利な機能ですよ」と言わんばかりに 安易に最初から組み込み部品として取り付けること自体が 大間違いだったということに気付くべきだろう。 ついでに、1円のコスト削減に躍起になっているようなメーカーとしては 「価格据え置きで機能削減」(実質値上げ)できる機会として 利用すればいいのではと思う。 当たり前の話だが改めて書いておくと、 「機能は少なければ少ないほど、壊れる可能性のある箇所も減る」 基本的には値段も安くなる。 そして、以前から書いていたように「後付可能なパーツ」として 「絶対に必要な人だけ」「別途料金を支払ってもらって」取り付けるようにすべきで、 むしろ「壊れやすい装置」というか「破損しても走行に支障がないような構造」に 全く新しく作り替える必要があるのではないだろうか。 錠前をわざわざキワモノ機構に頼るのではなく、 (一般車用途であれば)「後輪のリング錠」と前輪とフレームを繋ぐ 「それなりに頑丈なチェーンロック」の2つを使えば済む話。 慣れれば、2つとも施錠に10秒かからないような手間に 「面倒」というのは無理がある。 それにしても・・・ 「"どうせまともにメンテなんてしないから"外装変速は薦めない」という人達は 「同じ理由」でハンドルロックも否定しなければならなかったはず。 しかし、表立った批判記事は見たことがなかったのは 余程「メンテ習慣のある素晴らしい人達に恵まれていた」に違いない。 そして、今回は「一発二錠」のリコールだが、 果たして「くるぴた」は全く無関係と言える問題かどうか。 気になるのはリコールに至った理由としては 「重傷6件が無視できないと判断されたから」だったとしても、 地デジ化のように「半強制的に買い替えを促すために利用した」という 気がしないでもないこと。 それでも、好意的に見れば、 (ノーメンテ主義の人達にとって)この危険なパーツへの認識が広まって忌避され 今後消滅する可能性が高くなったということは良かったと思うべきなのか。 2007年のミヤタでも同様の不具合が公表され回収されているが・・・ www.miyatabike.com/topics/070822.html (今回の一発二錠も)「対策品は不具合が起こりにくいような構造にしたので大丈夫です」 と言われて安心する人が多いのかどうか。 ビアンキの前サス事故から(主に生活自転車向けの用途で) フロントサスペンション付きの前フォークが消えていったように、 メーカーも客も「絶対的に必要な機能というほどでもないから、ないほうがいいや」という 考え方になっていくことを期待したい。 ▲「空気ミハル君」について───────────────────────── ●空気ミハル君のデメリット【リム内部の設置構造】 ameblo.jp/cycle-plus/entry-12165293747.html 適正に活用しようにも、チューブへの負担が大きいデメリットのほうが目立つ結果に。 空気ミハル君がない通常のリムを使い、チューブ自体には一切負担がない類似機能のあるエアチェックアダプターか、 米式チューブ化してしまったほうが良いと思われる。 ●空気ミハル君は300kPaと450kPaの2種類がある 【リム自体が300kpaと450kpa用で別ではなく、チェッカー"だけ"異なると思われる】 www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5 func=dl category_id=6 products_id=183 year_id=2014 shashu_id=1693 pdf_id=561 一般用(300kPa) 高圧用(450kPa)の2種類がある bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=27 構造は簡単。 リムの内側の弁をチューブの圧力で押し上げるだけ。 空気を入れると弁が上がり赤い部分を覆い隠していき、空気圧が足りなくなってくると弁が下がって赤い部分が露出してくるというもの。 赤いのが見えてきたら空気圧が足りなくなってきたサイン。 赤いのが見えなくなるところまで空気を入れれば適性圧に。 ※専用のリムが必要ですので後付はできません。 ●「セールストーク」にご用心(空気ミハル君) 取り付けられているリム内側の状態を1度でも見たことがあるのなら とても優良な部品とは呼べない代物なので、薦めようとは思わないのが当たり前。 もし「空気ミハル君が付いて居る方がお得です」などと書いていても 「単に在庫処分」か「セールストーク」でしかないので一切信じないことを薦める。 ●「空気ミハル君」が減少傾向 スペック公開していない細かい部分は 雑多な店で全車種が店頭に並ばないので知る由もないが 2020版のBS車種から「空気ミハル君」採用車が減少傾向にあるのは注目点。 「単にコスト削減でしかないから」としても、 その構造を見る限り「時限罠装置?」と思わせるような代物なので 徐々に辞める方向で進めているのは 結果的に多くのユーザーにとっては助かるだろう。 一方で、その代用として 「エアチェックアダプターの色判別できるチェッカーキャップ付(ACA-2-G)」を 薦められるような良心的な店は 全国的に見ても皆無か、数えるほどしかないと思うと 「見て分かる適正空気圧」を多くの人に理解してもらう道のりは相当険しい。 ●空気ミハル君[4.5気圧対応]×パナレーサータイヤ「e-ライド」の相性の悪さ cs-shinwa.sblo.jp/article/178807636.html 話としては理解できるものの、さすがにちょっと このミハル君の通りに空気を入れると、タイヤは爆発します。 というのはさすがに刺激が強すぎるというか、 「”標準”空気圧」と「”上限”空気圧」を混同してしまっている気がする。 ▼「標準」と「上限」の違い panaracer.co.jp/lineup/city.html panaracer.com/products/city/e-ride/e-ride/ パナレーサーのe-ライドの商品ページを見ると 「推奨内圧(kPa)」が300とある。(≒3気圧) 確かに「推奨の”上限”内圧」という見方もできるが、下記内容もあって判断するのは少々厳しい。 ↓ http //web.archive.org/web/20140805062930/http //www.panaracer.com/new/info/picup/20070509img/City2007.pdf (スーパーハードタフネス等のタイヤ情報) 一般タイヤの標準空気圧は300kpa(約3kgf/cm2)が目安です。 これより高いとスリップを起こしやすく、低いと早期にひび割れを起こしやすくなり危険です。 体重65kg以上の方は10~20%多めに調整ください。 ↑(330~360kpa) パナレーサーの解説でも「10~20%多めに調整」することを可としている。 いや「360kpaではなく450kpaにもなると危険だろう」という意味だったとしても、 問題が全くなくはないとしても、過剰に危険性を訴えかけるほどでもないような気もする。 ▼そもそも空気圧を・・・ 本来は、一般タイヤでも空気圧設定に幅を設けていなければならないはずだが、 「設定するのが面倒だから」というよりは、 「そもそも空気圧を測定させることをさせないような 「虫ゴム」という(交換や修理がしやすいといった側面だけで重宝されるようなものでしかない) 「悪しき慣例」が業界の常識となってしまっているため、 タイヤ側面に「空気圧を守る」とか書いてようが、300kpaや3気圧という数字そのものが ”基本的に無意味”と化してしまっているという非常に重大な問題がこの根底にある。 ▼同じタイヤサイズでも空気圧設定に差がある ザ・ママチャリの代名詞の26WO(ETRTO 590)である 一般車タイヤと同じタイヤ(ビード リム座)径で見てみると 廃盤▲タイオガ「eコモド」は「310~450kpa」 ●シュワルベ「マラソン」は「400~600kpa」 ●ミシュラン「ワールドツアー」に至っては「250~600kpa」という設定幅が存在している。 この場合も「上限」になっている数値が 「推奨の範囲」か「本当にこれ以上は禁止とされる上限」か というところは個々のメーカーの表記を確認の上で判断することになる。 ▼但し、リム(車輪の輪っか)がWOという構造上「あまり高い空気圧は避けるべき」 という視点から見れば意見は近い。 いくら600kpaまで設定されているからといって、 「WOリムでもギリギリ600kpa入れても問題ないだろう」とは言いにくい。 せいぜい「最大でも500kpa未満」に止めておくことを強く推奨する。 ※リム自体に300kpa対応や450kpa対応の違いがあるわけではない。 少なくともJIS基準をクリアしていれば300kpaタイヤ装着でも問題なく450kpa対応タイヤ変更可。 しかし、安物自転車で"パッチ貼り不能のヌルヌチューブ"、"ふにゃふにゃの貧弱前フォーク"があることから、 リムも450kpaに耐えられないようなものがあっても不思議ではないが・・・通常は考えられない。 そして、そもそも一般車のリムで600kpaほどにして乗らなければならない状況というものに無理がある。 高圧タイヤを安全に履きたいなら700Cや26HE(ETRTO 559)が使われている車体を購入し、 それなりの値段がするマヴィック等のリムやスポーツ車にも使われるスポークを用いたホイールに組み替えた上で、 思う存分高圧タイヤを満喫したほうが安心できる。 ▼説明していたかどうかというよりは、別に計測できる状態かどうか エアチェックアダプターや米式チューブ、シュワルベの英式バルブコア等で 「空気圧を別で測定」出来る環境であれば 「この空気ミハル君は無視してください」と説明すれば済むのと、 定期的に店に訪問、またはガソリンスタンドで空気を入れるという 習慣が出来ていれば無用な心配でもある。 ▼空気ミハル君について 個人的には「空気ミハル君」自体が不要。 3気圧対応、4.5気圧対応の2種類あること以前に、 あまり空気圧に関して知らない段階では「便利なもの」でも、 構造上チューブにダメージを与えかねない状態にしてしまうモノと知った後では いわゆる業界の「修理促進」の意味合いが強いパーツのような気がする。 これの代わりに「空気圧確認な方法」として 「米式チューブ」を標準搭載し、「空気圧計付きポンプ」もセットにして完成車を販売したほうが遥かにマシ。 かといって簡単に「空気ミハル君がないリムに組み換えすればいい」とは言いにくい。 予算的な問題もあるだろうし、 リム組み換えが出来ないから「完組ホイールを販売するしかできないような店」も存在するため。 「タイヤの空気圧」は日常的なメンテナンスでもチェーン清掃・注油と並ぶ「基礎中の基礎」だけに、 (基本的に英式チューブを廃した上で)しっかりと学ぶ機会を与えて欲しい。 こういう小さな部分から理解が深まることで、自転車そのものにも興味が湧く可能性は十分にある。 ───────────────────────── ───────────────────────── ───────────────────────── ▲「(油圧&機械式)ディスクブレーキ」関連───────────────────────── ●(非一般車)ディスクブレーキ搭載の車種が増加傾向 一般車にディスクブレーキが使われることがあるのだろうかということで考えると、 「導入コスト」「既存店での整備性」「駐輪機や雑多な駐輪場での扱い」という面から 現実的とは言えないので、使われないであろうとして安心して良さそうに思えるが、 変速数を徐々に増やすように業界存続のためには進化を止めることが許されないとして 新しい価値を作ろうとする感覚で、 粗悪自転車に無理やりディスクブレーキを取り付けて、 「本格的ディスクブレーキ搭載!」などと称して、尚且つ外装6段や7段のボスフリーでスポーツ自転車を謳い、 それに釣られて後悔することになるような被害者が出ないとも限らない。 用途的に相応しくないものを選ぶことのないように気を付けたい。 ●ディスクブレーキで不具合に遭わないために理解しておきたい基本内容 jitensyazamurai.com/db/archives/16084 ディスクローターはよく見えますが、 パッドは見えにくく、 知らないうちに減ってしまうことが多いのが難点。 さらに他の部分もノーメンテで乗っていると問題が。 だから「ディスクブレーキ」搭載車は、余計にしっかりメンテしなきゃいけません。 ─ブレーキパッドについて 目で見ると「減ってる(薄っぺらくなってる)」とわかるのですが、 見えにくい部分についていますので、チェックも難しい。 また使い続けているうちにじわじわ減っていきますので、 すり減っていることに(ブレーキに異常が生じていることに)気づかないという面もあります。 ですから少なくとも年に1回はチェックしつつ、コマメにブレーキパッドの交換を 油圧式ディスクブレーキの場合、使っているオイルがじわっと劣化してきます。 このオイルは普段まったく目に見えませんので、「劣化を判断する」のは不可能です。 ですので「期間」で区切ってオイル交換ということになります。 さらにちょっとわかりにくいのですが「エアが噛む」ということもあります。 ブレーキがスカスカしてしまったり、うまくきかなくなったり… この場合はできるだけ早く「エア抜き」という作業が必要です。 そして、売った店であればともかく、 ディスクブレーキというだけで整備できない一般車扱い店も少なくないので注意が必要。 駐車場や駐輪機でディスクローター(金属板)部分に歪みが出ないとも限らない。 だからこそ、新車購入時に、整備の「費用・頻度含めて」 「デメリットをしっかりと理解した上」で、 「それでも意味があると考えている人」以外に、 ディスクブレーキ搭載車は絶対に薦められない。 ●神経質な人は(特に量販店で)ディスクブレーキ車を買わないほうがいい www.youtube.com/watch?v=9xI0a91ALCw 量販店とは、ある程度自転車の数"量"を並べて"販"売して利益を上げている"店"であり、 だからこそ「そのぶんの手間賃を差し引くことで、値段を少し値引きできている」わけで、 1台1台手塩にかけて整備していれば、その時間工賃ぶんだけで店が即潰れる。 つまり事実上、(その対価を支払わず)細かく丁寧な整備は"不可能"。 そして、構造的にスタッフを長く雇いスキル向上を目指し 熟練スタッフを増やすという方向性も見えないので、技術面にもあまり期待できない。 ◆チェーン店に高級プロショップ並の整備を期待して購入してしまうこと自体が間違い。 ◆根本的には「本格的なスポーツ自転車を量販店で扱うこと自体」勘弁してもらいたい。 「量販のウチで買っても・・・、"それなり"の初期整備しかできませんよ?」と デメリットを正直に説明してくれる人ばかりではないので、 なぜ安く販売できているのかと考えて、理解できて、 「多少の異音や問題に納得できる人」以外は、購入すべきではない。 ◆量販店とは、上限7~8万円程度までの一般車やクロスバイクを購入し、 「なんとなく乗れればいいや」という人向けの業態と考える。 ↑ ※パナ/BS/ヤマハの大手電動アシストでも、電装部品系の修理にでもなれば、 比較的簡単な「スイッチパネル」や「プーリー交換」以外の 「ユニット交換」にでもなれば、恐らくメーカー送りという形になると思われる。 ◆要するに「金は自転車本体価格しか出さない」&「じっくり初期整備など不可能な量販店で購入しておいて」・・・ ↓ 「異音など絶対に出ない完璧な状態で当然」は無理難題でしかない。 動画内で例えているように、量販店は概ね「ファミレス」と考え、 個人店は「拘りが強い店もあれば、その反面で量販以下のヤバい店」色々あるので、 神経質な人であれば、その強いこだわりに対して、 「それに見合うだけの対価」を「きっちり支払うことが前提で」 「細かい部分にまで徹底的に付き合ってくれる店」を探し出すしかない。 ◆例え20万円でも100万円でも、店に来た自転車は「完成車」ではなく「不完全車」。 ※「100%完組状態で店に並べるだけ」というのは店の納車前整備を理解していない。 ↓ ※1~2万円程度の自転車では、そもそもフレーム自体の精度が低く、 最低ランクパーツ群のため「整備や調整で"完璧"にすること」は"不可能"。 ↓ ※5~6万円でも低グレードコンポや安物タイヤなど、 それなりに使える以上の良さを求めること自体が不相応。 (上質にするためには様々なパーツ交換や組み直し等が必要) ↓ ◆店によって"大きく"差があり、初期整備として固着/防錆処理などの処理は出来ても、 細かい部分まで「完璧」に仕上げたいのであれば「相応の対価」が不可欠。 こういうことになるから、 パナソニックも1車種でディスクブレーキ車種を1年で懲りて終了したのだろうと思うと、 ▲「デメリットも整備の重要性も伝えられない店」+「聞く気がないかすぐ忘れるユーザー」を問題視し、 その対策として ★「話を"ちゃんと伝え/聞き"、内容を"理解"し、"定期整備を実行できる"店とユーザー」以外には ディスクブレーキの自転車を薦めるのは、本当に止めて欲しいと心底思う。 そもそも、「タイヤの空気圧」すら(英式と触診判断の"テキトー"管理の所以もあり) "300kpa"の意味すら把握していないユーザーだらけなのに 「定期整備の重要性」が理解できるのだろうかと。 ★ディスクブレーキ自転車を買ってもOKな人は、 「日常の生活自転車として使用"しない"」 「どうしても"雨の中"や下り坂でもスポーツ自転車で走りたい人」 「定期整備を意味を理解し"継続"実行できる人」 「2か月に1回のペースで1万や2万円が整備費用に必要でも"苦もなく"払えること」 を常識として販売店の"基本条件"に含めることを強く提案したい。 お金がないけど「スポーツ自転車に乗りたい」という人達には、 保証金を支払った上で、「レンタル」という形にするのが良いのではないだろうか。 ●業界は、ディスクブレーキ推奨するのは勝手だが、 そのデメリットをロクに伝えずに「正当進化品」や「上位品」のような 誤解を与えているように見えることに気付いていない。 ↑ これは「電動アシスト」を「一般車」の上位車種として 「何もデメリットがない」ような風潮で持て囃しているのと似ている危険な構図。 「種類も系統も違う」のだから「扱い方も異なる」という、本来当たり前の話。 ●予め知っておきたい油圧ディスクブレーキの情報 twitter.com/MS758/status/1412379930940215297 経験上、油圧ブレーキは有名メーカーでもトラブルが結構あるので、 購入はノウハウがあるショップさんの方が良いと思います。 twitter.com/MS758/status/1412381040077770760 お客さんからすれば理解できないかもしれませんが、 油圧ブレーキを一通り扱えない自転車屋さんは沢山あります。 ↓ だからこそ、「通販で買った後に、整備で店に持ち込もうとしても、 整備できる店が全然近くになくて後悔する」ということになりかねない。 油圧どころか、機械式でもディスクブレーキ自体整備しない(出来ない)という店も 主に安物自転車しか扱っていないような店であれば少なくない。 ●マニュアル通りでは微妙なこともある油圧ディスク www.youtube.com/watch?v=oNkVSGoS2uo 新旧規格品どうこう以前に、 1つのマニュアルに従うだけでは正しく組み込むことは難しいようだ。 "仕組みを理解した上"で「適切な状態に調整」できるかどうかか肝とすれば、 1つのマニュアル一辺倒な整備では不十分になる。 それでもよくある「料理ベタな人がレシピを一切守らず雑に作る」という意味で マニュアルを蔑ろにしてもいいという話でもないので、 「どの選択が正しいのか」を試行錯誤する必要がある。 「見えない分からない状態」という観点から言えば、 一般車向けの規格で見ても「ハブダイナモライトの性能」を 未だに明示していないシマノライトを特に深く考えず有難がっている人達には、 少しは「情報非公開主義へ疑問を持つことの大切さ」を 知ってもらいたいものだが・・・単に「使えればいい」で思考停止していて 事前に性能を知ることなど重要とは微塵も考えたことがないのだろう。 ハンドルロックにしても「内蔵型のデメリット」が分かれば、 「不可視化(メンテしにくさ)」は「主にメーカー側にとって都合がいいだけの罠」に なっていることに気付いて反対の声を上げるべきだと思うが、 とにかく黙って従順であることに満足しているようでは 今後とも表向き性能向上を謳うも、その裏では改悪が進み続け改善することはない。 100歩譲って「小型化」「不可視化」の機材が欲しいという人達のために 「整備性など一切考慮しない機材」があってもいいと思うが、 その反面、 初心者にも「見て分かりやすい」「雑多な店でも整備しやすい」 「導入しやすい構造」の商品を エントリーグレード用に用意すべきなのではと思ってしまう。 ●油圧ディスクブレーキの問題点 www.youtube.com/watch?v=-AgxjsImVbc 一般車方面で使われることは将来的にも絶対にありえないと思われるため門外漢だが 動画内容を要約しただけだが雰囲気は伝わってくる。 シマノのロード用ディスクブレーキについて ▲年代で構造が違う ▲最初期モデルでもインストール方法自体が5回も変化 ▲オイル交換の方法の説明なし 一方でMTBについては 40年前からオートバイ用のディスクブレーキの仕組みが分かっていたので問題はないとのこと。 ▲レバー側のオイルが溜まっている場所を確認できるのは、現状スラムだけ?で シマノは不可能なため、状態が見えずに正常な状態かどうか確認できない仕組み。 ─────────────────────────────────────── ■「握った感じがシャキッとする」というのは一般車でも ・樹脂のブレーキレバーをアルミのレバーに変えたり、 ・シングルピボットのキャリパーブレーキをツーピボットのキャリパーにしたり、 ・錆び錆びのケーブル類を新品に交換すると その雲泥の感触の違いを実感することができる。 ★「基準が分からないと判断できない(20分20秒)」 これは油圧ディスクブレーキに関することでも、 英式(虫ゴム)を良しとする全ての自転車メーカーと店員に言いたい。 「個人の握力差」「タイヤの硬さ」「気温の違いによる影響」を無視し、 「空気圧計」で判断させない空気圧管理を一般素人に定着させることで 「自転車メンテへの理解力を著しく低下させている」ということを どこまで分かっているのかと。 それ以前に空気を入れること自体を忘れていたり面倒がっている状況でも、 「ユーザーの無頓着をエサに食い扶持を繋ぐ」ような有様が 在るべき自転車業界の姿であるはずもない。 ─────────────────────────────────────── ▲パッドを交換せずオイルだけ新品に交換してしまうと、 適正基準で充填したオイルと、削れたパッドでは適正置が異なるため オイルが足りないと思ってオイル充填してしまうと溢れる恐れあり。 【状態が見えないから正しいのかどうか分からない】 【正しいのかどうか分からないから壊してしまう】 やはりここでも空気圧の管理と同じことが言える。 ■改善するには「見える化」が必須 交差点でもスマホのながら見でも一緒。「状況が見えないことは危険に繋がる」 一発二錠にしても同じことが言える。 「無駄に内蔵して状態を分かりにくくしてしまっている」ために、 「単にケースが割れただけ」という認識で 走行中にロックしてしまうということが想像できずに、事故になる。 (油圧ディスクであればリザーバータンクを) 「外付け」にすれば解決するが、 メーカーがその「メンテしやすさ」という重要性に気付くかどうか。 「分かりにくく複雑な構造で壊しやすい商品こそ正しい」という姿勢に メーカーだけは都合が良くても、店員の技術面でも、 それに付き合い切れるユーザーも多いとも限らない。 ●ロードバイクで進む油圧ディスクブレーキ化、店の行く末 star.ap.teacup.com/flatout/2133.html 地方の販売店の場合、課せられているであろうノルマだけでなく、 様々な展示会に参加し情報を仕入れるための費用が最低限必要な時点で、継続できる店が絞られる。 (連続しない別日で複数の展示会参加が厳しいならその店は限界が近い) それだけでなく、油圧ディスク規格自体は新しいわけではないが 最新機材を扱う場合は技術・知識を意欲的に探求することが不可欠として、 特に(本格的な)スポーツ自転車では 「売りっぱなしの店」というのは今後ますます存続は困難になると思われる。 量販は資本力で販売可能でも整備ができる人員が 学生バイトは論外として、社員は異動等でまともに安定確保が出来ないようであれば 「自転車の整備専門店」に特化した需要は高まる可能性はある。 (スポーツ自転車の売上が全体で減っても、整備できる店が減ればその需要を補う必要があるため) 個人店で本格的なスポーツ自転車を販売中心で進めることが厳しくなってくる中で、 油圧ディスクすらまともに扱えない店での雑整備が原因での事故が数件連続で起これば そのうち取扱いに許可が必要な規制もありえない話ではないのかもしれない。 ──────────────── しかし、「不器用で整備スキルもない人」が ある程度知識も技術も必要な規格のある車種を、安易に通販で買ってしまい 周囲に整備できる店も人もいない場合はどうするのだろう。 (修理しても運んでいる途中で狂う可能性もあるので無意味に近いが) 往復数万円かけて送って整備してもらうか、 高級車種を使い捨てするという贅沢で勿体ない使い方をするのだろうか。 ●油圧ディスクブレーキの現状 potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-1686.html ズボラな人間が整備せずに油圧ディスクブレーキを使ってしまうとこうなるようだ。 某安物サスすっぽ抜けも構造的な不具合も考えられたが、 それ以上に保管状態が軒下で整備も十分ではなかったという話もあっただけに、 油圧ディスクブレーキは今後も少なくとも日本の一般車では使われないだろうなと。 リムブレーキはシューを使い切ってリムを削るようになったらおかしいと気付き、 ローラーブレーキは専用グリスが足りなくなれば 異音やレバー戻りが悪くなったり、ブレーキ力が過剰になってしまうなど、 まともな感覚があるなら、それでさすがに修理か買い替える。 スポーツ「競技用」自転車の場合、そもそも日常用途での「過小メンテナンスでの耐久性」を重視して作られてはいない。 20kg程度積んで毎日数十km使って何年も大丈夫な10kg以下の軽い車体があるなら 業務用自転車は軽量級だらけになっているはずだろうし。 ●油圧ディスクブレーキの"流行"に否定的 スポーツ自転車業界としては「本格的なスポーツ自転車に乗る層からは金をしっかり巻き上げていこう」 という思惑から、「そんなにスポーツ系統の車種を選ぶのであれば、 整備費用も込みで高額料金を支払える人だけ買ってください」ということなのだろう。 一方で「本格的なスポーツ自転車は一般生活向け用途ではない」ということを強く意識させ、 無闇に本格的なスポーツ自転車に乗らせるような状況を抑えるという点では 「まともに整備できる店を限らせて安易に触らせない」という意味では間違いなく正解と言える。 ※そのため「ディスクブレーキ前提のe-bikeの大衆への普及はありえない」という裏付けでもある。 確かに本格的なロードバイクを購入したいと思う層に 「不要なパーツがついてくる完成車」というのは如何なものかというのはある。 完成車メーカーとしては価格を上げやすく「自転車を売っている感」を演出できるのと フレームと各種パーツを選択させるようにすると、パーツ在庫の偏りや管理が面倒というのもあるのだろう。 例えば「街乗りに速度重視タイプのロードバイク系車種」という不自然な用途の場合、 「一時停止や徐行を守らず身勝手な公道レース気分で速度を無闇を上げたりする恐れが高く」、 「高額な換金物として防犯面の低さ」「ヘルメット着用だけでは到底防ぎきれない怪我のリスクも高い」ため 上位コンポに拘っても大して意味がないというか、 下位キャリパーの制動力不足を問題視するなら、そもそも「速度を抑えて安全走行が最優先」であり、 カンチブレーキが未だに存在しているように、万が一Clarisグレードまでリムブレーキが消えても、 「キャリパーブレーキが完全に消えることはありえない」ことから、 最終的には「shimanoロゴだけ」のグレードなしパーツを使えばいいだけなので心配するほどでもないという。 ●ディスクブレーキ主流時代に思うこと ハイエンドであればプロ機材ゆえに大会ルール等の都合で仕方がない面もあるとは思うものの、 ミドル以下まで一辺倒にするのは 全体的に規格を揃えることで生産コストを下げて利益を上げたいだけなのだろうか。 製法や素材が異なっていて別物扱いなら必然性がないような。 雑多な店では「ランニングコストも計算した上で購入を検討しましょう」なんてところまで 先を見据えて提案するよりも、 「とりあえず迷ったら良いほう買っちゃいましょう」とかいう売り文句に乗らせるような 酷い店が(メーカーごとのノルマ設定の観点から見ても)多そうなイメージが強い。 それにしても 「業界が全て」に疑問を持つことは最下層の一般車規格に於いても言える。 最底辺コンポの場合は反対に「変わらないことが絶対正義」として 「黙っていることが正しい」というのは異常としか思えない。 「金銭的な余裕がないのではなく、業界が教えようともせず、 ユーザーは知ろうともせず、そうする価値も意味もない」という状況で 巡り巡ってどうやって車道での自転車への理解が深まると思えるのだろうか。 ●油圧ディスクブレーキのリスク (※自転車整備士の試験科目に油圧ディスクブレーキ整備の実技試験なし) 要は「油圧ディスクブレーキ科」として限定的な整備師資格を取得させ、 「その資格がない店については販売や修理をさせない」くらいの規制でも敷かなければ トラブルに巻き込まれる恐れすらあるということになる。 「"整備不良によって"ブレーキがまともに効かなくなる」ことに怖さを感じ、 今度は「まともに扱えることができる店自体が少ない」ことを知り、 店に頼むとして「整備頻度もコストも嵩む」と分かれば、 「こんなことになるなら買うんじゃなかった」という感想から 廃車か中古市場に流れるのだろう。 ブランドモノのバッグや貴金属のような感覚で「"分不相応な"乗り物」を 安易に購入してしまうことをリスクをどこまで理解しているのかということになる。 熟練者や玄人や選任メカニックがいるプロのような、 選択をしても全く問題にならない人達向けの「特殊機材」を 「売っているのだからとりあえずなんとなく買って使ってみたい」という 目的で買ってしまい後悔しても遅い。 トラブルに遭ってロードサービスで運んで貰える範囲内に "まともに整備できる店"が果たしてあるかどうか。 (帰るだけであれば何も考えずにバラして輪行で帰ればいいだけかもしれないが) 単純に「油圧ディスクブレーキはキャリパーブレーキの上位機種などではない」ことを どこまで理解できているかという。 ▼扱いやすくトラブルを極力減らしたい? 「変速なし・ピスト型ではない・電動アシストやフル電動ではない・ハンドルロックなし タイヤは35mm以上・キャリパーかVかサーボかローラーブレーキ」 (英式チューブから米式に交換するのはそれほど困難ではない) (タイヤの初期装備が28C以下のタイヤの場合太めのタイヤに交換できる隙間がない可能性が高い) このあたりがベスト。 要するに【ザ・ママチャリ】が"規格そのものは"ベストになる。 ※但し、安物であるほど ネジ締めやグリス量不足など「初期整備がまともにできていない」ことがセットのようなもので、 全体的なパーツ自体の質が低すぎれば、その点からのトラブルは起こりやすいといえる。 もし外装変速が必要なら8速が最も楽な規格。 チェーンの耐久性も高めで、調整もさほど手間がかからない。 全体的なパーツ価格もお手頃で運用しやすい。 ───────────────────────── ───────────────────────── ───────────────────────── ●MTBから失われた26インチHE(559) www.youtube.com/watch?v=XOsBM1OoOhU?t=963 日本人の体格的も国土地理的にも比較的小さめのMTBの26インチHE(559)は ガラパゴス規格として残すべきだったのではという話。 一方では、話題に上がっていないが、英式虫ゴム、ボスフリーのような、 むしろ本来消えなければならない諸々問題のある規格は なぜか残していることも問題視すべきに思える。 (追記11.10)ボスフリー6・7速が全て生産終了になった場合、 安物自転車の下限が「カセット7速か8速」ではなく、 まずは、必然的にシマノ以外の変速なし(シングル)ハブの割合が増えることになるのか・・・。 いや、そもそも後輪の3/8軸とかいう妙な規格を捨てて、まず全てM10にすべきだろうと。 ─ もっとも、前者は主に「スポーツ用途」、後者は「生活用途」という差があって、 生活用途では「1円でも安く」がモットーにあると、入れ替えるコストよりは 使い続けるデメリットを消費者が気づかないのであれば享受させることが そういう安物至上主義の消費者のためとしては理にかなっているのだろう。 スポーツ用途では、最新機材(規格)であることを大会規約などによって 半ば強制的に選ばされるような 「古い規格は徹底的に排除しなければならない」という風潮から 「消したくなかったが消えざるを得なかった」という見方もできる。 近年その排除の波に巻き込まれている「キャリパーブレーキ」も、 用途や扱いの手軽さからして愛好者が多くても 「スポーツ機材」としては「業界都合によって押しつぶされる」しかないため、 立場が危ぶまれる状況にあるといえよう。 (一般車も含めて生活用途でキャリパーブレーキが消えるというのは考えにくいので、 完全に消える心配はないとは思うが上位"ブランド"としては消える運命) とはいえ、未だに559タイヤは MTBの主用途のオフロード用ブロックタイヤだけでなく、 オンロード(舗装路)向けのスリック系タイヤまで 相変わらず圧倒的に選び放題な状況であることには変わりなく、 一方で、559から移行中の584(650B 通称27.5インチ)のタイヤで オンロードタイヤはというとまだまだ少ない。 ●8速最強説 youtu.be/2np_oUAkEpc?t=685 「選択肢は減ってきているものの、 (9速以上のコンポーネントと比較した場合) 雑に扱ってOKだし、チェーン丈夫だし(なかなか)伸びないし、 調整(ある程度)いい加減でも動くし、(なかなか)ギア歯が曲がったりもしないし、 壊れない、すり減らないから、 真のアドベンチャーを目指すならGRXではなく8速のコンポをやってほしい」 つまり「段数を増やせばいいってものではない」ということ。 段数が増えればそのぶん調整もシビアになり、壊れやすくなり、 チェーンも伸びやすくなるなどのリスクが増すが なぜか「段数は多ければ多い方が強い、 値段も高ければ高いほど良い自転車なんだ」という 勘違いの幻想を持っている人は少なくない印象。 デュアルコントロールレバーも使いにくいという感想も。 3グレードあっても握る太さに差がないのは何なのだろうと。 そのレバーに滑り止め対策はあっても、全般的に泥詰まり対策なしと。 ただ、アドベンチャー風に見せかけて結局は街乗り用途としてであれば 個人的には「フロントシングルは歓迎できる」としても、 【油圧ブレーキ前提】というのが頂けない。 なぜなら、整備できる店自体も相当限られるため、 その時点で「多くのユーザー向けに用意しているものではない」ので、 層の拡大に期待すること自体に無理がある。 「ローテクは強い」 パーツを増やせば増やすほど故障する可能性のある箇所が増えるように、 過剰にスペックアップするよりも、 限られた範囲内のローテク進化こそが本来目指すべき方向なのだが・・・ 恐らくは「壊れにくくなると売れないだろ」 とか 「極一部の高級路線を歓迎するニッチな需要を汲み取るのが最優先」 「なんでも新製品というだけで飛びつくカモもいるし、値段も高くできる」 などという理由から 「8速なんてただの古い規格」として 最新コンポに進化させる必要はないと考えているのだろう。 そもそも、本格的なロードバイクやMTBのような レース用機材としてのコンポーネントではないわけで、 グラベル=趣味の範囲として、(競技向けはシクロクロスでは?) いくら変速のスムーズさの進化はあっても 互換性縛りも酷いような妙な高級路線に走る必要などないはずだが・・・。 「古くて新しい」「丈夫で使いやすい」「初心者でも導入しやすい」など 新たな需要を作り出すための「ユーザー層の開拓」という意味を もっとよく考えたほうが良いのではと思うが、 シマノ自身が一般車向け(低級)コンポを軽視している時点でありえない話か。 お茶濁し程度に「ターニーTXやA070」、 (既存製品との互換性を完全に切ったり、性能がブラックボックスの) 「ヒルモ(ハブダイナモ)で満足してればいい」というのは完全に驕りとしか思えない。 ●通販車のクイックリリースと米式 個人的に「通販で自転車本体を買うこと」そのものは推奨していないので 購入者レビューの感想が悪いのはむしろ被害者を減らす意味では有用。 (amazonは近年業者の感想が多くてイマイチ信用できない面も強いので、 評価の高いレビューはむしろあまり参考にすべきではないといえる) そもそも「街中使用で駐輪場での接触」を考えると クイックリリースを使うこと自体に問題があると言わざるをえない。 安易にスポーツ車気取りで 割合として「まともに取説も読まず雑な扱い方が前提」なユーザーが多い場合は、 「特に安物自転車の場合」 安全のためにクイックリリースは使わないという決断をしているメーカーを評価したい。 これもある程度事故者と犠牲者が出ないことには規制対象にはならないのだろう。 「通販をしていないメーカー」のジャイアントは 入門者向けとして購入されやすいためか クイックリリースでの事故を防ぐために R3は「ナット留めにもできる」という手段を採ったようだ。 roadbike-navi.xyz/archives/5884/ 但し、あくまで「付属品」であって、最初からナット留めにしているわけではないとのこと。 「価格帯的にまともに使うであろう」と思われても 実際は量販個人店問わず「しっかりと説明をしていない」 (&「聞いても理解できない、理解できても守る気がない」救えないユーザー)という問題でもあるのだろう。 ■クイック軸の使い方の注意書き blog.worldcycle.co.jp/20160620/21625/ 無頓着を極めているユーザー達は、「簡単に外せる」≒「簡単に外れる」と理解できているのかどうか。 こうした注意書きを改めて見ると 「(小まめにメンテが実行できるような性格の)スポーツ自転車趣味でもないユーザーが多い車種には使うべきではない」と断言できる。 単に見た目重視であればカラフルなケーブルや劣化などを気にせず黒以外のタイヤでも使っているほうが遥かにマシ。 ●ついでに米式 フル電動にしてもだが、こういう部分だけ (海外で英式を未だに使っているような国自体が稀であるためか) 「先鋭的というか"常識的に考えればまとも"」に米式チューブというのが面白い。 少なくとも「英式"専用"ポンプ」などという旧時代の"異物"は そろそろ市場から消えてもらったほうが良さそうに思える。 (販売店・メーカー[代理店]共に、在庫管理の点で間違いなくメリットがある) ※ホームセンター扱い品ですら ポンプヘッドから口金を外して「米式でも使えるポンプ」は全く珍しいものではない。 (万が一コイン式が英式しか使えないだけでなく、さすがに存在しないとは思いたいが・・・ 「米・仏ポンプは持っているが"有料でも空気入れしない"」とか、 もはや店が続けられるのか不思議な「英式ポンプしか持っていない」店には 気付いたら最初に断る勇気も必要) ●新しい規格の困りどころ star.ap.teacup.com/flatout/2014.html 当wikiでは掲載していないスポーツ車用「シマノ キャリパーブレーキ BR5810」のリターンスプリング外れ 原因は今のところ不明(お客さま持ち込み部品のためお客さまからメーカーに問い合わせ中です)ですが、 チェーンステイに取り付けるものはこれしかないので、同商品にて取替をいたしました。 技術は進化しているので新しい機構のものができてくるのはいいことですが、 メンテナンス性に劣るものや取り扱いに細心の注意が必要なものが出てくるのはいかがなものでしょうね。 特に電動アシストやブレーキ関連にも言えることとして、 機能性が向上する反面、複雑で壊れやすくなるとすれば、 それを適正な進化と呼ぶには消費者感覚としては同意しかねるものがある。 ●メンテナンスフリー自転車・・・?の販売休止と自主回収 www.makuake.com/project/rich/communication/detail/197791/ この度、皆様へご支援をいただきました弊社商品「Rich」に クランク部分(左右ペダルをフレーム側で繋いでいる部品)に不具合が発見されました。 この状態で使用を続けると、最悪の場合、フレーム破損の可能性が社内で確認されました。 その為、原因究明と製品改善の為に、弊社としまして「Rich」の販売を一旦休止することとなりました。 ご支援頂きました皆様には、大変ご迷惑をお掛け致しまして、申し訳ございませんでした。 尚、弊社としましては、フレーム破損の可能性がある為に、 支援者の皆様の安全を第一に考え、「Rich」の使用を中止して頂き、回収及び返金を実施させていただくことに致しました。 クランク以前に・・・ ■「アルミフレーム」 補強なしでL字形状は大丈夫なのだろうか。 しかも下までよく見るとこの形状で「分割式」・・・安全性に挑戦しているのだろうか。 と、以前書いていた通り不安が的中した結果。 「折りたたみできる自転車を、日常的に折りたたんで使っている人が多いのかどうか」 リサーチするまでもなく、計画段階で考えが及ばない時点で 「根本的に自転車を扱うことに向いていない」としか言いようがない。 他にも「(一般用途で)片軸受け」や「ノーパンクタイヤ」を選ぶセンスだけでなく 命にも関わる制動装置に「得体のしれないドラムブレーキ(サーボブレーキ?)」とか、 「シャフトドライブ」や「マグネシウム素材」も選択ミス。 そもそも「(一部でも)メンテナンスフリー」などという 「パンク防止剤」のように幻想を持たせ誤解を生むような言葉は 整備が必要な乗り物に使うべきではない。 ●メンテナンスフリー自転車・・・? www.makuake.com/project/rich/?utm_source=rich utm_medium=sns_share_tw ■この場合のメンテナンスフリーとは メンテナンスフリー自転車「Rich」は国内企業である株式会社アルミスが 「安全面」への課題に向き合い、様々な技術を結集させた自転車です。 ※メンテナンスフリーとは? 空気入れやチェーンに油を差したりという日頃の「メンテナンス」が不要です。 (ネジのゆるみやブレーキ調整等の定期点検は必要です。) 誤解されないようにしっかりと注記しているとはいえ 「メンテナンスフリー」を拡大解釈されて 「これ1台買えば何もメンテしなくても・・・何十年も絶対に壊れずに使える!」からの 「破損時にクレーム」という、分かりやすい展開が待っていそうな気がする。 ■「ノーパンクタイヤ」 身軽さが魅力・・・?チューブタイヤと比べて諸々軽いとは思えないが・・・。 Q.パンクした場合はどうしたらいいですか? A.ノーパンクタイヤを使用している為、パンクの心配はございません。 接地面のゴム摩耗や破損で走行不能になればそれはパンクとは言わないということなのだろうか。 パンクしないというなら劣化時でも保証してくれるという解釈もできそうだが、 通常保証期間(半年?1年?)を過ぎたら有償になるのだろう。 ■「マグネシウム」 耐久性が鉄やステンレススポークと比べて良さそうには思えないので不安しかない。 ■「ステンレスワイヤー」 インナーだけであればプチカスタム程度でしかなく、わざわざ紹介するほどの意味はないので、 アウターケーブルもステンレス巻きということなのだろうか。 しかし、伸びにくさはともかく、切れにくさは・・・むしろ普通の「スチール」のほうが 錆びやすくても素材特性的に柔らかく切れにくいはずでは? (ステンレススポークではなく鉄スポークを使うことがあるのは、安さ以外には柔らかいので折れにくい理由もある) そして、ブレーキケーブルが明らかに垂れているように見えるが・・・こんな状態で正解なんだろうか。 ■「シャフトドライブ」 チェーンのように伸びたりしないとして、破損したら高額修理もしくは即廃車のような。 ■「アルミフレーム」 補強なしでL字形状は大丈夫なのだろうか。 しかも下までよく見るとこの形状で「分割式」・・・安全性に挑戦しているのだろうか。 ■「片軸受け」 メンテフリーを謳う車種で質実剛健ではなくデザイン重視とは・・・。個人的には遠慮したい。 ■「ドラムブレーキ」 なぜかシマノのローラーブレーキではないようなので、 不具合があればメーカーから専用品の取寄せが確定。想定される値段も不明。 シマノのローラーブレーキとの互換性も不明。 取寄せができなければブレーキ不具合だけで廃車? ●感想「約5万円の使い捨て自転車?」 「自転車は買ったあとのことを考えて買おう」に尽きる。 恐らく修理を受け付けてくれる店も探し出すのに苦労することだろう。 距離や用途にもよるが、どうせ使い捨てをするなら安いホムセン車を 空気入れ以外は完全ノーメンテで毎年買い替えるほうがまだマシに思える。 ●フロントサスペンション 本格的なMTBが山で駆け回るために必要な機能だが、 街乗りに於いては 「重い・整備に手間」という時点で活躍する場面はほぼないため 今では素人騙しの筆頭のような「見せかけの機能」として使われる。 整備できる前提の作りになっていれば、フル分解からグリスアップで性能回復できても、 整備不可の場合は、錆びてすっぽ抜ける構造になっているかもしれないので (詳しくは「ビアンキ サス 裁判」あたりで検索すれば出てくる) 基本的には「前サスになっている車種は買わない」というのが賢明。 実際、その裁判以降、特に安物自転車にサスペンション付きの自転車は減った気がする。 [参考]●SRサンツアーの安物サスペンションのオーバーホール cycle-japan.com/suspension/ 店に頼むと5000円以上はかかりそうな整備。 「(保管状態知らないし触ると壊れそうだから)新品交換以外受け付けない」 という店のほうが圧倒的に多いはず。 www.instagram.com/p/BmLVe5kl7R3/?taken-by=inuihitoshi 修理店では錆が見え始めたサスを見かけたときにサス整備 もしくはフォークをサスなしのリジットへの変更提案をしているかどうかが気になる。 ●クイック式ハブについて twitter.com/fiction_cycles/status/1004217985999953920 GIANTが2019年製品から前輪のクイックリリースの交換部品として、 要工具のボルト式スキュワーシャフトを同梱する流れ 他メーカーにも波及する可能性はある 海外では問題視されるような「ホイールが簡単に外せるので防犯性が低い」というよりも、 国内の場合、イタズラや駐輪場での雑な扱いで他車のスポークに絡むような形でクイックが緩むようなケースを想定すると 特に「一般車の延長で使うような価格帯のものであれば」 クイックリリース型で販売することは今後徐々に減るのではないだろうかと思われる。 街乗り向けであれば、そもそも「クイックリリースだから買う」という層が多い気はしない。 もし見る目があるユーザーが多いなら ホリゾンタル系フレームにも関わらずボスフリーというスポーツ自転車もどきが支持されているはずもない。 (高価格帯では13速や14速化に向けてスルーアクスル+ディスクブレーキが主流になっていくのではと思うが これは本格的なスポーツ自転車の話) www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180301_2.html 消費者へのアンケート調査 3割は、前車輪を外したことがありませんでした。 4割は、自転車購入時に、販売者から前車輪がレバー操作で外れることについて、説明を受けていませんでした。 3割は、乗車前の前車輪の固定確認を行ったことがありませんでした。 半数以上は、前車輪がレバー操作で簡単に外れる構造は「必要ない」、「どちらでもよい」と回答しました。 2割は、前車輪が外れてケガをした、あるいは外れそうになって危険な思いをしたと回答しました。 今までママチャリを完全ノーメンテ主義で乗り潰してきたような人が、 「何も知らず、調べようともせず」クイックリリース付きの自転車を 「通販で買って」 もし事故起こされて「不具合だ」と文句言われるとすればメーカー(代理店側)に同情する。 「スポーツ自転車をスポーツ自転車として扱えない、扱う気がないような人は 「ナット式が絶対安全」として店が購入時に勝手にスキュワー交換してあげたほうがいいのではないかとさえ思う。 「定期的な点検を自分でしないし店にも行かない」 こういう人はそもそもスポーツ自転車を(もどきも含めて) 「他人の身の安全のために」スピードを出しにくい変速なしの激安ママチャリ以外乗るべきではないだろう。 ───────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────── ▲フリーパワーという商品&「謎の綱引き理論」 ●ジョーク画像?(角度)&ヘンテコ理論 twitter.com/NewsTsukuba/status/1461123028725772291 www.tokyo-np.co.jp/article/143370 (シェアサイクルを日常の足に TXつくば、研究学園駅周辺で公共交通補完へ実証実験) 危うく見流しそうになったが思わず2度見で発見。 まさかレンタルする人全員に仰け反って乗れと・・・? 街中ダウンヒル専用ですか? www.google.com/search?q=ダウンヒルバイク 一体どこがこんな代物を提供してくれたのだろうと思ったら・・・ 「つくチャリ」には、スーパーマーケットなどをチェーン展開する 「オリンピック」のグループ会社「OSCサイクル」(東京都国分寺市)が開発し、 昨年十月に発売した新型自転車「ルートワン」を五十台導入した。 なるほど納得。 www.olympic-corp.co.jp/cycle/rootone 専用設計されたハンドルバーにより、 グリップを引く事で上体を安定させ、 全身の筋力を効果的に使いながら ペダルを踏み込む力に変換する。 ハンドル角度はこれで正解のようだが、綱引き理論・・・? その仮説についてのエビデンス云々は・・・と言いたくなる。 そもそも「直立姿勢はリラックスポジション」のためであり、筋肉疲労を得てまで ただでさえ後ろ荷重の一般車を「引きハンドル」で、更に後ろ荷重にする意味とは? 「綱引き」で後ろに仰け反るのは「後ろに引っ張るため」で、 決して「前に進むためではない」ことくらい子供でも分かると思うのだが・・・。 シンプルに、「速度の出しやすさ」での「楽さ=進みやすさ」からすれば、 当然、引き姿勢とは真逆の「前傾姿勢で」風の抵抗を減らすことに尽きる。 そして、楽に進みたいのであれば「出来るだけ軽いタイヤにする」のが大前提であり、 もっと言えば「日常的に適正な空気圧の管理」=「毎週全台数の空気圧調整」から、 チェーン掃除&注油、「1ヶ月おきに全てのハブとBBの清掃とグリスアップ」 これらを実行し宣伝文句にするほうが遥かに意味も効果もある。 「買い物重視」「クッション性能で安定」という意味で言えば、 「出来るだけタイヤを太くすべき」であることは言うまでもない。 しかし、実質違法状態で販売されているような問題の電動キックボードやフル電動等とは違い、 例のクランクといい、使ってみたいとは全く思わないが、 「ネタとして」傍から見ているぶんには面白い。 ※一応補足しておくと・・・ 「常識的な角度」で「普通に」乗りたいのであれば、各種工具を使用し"修正"が必須。 ●謎の綱引き理論の提灯記事 shueisha.online/life/50124 そんな中、100% 人力だけど、電動アシスト自転車に迫る快適自転車が現れた。 その名は「ルートワン」。 なんとモーターはついていないのにスイスイ走る。この自転車が売れているのだ。 ※個人の感想であり効果を保証するものではありません 購入者に乗り味を聞くと、「この自転車以外に乗りたくない」 「坂道でも立ちこぎしなくて大丈夫」「ハンドルを引く力が、足に伝わるのを感じる」と絶賛している。 販売店でも「父親が買って、子供にすすめるみたいな家族内リピーターが続出しています」と。 老人になっても電動アシスト自転車にお世話にならずに生涯を全うできるかもしれないと思ってしまいました(笑)。 うれしいです。実はみなさんにそんな風に言っていただいています。 上り坂をこぐ際も電動アシスト自転車かと思うぐらいの軽さです。つまり電池の要らないアシストギアです。 実は、これまでの自転車は上半身の力を活かしきれていなかった。 綱引きは腕が綱を引く力を利用し地面を蹴りますが、 この理論を応用し、ハンドルを引くことで生まれるパワーを ペダルを踏み込む力に変換できるようにしました。これでさらにペダリングが軽くなりました。 相変わらず怪しいクランクの話を挟んでいたり懲りてないなと・・・。 ▼綱引きの足元にかかる力とは 「尻もちをついて倒れないように&前に引っ張られないようにするために踏ん張る力」で 後ろに「力を込めて引っ張る力」とは「別」では・・・? 引く力に対して踏んばるだけの力が有効に働くという原理が理解できないが フリーパワー理論からして「ネタ投稿を真に受けたら負け」ということか。 ●時速15km程度しか出さないだろうから風の抵抗や影響はあまり考えないとしても 「向かい風のときに仰け反り姿勢が楽なわけがない」。 ●それに・・・ただでさえ「直立姿勢の一般車の時点で後ろタイヤへの荷重が多い」のに ここで更に後ろ荷重を増やすということは「後ろタイヤ寿命は更に短くなる」と容易に想像できる。 考えれば考えるほど意味が分からなくなるが、 ホイールバランス同様にプラシーポ的に「違いが分かる」で自己満足しているならそれで構わないが こんなことをやっているから「ますます自転車業界への不信感が募る」などとは微塵も思わないのだろうか。 「99.9%ウイルス除去」のような宣伝文句も 何度指導があっても似たような宣伝文句を繰り返していることからして、 本当に感化されてしまうような人がいるからこういう記事も減らないんだろう。 そんなに「後ろ荷重の車種」を作りたいなら 素直に「金・銀メッキで全体装飾したチョッパーバイク」でも市販すれば 画的な惹きも良いし、ニッチな層を狙えて話題になるだろうに。 現在、後ろに子どもを乗せるチャイルドシートを付けての試乗実験を始めています。 実験は好調で、ルートワンのパワフルな乗り味が、ゆくゆくは子育て世代にもお役立ちすることを願っています。 ↑ 後部へ回転しながらアクロバティック走行が可能かどうかの練習と その転倒時のヘルメットとチャイルドシートの耐久実験? 電動アシスト自転車でなくとも坂道をガンガン攻められることを体験してほしいですね! うーん・・・これは「笑わせてあげたい」という親切心なんだろうか。 ─────────────────────────────────────── ▼仕方ないので「常識的な案内」を・・・ ↓ ★坂道をガンガン攻めたいなら、素直に電動アシスト自転車か、 「著明なメーカーの」「★★★軽量な自転車(クロスバイク以上)」をオススメします。 ↓ 次に、GIYO系で約2500円くらいからの空気圧付きのポンプを購入し、 タイヤを出来るだけ細く(下限28幅) 空気圧を"適正範囲内で"「"やや"高圧(最大600kpaなら500kp程度を目安に充填)」にしましょう。 (↑基本的に米式か仏式の場合のみ。※英式チューブであれば米式チューブに交換を強く推奨) そして忘れずに、「★★★変速を適切に切り替えて」使いましょう。 ─────────────────────────────────────── ★救いは綱引き君の「値段が安くない」「販路が狭い」こと そもそも8万円出せるなら最初から軽量なクロスバイク買えばいいわけで。 +1万円でパナソニックの国産電動アシスト自転車「SW」まで買える。 cycle.panasonic.com/products/elsw/ (変速切り替え操作不要!電源ボタン1つだけで操作も楽々でオススメ!) 25万円も出せるなら、普通にスポーツ電アシ(e-bike)や、 「オーダーメイドでフレームビルダーに作ってもらうほうにお金をかけるほうがマシ」 と思う人が多いだろうし。 こういうのも含めて「ネタなんだろうな」と思わせてくれる「楽しい会社」と思うことにしておこう。 ●フリーパワー ecogear.info/ www.olympic-corp.co.jp/cycle/c20170913 www.olympic-corp.co.jp/cycle/c20180617 ▲未だに収まらないフリーパワーの話題から改善策の提案 こうして取り上げること自体が罠に嵌っているような気がするものの・・・、 効果どうこう以前に、(全般的には量販だけ?自転車の売れ行き好調という話があっても) 個別に見れば扱い専門店では縮小傾向。 www.olympic-corp.co.jp/cycle/shopsearch 国立・三鷹はまだ継続でも フリーパワーショップ 国分寺 2022年2月13日をもちまして閉店いたしました。 kaiten-heiten.com/free-power-shop-kokubunji/ 1店舗は既に閉店。 導入費用が軽く1万円を超えていても 電動アシスト自転車と比較させることで、(実際の効果は考慮せず) 「安いと思わせる錯覚」を上手く利用していることが口コミ誘導になっているのだろうか? もしくは、「後先考えず相当の広告費をつぎ込んでいる」か。 これとは別の謎の「綱引き理論ハンドル」といい、 「人間の心理分析」を兼ねた、実は「"会社"単位での実証実験」をしている気すらしてくる。 ────────── 繰り返しになるが、 そもそも「適切な運用方法で」電動アシスト自転車を買わなくてもいい人達は確実に居るので、 「今までの考え方が誤っていたことに気付いたほうが」絶対的に得する。 【1】まず、軽量タイヤ+(耐久性&利便性考慮で)米式チューブに交換。 そして、空気圧付きポンプを購入(クリップ外しで米式対応の鉄ポンプであれば空気圧計のみ購入でも可)。 あとは、毎月1回以上の空気入れを徹底するだけで 安物自転車でさえも、 今まで「ロクに空気圧管理できておらず低すぎる空気圧」だったり、 反対に「過剰充填で跳ね上がりやすくなっている状態」が解消される、 ↓ 【2】【変速機があれば、それを適切に使いこなす】 【内装3段変速でギア比に問題があればスプロケ交換等で改善する】 ↓ 【3】チェーンが錆びていれば新品に交換 (チェーンリングとスプロケも摩耗していれば交換) ↓ 【4】前後ハブとBBをグリスアップ ※カセットBBであれば使用状況に応じて交換 これで、今までの状態が酷ければ酷いほど、相当鈍感な人達は除き、思い込みや似非科学ではなく 【"確実に"漕ぎが軽く楽になる】 交通事故そのものの"防止"にはヘルメットでは効果がなく 実際は「予測運転や速度やブレーキ操作」が重要なように、 「軽く走行」するためには、「明確に有効な方法がある」ということを知っておきたい。 ●フリーパワーに未だに問い合わせがあるようで・・・ blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/21046855.html 【サイクルオリンピック】(と極一部の店)しか扱いがないことを知っておきたい。 その他の量販店や街の自転車店に言われても「取引がないので取寄せようがない」。 個人的には、ギア比を確認していない(確認したいとも思わない)ので、何とも言えないが 「もしかしたら思い込みが激しい人であれば」意味がなくもないのかもしれないが 全く薦めようとは思わない。 しかし、そもそも「変速付であれば」3速だけしかなくても 6段以上であれば特に、 まずは「ギアを適切に切り替えて乗ってみてください」と声を大にして言いたい。 「変速機は飾りではありません」「快適に使うために便利な機構です」 内装変速でもシングルギア(変速なし)でも、 「ギア比を軽くできるように(ギア歯交換しやすいハブ交換も含めて)提案する」 という店の販促活動の見せ所でもあるが・・・、 実際に必要になる費用を聞いて即却下されるというのがオチだろうか。 ───────────────────────────────────── www.tbs.co.jp/muryou-douga/top.html (2018年6月17日放送 がっちりマンデー) ameblo.jp/cycle-plus/entry-12362542306.html ▼機構 クランク内部にシリコンのスペーサーを挟んでそれを押し縮める力を推進力に変えるという機構らしい。 ▼感想について 乗り心地に関しては試乗したこともないので何ともいえないが、 フローティングベルトドライブのような踏み心地?であれば、人によっては快適と思うこともあるのだろう。 紹介していた番組のがっちりマンデーでは楽になったという感想。 しかし、「思い込み」も否定できないのと、 車種自体の重さ、リムやタイヤの重さや種類、タイヤの空気圧やベアリング等の整備状態、 肝心の前後のギア歯数(ギア比)等の条件も明示されていないので 正確な比較が出来ているとは考えにくいのでどうしても懐疑的な見方になってしまう。 使用者の感想についてはあえて説明することでもないのかもしれないが、 各種通販レビューの中でも、全く参考にならないような意見も混ざっていることが当然なので 明確に宣伝目的ではない感想でもなければ信頼感に乏しいのもある。 せめて業界関係者に向けての説明会等で元々否定的な考え方の人の (広告塔としての提灯記事ではない)率直な感想でもあればとは思うが、 現段階ではネガティブな方向での感想しか湧いてこない。 ▼ペダリングが下手な人には有効? fiction-cycles.blogspot.com/2018/06/free-power.html#QvMYmJ0.twitter_tweet_count_m 考え方として似ている「バネ式特殊クランク」は過去からあるもので珍しいものでもないようだ。 高齢者は足つきを優先するためサドルが低い。 するとペダルが上死点、アナログ時計で例えると12時の位置にある時はヒザが曲がって踏み下ろすチカラが発揮できない。 最大限にペダルを踏むことができのは、精々12時~6時の部分しかなく、 左右合わせた場合においても、どうしても12時~2時(正面では6時~8時)に掛けての2時間分、角度でいうと60度分の推進力が不足し、ペダリングが途切れ途切れになってしまうという訳だ。 やはり出てくるポジション。 足付が良いことも安全面としては良い側面もあるのだろう。 しかしサドルの低さが絶対的に正しいわけではなく、 少なくとも「代償として(適切に変速ギアも使えなければ)膝の関節は痛めることになる」という認識が あまり自転車に詳しくない層にまで広まることを願う。 「ギア比を指摘」 映像では後者がいかにもスイスイ登る様子が映されているが、この2台は明らかにギア比が違う。 赤いラインはクランク1回転で進む距離を示しているが、従来型は距離が長い、つまり重たいギアを踏んでいるのだ。 大雑把に見ても1.5倍の違いはあるのではないだろうか? これで一般的なギアがキツいとアピールされても白けてしまう。 ギア比が違うのではという指摘。これが本当なら後々問題になりそう。 もし「意図的にギア比を変えているなら」早めに訂正したほうがいいような。 便利そうに思える、導入費用や本当に必要かどうかという点でも、何もデメリットを知らない層の パンク防止剤やノーパンクタイヤに持つ希望や理想に近いものを感じるといえば言い過ぎかもしれないが、 個人的に好感を持てるだけの要素があまりにも不足しているのは事実。 ▼耐久性・交換時の費用 そして、ほぼ常に負荷がかかり続けるシリコン部分の耐久性が気がかり。 何か月か何kmほど使えるのか。 やせ細ればガタが出るだろうし、シリコン部分が交換になった場合の工賃はどの程度必要か。 約3年という話もあるが、実使用環境では異なるだろうし、その交換時の4000円とされる交換費用も微妙。 ▼比較条件の提案 比較して欲しかったのは、上に書いた条件を揃え、 「変速有りの車種で発進時にギアを軽くして発進する場合」との差があるのかどうか。 大抵の自転車には(安物自転車の特徴でもあるボスフリー6速も含め)変速が有ることのほうが多いはず。 そもそも(坂道発進であれば特に)漕ぎはじめが重いのは 「サドルを子供の時のまま、(調整する意味も価値も知らず)力をかけにくい過剰な低さを常識にしてしまっていること」や 「停止前に予めギアを軽いものに出来ていないことが問題」であり 使い方の問題を先に持って来なければならないはずなので、 それを置き去りにして安易に電アシや別の機構でカバーすればいいという考え方には否定的。 (個人的に言えば寝たきりを防ぐには有効としても 健康な高齢者に電アシというのも筋力低下を招くものとしてあまり歓迎しない) 他にも、ギア比を変更、タイヤを軽いものに、空気圧をやや高め等、 「既存の範囲内で出来ることをし尽くしてから」 それでも本当に必要であれば考えればいいことではないだろうか。 ▼扱い店のネック シマノやBS等は当然としても、 (単に先に声をかけただけだっただけかもしれないが) この手の新しいものに大喜びで食いついそうな悪い意味でも有名な某新興系輸入販売代理店や 業界最大手量販ですらないというのも何か引っかかる点。 最大の問題としては、多くの雑多な自転車店での扱いがなさそうで交換が困難になるという 「受付店舗条件」が一番のネック。 それを乗り越えて今後普及できるかどうかというところだが、 実使用例として自動車で常識の米式バルブでさえ 導入経緯の歴史や業界都合を言い訳に一般生活自転車で未だに当たり前にならないところを見ると、 逆に言えばそれほど脅威として心配する必要はないのかもしれない。 ▼約1万円以上のカスタム費用があるなら その費用をまずは「タイヤ・(英式であれば米式へ)チューブ・リムテープ・ブレーキ周り」を 交換する費用に充てたほうが有益に思うのと、 「サドル・ハンドルの高さ調整の意義」や 「適正空気圧の維持のための習慣化を身に付ける」という「考え方の転換」を試す価値があるのではないだろうか。 「目新しい機材に頼れば必ず効果が得られる(かもしれない)なら使い方や既存の方法を試す必要がない?」 果たしてそうだろうか。 (そういう意味で言えば、ママチャリをあらかた改造し尽くした熟練の改造マニアであれば 酔狂なネタとして扱うのは面白いのかもしれないが、 ダイレクト感が失われそうとか重量増になりそうな時点で却下か) それよりも、同番組で気になったのは月額乗り放題サービス。 www.cyclesports.jp/depot/detail/90505 www.sneecle.me/ 月額料金3480円(税込)~90日ごとに乗り換えができる。 元々中古自転車屋が運営しているため、一定期間後には買い手を募るということのようだ。 ※注意点としては 修理時の負担軽減のために別途500円(税込)や、 盗難時、故障または破損時の所有者(当社)に対する賠償責任を軽減。 免責25,000円を上限に賠償責任を免除できます。 セーフティパッケージ(盗難・破損時の補償金)を支払っておかないと負担額がたぶん全額。 そして、1500円払っていても破損・盗難時には「最大で25000円支払って頂きます」 ということなので盗難多発地点や防犯には気を付けないとなかなかの痛手になる。 なので「実質は約5500円(&破損・盗難されれば最大25000円丸損)」だが 1ヶ月乗り放題というところか。 敷地内に屋根付の駐車場又は室内での保管が可能な方。 屋根なしでの保管(長時間の停車)は禁止。 2年間(更新は自動更新)途中解約は違約金として30,000円 これが一番の要注意ポイントかもしれない。 携帯電話会社の2年縛りも改善するように行政指導が入ったというニュースもあったので あまりこういう手段はとって欲しくないところ。 自分が考えている理想的なプランとはほど遠いが・・・ 「長期間の試乗ができれば愛着も湧いて購入意欲も湧く」はず。 しかし、一般車メーカーではそういう売り方が成立するとは考えていないというより、 一般車の違いが何も分からない消費者としては分かりやすいものを求めるので メーカーとしても電アシに注力する売り方になってしまうのだろう。 毎月まともに整備やチェーン掃除や注油、空気圧の調整などの適正な整備を施せば 絶対的に電アシだけが有利というわけでもないはずなのだが、 「さっさと壊して買い替えろ」というスタンスも先に来る店のほうが多いからだろうか 何度説明しても無駄と悟ってしまったのか、理解させようとする店も少ない印象。 ●フリーパワーの前身品「フレキシギア」の感想 blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/10553701.html 結論から言うと... これはダメでした。アシスト感は感じられず、 踏み込むと沈み込む感覚がなんとも気持ちが悪い感じです。 そもそもモーターの力でアシストする電動自転車と比べること自体がまず誇張しすぎた表現だと思います。 人力で入力以上の出力が出ることはありえません。 世の中には効果があるのかどうか疑わしい健康食品が普通に存在しているくらいなので、 自転車業界でも似たようなことがないはずもないと考えるのが自然なんだろうか。 何というか昔の感覚で公共事業で箱モノ作ればいいみたいな 「目新しい(ように見える)機材に頼れ」ではなくて、 もっと前向きに「既存の物を活かす」方向で稼ぐ方法を広めて欲しいと思える。 「(湿気と風対策は必要でも)カバーをかけるだけで長持ちする」とか 「適切にサドルを上げてハンドルを下げ、変速を適切に使えば疲れにくくなる」とか、 「(英式であれば米式化によって)適正な空気圧で快適な走行が出来る」とか、 「チェーン掃除&注油、ハブのグリスアップで軽快さアップ」とか、 完全ノーメンテ主義の無整備ママチャリしか乗ったことがないような世の中の大半の人が知らない時点で十分に画期的な内容に思える。 ●フリーパワー(がっちりマンデー2018年の再放送+続報) www.tbs.co.jp/muryou-douga/gacchiri/788/index.html 通常のクランクと比較すると、 「シリコンの反発力を利用する」←「その反発力を溜めるための力が必要」なので、 いわゆる「力の伝わり方に損失が発生する」はずなので、 それは本当に総合的に得してるといえるのだろうかという。 もし「電動自転車のようにラクラク快適」に「個人の感想です」と注釈が付いたとしても・・・ ↓ 【1】そもそも「ギア比」をフリーパワー搭載・非搭載の自転車で同一にしているかどうか分からない時点で信用に値しない。 【2】「漕ぎが軽いのがいい」というのであれば、 内装3段でも外装変速の6段の安物自転車でも 「一番軽いギアを選択した場合との比較」が出てこないのも違和感。 ▼開発者自身の「止まるたびに漕ぎだすのがキツイ」という悩みに対しては (1)(米式化などができている前提で空気圧計測で)適正な空気圧を維持 (2)変速があれば「軽い段」に切り替えて使う。※変速は「止まる前に軽くする」が基本。 (3)変速なし(シングルスピード)であれば、リアスプロケ変更できるハブに交換して歯数を増やすか、 チェーンリング(付きクランク)を今よりも小さい歯数に交換。 (4)サドルが低ければ適正な位置に上げる。(足先が地面につくくらいの高さ) (5)個人的には薦めないものの「トゥークリップ」などを使う方法もある。 ↑ 「これらの処置を施しても」走り出すのが辛いというのであれば、 それは「自転車に乗ることに適した筋力が足りない」と判断せざるを得ない。 【3】そして、工賃込で1.2~1.4万円出す気があるなら、 前後米式チューブ+軽めのタイヤに交換を依頼し、 +空気圧計(または約4000円ほどのまともな空気圧計付きポンプ)を購入し、 「毎月1回"以上"の空気充填、チェーン掃除と適切な"注油"、変速を使いこなす」 この3つさえ厳守すれば大抵の用途であれば、 (元々が余程重いスチールフレームでステンレスリムでもなければ) 十分に軽い乗り心地を得られることを知るべき。 タイヤ(チューブ)メーカーにしても、完成車メーカーにしても 早期故障での販売促進や電動アシストさえ売れればいいという考え方が強すぎるためか、 「本来のまともな自転車とはどういうものか」という広報販促活動が全く出来ていないのだから、 (自ら業界の罠から抜け出す選択肢を発見できた人達を除いて)普及するわけもない。 「学んで実行するのは大変で面倒だと思い込まされている人々」から、 「本当に必要な物」を理解してもらい、 (自転車=使い捨て用途の人達は除き)どれだけの人を救出できるのか大きな課題。 現在ではサイクルオリンピック以外ので扱いもあるものの、 確認するとほぼ(CBAなどの主要自転車量販店は含まれていないが)チェーン店のみ。 そういう「売り方」から見ても、どういう性質の商品なのかということを伺い知ることができる。 ▲累計3万も売れているというが・・・買った人はお気の毒様というか自業自得というか、 【2】の変速の使い方を教えてあげるだけで事足りた人もいただろうし、 【3】へのカスタム化のほうが結果的に満足したであろう人もいたはず。 よくある質問に 「シリコーン消耗での性能低下を防ぐために "約半年から1年"で取扱店で定期点検・グリスアップ等のメンテナンスを受けてくれ」とあるが、 (もちろん非フリーパワー車種でも定期メンテは必須としても)素直に持って行く人は一体何割いるのだろうと。 そう考えると「正しい変速の使い方」や「パーツ選定」だけでも「潜在需要」は確実に存在すると言える。 仏式チューブへの空気の入れ方すら調べようとしない人がいるくらいなので その問題が放置されていることをもっと真剣に考える人達を増やす必要がある。 ●開発中の「短いクランクにフリーパワーを取り付けているという自転車」 小径車なのでチェーンリングが大型なことはともかく、 外装変速のハイギアから一切変えずに使うユーザー達からすれば「重い」と言われそう。 説明を聞かずに安易に買って文句を言ったところで、 ようやく「変速を切り替えてください」とその時に初めて言われるのだろうか。 ●フリーパワーの宣伝記事と搭載車種レビューの違い シリコーンが反発し楽に漕げる。 www.gizmodo.jp/2020/11/free-power.html 情報の取捨選択と判断能力が低いと こういう記事だけを見て「凄い商品」と信じ込まされてしまうのだろう。 フリーパワー試走編 情弱向け変態クランクのインプレと 電動アシスト自転車との違い ペダリング効率ほんとに上がる? www.youtube.com/watch?v=HFNaiC1vbSw 実際はこの通りで、 極めて狭い用途として「ペダリング効率」自体には少し好影響はあるのかもしれないが、 電動アシスト自転車と比較すれば「楽に漕げる」というほどの効果があるわけがない。 ───────────────────────────────────────────── ▲[海外]ホイールにバネを仕込んた形 (フリーパワー系に分類) www.gizmodo.jp/2020/11/super-wheel-system.html 見るからに「"ホイール自体が"重そう」。 これによって生み出される効率は、標準的な車輪と比べて30%以上も向上しているとのことです。 その代わりに「沈み込むという力のロスが発生」していると思うが・・・。 電アシだと充電の手間もありますし、何よりモ-ターと充電池を主としたメカニズムを積んでいるため、 車体が重いというマイナス面があります。 充電はともかく、その重さを打ち消して余りあるだけの推進力を得られるから搭載しているわけで、 一体何のために「アシスト機能」があると思っているのだろうか? (持ち上げるときに重いというのであれば、このホイール自体も十分重そうだが・・・) 「Super Wheel」は、公式サイトにてひとつ395ユーロ(約4万9,000円)で予約ができるようになっています。 これに5万円も出すくらいなら、 所持している自転車のタイヤサイズの「最軽量品」を比較的短期間で付け替える前提で、 チューブが英式であれば米式に変更し、(仏式であればそのまま) 空気圧計付ポンプを買い、「毎週」適正空気圧になるように空気充填するほうが 走行性能の面では遥かに得。 ───────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────── ●「シマノ製品」について(販路と価格) note.mu/mekata_m/n/nd49a9ed1b958?magazine_key=ma0ada55bd006 SHIMANOから直接買うって手もありますが、それは少数派。 多くはSHIMANOを取り扱い品目として持っている代理店から買っているんじゃないかと思います。 正直な話、その方が安いって事情もあります。 またSHIMANOは新規店とはなかなか取引してくれないんじゃないか? という疑惑も。 同じ商品でも補修パーツ扱いと商品扱いで値段に数百円の差があることは確認したことがある。 ●[メーカー不明]遮光力不足による構造的な欠陥オートライト star.ap.teacup.com/flatout/1987.html 問屋さんに聞いたらこのライト、フレームと同色なんですが、 ボディの部分の色が薄すぎて中の基盤を遮光しないらしいんです。 従って「ON」による点検ができない、「AUTO」の位置でのデイライトとして使えない、 「AUTO」のままだと真っ暗にならないと点灯しない、 などなど私的には不具合としか思えない状態なんです。 メーカーが気を利かせてフレームと同色にしてみたらまともに使えないライトになったケース。 わざわざコストをかけて欠陥品を提供する。例の部品ではないが構造的な欠陥という意味では同じ。 「色違いは商品テストの必要なんてないだろう」と思ったのだろうか。 よくある黒や(塗装された)銀であればこういう事態にはならなかったはず。 ●規格は都合により半端な進化を余儀なくされる レース車の基準は昔素人同然の人が特殊な形状のフレームでプロに勝ったことと、 既存の店の保護の意味もあって大幅な変更にはならないそうだが その中で機材合戦にならないようにしつつも新規格を出さないとコンポーネントのメーカーとしては困るのだろう。 一般車では英式やボスフリーといったコストに特化した低価格で販売できることが目的としての規格が 未だに中心として蔓延っている。 この場合は何も新規格というものでもなく、パーツ単価で2千円程度のコストアップで便利になるものを使おうとしないのは やはり「既存の店の保護」が目的でもあるのだろう。 BBがカップ&コーンからカートリッジBBに移行しつつあるのは、そのほうが工程が簡略化できて 結果的にコストダウン出来るということがあるとしても、 壊れにくくなるという意味では困る気もするので、BBだけ変化させた意味もよく考えると不思議に思えてくる。 ●よくある(サイズ) jitensyazamurai.com/db/archives/5807 超初心者の人にこそ「いろいろ違いますよ」と知ってもらいたいが、なかなか知ってもらえないのは 「自転車自体を学ぶ機会がほとんどないから」に尽きる。 (中には自転車丸ごと解体して組み上げるような学校があるにはあるようだが、 そこでも詳しく違いを学んでいるのかどうかは分からない。) 結果として「よくあるサイズ」だけで「自転車店なら電話口で簡単に分かってもらえる」 という勘違いがその人達にとって常識になってしまっているのだろう。 そう考えると恐らく、不具合があった際に(購入店に行ったのかもしれないが話にならなかった場合も含めて) 他店に持ち込んで「買って1年もしてないから補償しろ」という まるで「自転車店は全て繋がっている1つの巨大な組織」という思い込みも 根底は「無知(にならざるを得なかった)ゆえの悲劇」から派生したものと考えるのが自然か。 知らないことは教育過程の構造上で仕方がなかったとして恥じることではないが、 せめて「知らないということを理解した上で」少しは前向きに興味を持って欲しいとは思う。 ■フロントエンド幅 ▼一般用参考 (廃盤品だがデータとして) オートライト :ノルコグSL6 26インチ(N66ST3)の前フォークのOLDサイズは93mm / ホイール:ハブ軸長150mm・軸径 BC 5/16 ブロックダイナモ:ノルコグSL6 26インチ(N66S3) の前フォークのOLDサイズは93mm / ホイール:ハブ軸長145mm・軸径 BC 5/16 ▼スポーツ向け 基本的にロードやMTBやピストで100mmのようだ。 DAHON小径車では74mmのように特殊なサイズもある。 ■フレームのリアエンド幅とは (ハブの場合はO.L.D=オーバーロックナット寸法) 後輪ホイール交換時にハブの互換性で重要なフレームのサイズの一部分。「ホイール交換するなら要確認」 ピストは110mmと120mm 一般車のシングルハブ(FH-IM37)では120mm+チェーン引きの厚み? ロード用では130mm、 MTB向けでは135mmが標準となっている。 135mmエンドのクロスバイクに、130mmロード用ハブを使うとセンターがズレてしまうので走行性能に影響が出てしまう。 内装ハブの場合、互換性はほぼないと思っていいだろう。 (例:内3(SG-3R40)[120.4mm or 126.8mm]→内5[132mm]なので無理) チェーン引きの厚みがあるので、必ずしも実際に取り付けるハブ幅ということでもないようだが。 dt6110.web.fc2.com/parts/hub.html 古い規格としては乱立して存在していたようだ。 基本的に交換させる用途ではないため互換性を考慮していないのだろう。 ◆シマノ製の内装変速ハブの幅 (OLD:オーバーロックナット間距離) 高耐久3段(SG-3R75) 122mm 内装3段(SG-3R40他) 120.4mm or 126.8mm 内装5段(SG-5R35/30他) 132mm 内装7段(SG-7R40/50他) 130mm 内装8段(SG-8R31/36他) 132mm 内装8段(Alfine:SG-S501) 135mm 内装11段(Alfine:SG-S700) 135mm ※内装はチェーン引きの厚み等がある等、フレームエンド幅≠ハブOLDになる ■軸の太さ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「ハブ軸」ねじの規格(一般車用) www.hozan.co.jp/cycle/support/repairhelp/Repair_Help_3.html 雄ネジ外径 雌ネジ内径 前●BC 5/16 7.94 7.06 前ハブ軸 ▼前●BC 5/16(7.94mm) 後●BC 3/8 9.53 8.65 後ハブ軸 ▼後●BC 3/8(9.53mm) スポーツ系では前M9、後M10であり互換性はない。 タイヤサイズが同じなら簡単に車輪交換できるということではない。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「3/8とM10の違い」 www.neji.co.jp/kikaku.htm 3/8 16 1.587 9.49 9.25 M10より少し細くてピッチは似ている 3/8 24 1.058 9.49 9.31 M10より少し細くてピッチは細かい 「5/16とM8の違い」 5/16 18 1.411 7.90 7.68 M8とほぼ同じ太さでピッチは粗い 5/16 24 1.058 7.90 7.72 M8とほぼ同じ太さでピッチは細かい 「自転車用のJISネジ規格」 kikakurui.com/b0/B0225-1960-01.html 一般用のM10ISOネジとは規格が異なる。 ■3/8とM10 の軸径の差 cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8193 forum=25 左列、M10シャフトがはまるホーク、右列M10シャフトがはまらないホーク 上の図の左の列は「10mmの軸がはまる」もの、右の列は「10mmの軸が入らない」ものです。 少なくともQRシャフト使うフロントハブの軸は直径9mm、OLDは100mm、というのが常識なはずです。 が、どうもおかしい、その辺に転がってる9.5mm(3/8インチ)のフロントハブ(BMX用)がスコッと入るサスホークが手元にあった、 というわけで調べた結果が上の写真。 ■前後が9.5mmのハブ(プジョーのハブはこれだろう) 10mm軸が入るフロントホークは、ナット止めの9.5mm(3/8インチ)ハブの使用を考慮したものなのでしょうか? 9.5mmをフロントに使うのはかなり特殊なBMX系な方たちとか。。。 ですが、前後の軸が9.5mmの一般車用のハブセット手に入れたことあるから、そうなのかもしれません。 一般的なナット止めのフロントハブの軸は8mm(5/16インチ、通称で8mm?)だと思います。 ●QRはフォークに脱落防止ツメがあるから安全とも言い切れない www.houdoukyoku.jp/clips/CONN00386111 こういうことになりかねないので 初心者はQR型のスポーツ自転車を購入する場合、事前にしっかりと使い方を習得する必要がある。 だからこそ対人で詳しく説明等をしないことでもコストを削減している通販で 自転車本体を購入すること自体を薦めない。 ●シャフトドライブのタイヤ交換 star.ap.teacup.com/flatout/800.html それほど難しい工程ではないようだが、扱いがない店、修理経験がない店では断られるケースも珍しくないかもしれない。 ●スルーアクスル ysroad.co.jp/yokohama/2017/09/22/27925 リアは135mmと142mmがあるようだ。 それにしても、前後でチェーンのかかりが斜めになる「たすき掛け」の角度が酷くなるのを防ぐために 前1枚のチェーンリングが左右自由に移動出来るような機構のものがあっても良さそうな気がするが、あるのだろうか www.grins-bikes.com/tips/1039 軸の太さは9,10,12,15mmと色々あって乱立中と。 一般車でも15mm軸で中空ではなく中実軸をナット留めにすれば 体重100kg超え+前後子乗せの電アシで (段差落ちを過度に繰り返すようなありえない使い方でもしない限りは) 余程のことがなければ軸折れなどしないとは思うが 現状ではコスト増のデメリットには勝てないというところか。 www.riteway-jp.com/itemblog/カテゴリー-12368/2017/12/_adminrpj ▼ロード系 MTBではフロントも変わっていますが、ディスクロードの場合はリアのみ135mmから142mmに拡大されるのが一般的です。 現在のトレンド ディスクロードでは以下の規格に集約されつつあります。 各ホイールメーカーも対応してきているので、以下の規格のフレームを買っておくのがおすすめです。 フロント 12mm×100mm リア 12mm×142mm ロード系のスルーアクスルは142mmへ。 ↓グラベル系に限り148mmも出るかもしれないという ▼MTB系 MTBフロント 15mm×110mm *ロード規格 12mm×100mm MTBリア 12mm×148mm *ロード規格 12mm×142mm ロードバイクのメジャーになりつつあるスルーアクスル規格と比べると、フロントは幅が10mm広く、リアも6mm広くなっています。 幅が広い方が剛性が上がって良いように思えますが、ロードのOLDが狭いのには理由があります。 まずMTBのブーストは27.5×3.0のような太いタイヤをスペックするために、ワイド化されていますが、ロードでそのようなワイドタイヤをスペックすることはありません。 さらにリア変速性能との兼ね合いがあり、ハブが広くなるとカセットスプロケットがバイクの中心が離れてしまう =フロントチェーンリングからずれるため、変速に影響が出てきます。 MTBはフロントシングルがトレンドなので、チェーンリング位置に自由度がありますが、 フロントダブルのディスクロードバイクの場合はそうもいきません。 さらにロードバイクはMTBよりも短いチェーンステーなので、よりシマノの推奨設計において、 正しいチェーンラインを出すのがシビアです。 仮に148mmに広げると、さらに変速に無理が出るので、その方向は無いかと思います。 グラベル系ディスロードに限れば、トレンドがフロントシングルへ向かっているので、 今後の動向によっては27.5ホイール+ワイドタイヤでリア148mmというMTBに近いモデルも出るかもしれません。 スルーアクスルのデメリットは「シャフトがフレームメーカー縛り」 実はこれが一番ハードルが高く、スルーアクスルの規格は軸径と幅に加えて、ネジの規格もあります。 先ほどのホイール交換で紹介したように、ネジの規格はフレーム側に依存するので、ホイールを交換、 グレードアップする場合は軸径とOLDを合わせておけば、そのまま手持ちのシャフトを使用することができます。 ネジを壊してしまったりした場合はフレーム、フォークメーカーからシャフトを買うのがまず間違いありません。 そのため、今までクイックリリースで流行していたシャフトのカラーカスタムや、軽量化がやりづらくなりました。 ネジピッチの詳細が異なるので軸の規格が同じでも 完全に互換性があるわけではないという難点もあるようだ。 メーカー都合で様々なものを出して「1世代で消える」ようなことをしていれば 反感しか買わないように思えるが、「プロ機材は特殊なもの」で済むのだろうか。 ★一般車の各部の名称 www.cb-asahi.co.jp/html/size-cityname.html ●ブレーキの種類 https //web.archive.org/web/20160628090138/http //www.geocities.jp/jitensha_tanken/brake.html ▼リムブレーキ ※車輪(リム)をブレーキアームに付けたブレーキシュー(ゴム)で挟み込んで制動する ・キャリパーブレーキ(サイドプルブレーキ) ・Vブレーキ ・カンチブレーキ ・ジャイロブレーキ ・スマートコントロールブレーキ ・デルタブレーキ ・Uブレーキ ・ローラーカムブレーキ など ▼ハブブレーキ ※車輪の軸(付近)に制動装置を組み込んだもの ・ドラム_(形状の)ブレーキ │├バンドブレーキ │├サーボブレーキ(ダイネックスブレーキ・パナサーボ・フリストブレーキ) │└メタルリンクブレーキ └ローラーブレーキ コースターブレーキ ディスクブレーキ ※ドラムブレーキ 内拡型ということであれば本来「サーボブレーキ」に該当するはずだが、 話の流れで「バンドブレーキ」や、ローラーブレーキ以外のバンド・サーボ・メタルリンクや ドラム形状ブレーキ全般だったり、何を指すのか分かりにくく混乱の元になるので個人的には使って欲しくない呼び方。 (あさひ/アサヒ(CBあさひとアサヒサイクル)のようなまぎわらしい呼称) ●回生ブレーキならブレーキシューが減りにくいというが・・・ タイヤのように耐久性を考えて良タイヤを選ぶほどもでなく、 ブレーキシュー自体は簡単に交換できるという意味でも 回生ブレーキでなくても「安全のために」店に定期的に訪問し 点検する”ついでに”500円~1000円ほどで新品に交換すればいいだけのような気もする。 最大でも年1000円か2000円の差が大きいと思うような人が 生活品として電アシのような高額品を買えるとも思えず。 そういう人であれば中古の5000円自転車をタイヤのゴムがないような状態の リムだけで無理やり使っているだろうし。 ●量販店のVブレーキ車種と店 Vブレーキスペーサーが付属していない時点で大丈夫なんだろうかと思ってしまう。 (シマノのVブレーキならスペーサーが付属しているはずで、追加で取寄せも割と楽) 初期調整云々については量販という業態ゆえに、細かい調整まできっちりすることは事実上困難としか思えず、 その安さが値段に反映されていると見るしかない。 量販店でも旋盤を用意しているような気合の入った店(売り場)も稀にあるようなので、 結局は「店(売り場)の方針と各店員でも差がある」のだろう。 常々思うこととして、 「量販は販売と商品在庫管理するだけ」に特化することで雑整備を減らし、 「点検・整備・組立は委託という形で(主に実務5年以上且つ様々な技術勉強会等に参加している)選任の技術者に任せる」ことで 安定した収入で技術者を確保し育てるという意味でも、ノルマや在庫管理に追われず悠々と作業に専念できる環境で 完全分業した仕組みに切り替えたほうが双方メリットがあるように思えて仕方ない。 もちろん、自転車には「一般車やスポーツ車だけでもなく様々な車種がある」ので 各専門分野に特化した人材の育成も必要。 1万円車種でもしっかり整備すればそれなりには使える。 5万円車種でもある程度整備しなければ不具合は出る。 量販でも実務5年以上で知識もある技術者に「工賃を惜しまずフル分解からの組み上げを依頼」すれば TSマークを雑に見て貼りつけるだけのようなロクでもない個人店よりはマシ。 (もちろん心の無い整備や対応をすれば客は離れるとして説明上手で丁寧で真面目な個人店もあるだろう) 「量販店だから整備は雑」「個人店は色々面倒臭い」という傾向が強いので、そう考えがちでも 良い店(店員)は一概に業態だけでは決めつけにくい。 最初の「量販は雑整備になるのは仕方がない」というのは、 あくまで「(初期整備を雑にするしかない)安い値段で買う」ということで起こるのは已む無し。 車種についても値段の安さで選べば付属するパーツの値段も安いものが付いてくるのは普通としか言いようがない。 初期整備に追加工賃を支払ってでも各部のグリスアップやシマノパーツに交換することを前提に依頼すれば (まともな技術者がその売り場にいれば)ある程度車種の難点は改善できるようにも思う。 結局「ケチればどこかにシワ寄せが来る」ということになるが、 無知をいいことにボッタくる悪質な店なんてないとは言えないのもあるので注意しておきたい。 ■ライトの交換 bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=219 負荷の点からもLEDブロックダイナモに交換が正解。 ■ハブダイナモの良し悪し オートライトなメリットと引き換えに 重量が増し、走行抵抗もあり、分解メンテもし辛い。 やはり外付けの独立ライトのほうがいいかもしれない。 ハブダイナモを推奨するよりは 「安いだけの重くて暗いブロックダイナモ」を根絶し、 「以前よりも回転抵抗が少なくて明るいブロックダイナモ」を推進すべきに思える。 ■「【リム径】(タイヤ)」で選べ! まだ自転車のことがよく分からない段階の勘違いとして、 26インチは小柄な人向け、27インチ以上は大きい人向けというイメージ。 しかし本来のサイズから見る乗りやすさでは「トップチューブの長さ換算」が基本で、 (フレームサイズ自体はサドルの下のシートポストが差さっているフレーム側のシートチューブと呼ばれる場所) また短ければステムを延長することで調整することもできる。(カゴ位置の調整は必要) そして26インチでも「WOの1-3/8という650Aの一般車のみの特殊サイズ」、「HEのMTBサイズ」で全く違う。 MTB26のほうが小さいのにプロでも使う。 今でこそ27.5や29erの3サイズに分岐していても、26HEは小さい分ハンドリングに細かく反応できるという メリットがあるからこそ使われていると考えるべきだろう。 26WOも26HEもBSで扱っている以上、「大きさを勘違いしないため」にも、 サイズ表記はインチではなくETRTOで表記すべきなのだが、 バンドブレーキ・英式バルブ・ボスフリーというそれ以前の前世代アイテムを使い続けることに疑問。 (バンドブレーキは音鳴りしても制動力は高いらしいとか、英式は修理しやすいとか、ボスに関しては安いというだけで弁護できないが・・・) 自転車とは多種多様なパーツの構成群。一体どこにこだわるべきなのか。 フレームからねじ1本までこだわればキリがない。(ネジ類を全て24金(非メッキ)で作るとか) 購入時に交換がしにくいものの筆頭の 「フレーム」も日常の10km未満の平地足回りとしてはスチールだろうがアルミだろうがあまり影響はないように思える。 やはり「タイヤ・【リム径】」で選べと言いたい。 変に特殊なタイヤを選んでしまうと乗り心地がよいものに交換できないだけでなく(一般車に多い)、 ほぼメーカー純正しかない場合は高く付く(ファットバイクなど)。 ■WOとHE bikemaniak.blog.fc2.com/blog-entry-14.html タイヤとリムとで ETRTO 径が違うとビードの形状以前にサイズが違うから使えないわけで、 実際、26 インチの MTB 用に作ってある WO タイヤなど手に入りようがないのだ。 つまりリムの形状でHEだのWOだのということを意識する必要は実際にはない。 本来 WO というのはストレートサイド型のリムに出っ張りのないビードが乗っかるだけの形式で、 ロードバイクのタイヤが高圧化する過程で廃れてしまっている。 現在は全てのリムが Crochet (= Hook) 型になり、これに引っかけて結合するための ビードの出っ張りが全てのタイヤに存在する。つまり実際は全て HE なのだ。 なのに、タイヤとリムのサイズに関して昔の慣習を引きずった説明 (「幅が分数表記なのは WO 、小数表記なのは HE 」 「 WO と HE とではタイヤとリムとの固定方法が違うから互換性が無い」)がネットでもまかり通っている ETRTO(リムの「ビード径」)で互換性を調べるのが正解でも 26HEや26WOでのみしか書いていないどころか、ETRTOの存在を知らないような人には リム形状が全てだと勘違いしてしまう原因になっているのだろう。 700Cではないとしても、SS(ストレートサイドウォールリム)一般車には未だにあるからなのか。 同じETRTOでWOとHEの2種類販売されていたことが過去にあったかどうか不明だが、 そういう時期があったのであれば、誤解しないためにも昔は併記していたとしても不思議ではないが・・・。 ■BBに未だにカップ&コーンを使う理由 この場合ホイールのハブの話なので直接的には関係はないがベアリングという点では同じ。 rbs.ta36.com/?p=18201 ホイールのハブの話にはなるが、シマノの話では カップ コーンタイプ・ベアリングシステムは負荷に対してダイレクトに応力が働くのに対し、 工業型ベアリングでは、その接触ポイントから、負荷の方向に応力が働きにくくなっています。 またカップ コーンタイプの方が、耐久性が高くメンテナンス性が良いなどメリットが多いです。 これがシマノの全てのハブにカップ コーンタイプを採用している理由です。 ただ、耐久性重視といわれても、「本来の性能を発揮できるように整備されたもの」であって 格安チャリの場合ではグリスが極少量の塗布しかされていないものが組みつけられてしまっているとか ねじが斜めに組み付けられているといった原因でむしろガタが出やすいという・・・。 駐輪場での扱われ方や、乱雑な使い方をし続けていれば壊れやすくなるのは当たり前。 タンゲと共同開発によりサカモトテクノの先行だった一般車でのカセットBBも 最近ではBSでも徐々に移行しつつあるので、この点は歓迎。 ■ボスフリー・カセットスプロケ 古い自転車を除き、 よくある「一般車ジャンル」と「今では典型的なスポーツ車もどき」の外装変速に用いられるボスフリー式スプロケット。 現在のスポーツ車全般に用いられるのはカセット式スプロケット。 外から見るだけでは同じようなものだが、実は似て非なるもの。 カセットでも色が似たような配色があるので「ボスフリー=黄土色と黒」というのは違う。 【駆動システム】・・・車輪の中心部にある「ハブ」 www.facebook.com/media/set/?set=a.640787649313801.1073741847.466183956774172 type=1 (ノーマルハブ=ボスフリー、フリーハブ=カセット) 用途や耐久性からすれば 一般車メーカーはボスフリーをさっさと廃盤にして カセット式に統一すべきのはずなのに恐らくコストの問題でそれをしようとしない。 英式バルブを未だに使い続ける理由も同じなのだろうか。 同時にスキルも知識もないような自転車屋の淘汰になってしまうという理由だとすれば情けない話。 ■一般車のシングルスピード(変速なし)の罠 kazamakase.exblog.jp/17648660/ 一体型になっていてスプロケの交換が14Tもしくは16Tのみに制限されるハブもある。 ■ローラーブレーキとハブダイナモの抵抗 potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-793.html さて、この3点をオーバーホールしたわけですが、やはりハブダイナモとローラーブレーキの回転抵抗は結構あるようです。 他に持っている一般自転車(オーバーホール済、ダイナモ、サーボブレーキ)の方が伸びるフィーリングが気持ちいいですね。 ハブダイナモの抵抗は皆さんご存知と思いますが、ローラーブレーキも回転が重くなります。 シマノさんの取り扱い説明書を確認して見ましょう。 「ローラーブレーキ搭載車はごくわずか回転が重くなります(特に冬季)」と説明があります。 ハブダイナモもローラーブレーキも積極的に進めたい装備ですが、マニアックな領域だと力不足になることもあるという例でした ■ローラーブレーキ 雨天でも有効なのに前には使われないのは何故だろうか。 oshiete.goo.ne.jp/qa/8580623.html ・コスト的な問題 →ツーピボット(テクトロ 800A)は約1500円+BAAステンレスシューで約500円ほど。 BR-IM31の前用は廃盤、後継機種で最廉価モデル「BR-C3000-F」で約4000円。 当然ローラーブレーキが取り付けられる強度と設計の特殊な前フォークが必要にもなる。 ●フロントローラーブレーキについて potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-1307.html 大型放熱フィン付きのローラーブレーキを選ぶと約3000円 (整備時にはローラーブレーキ専用グリス約1000円+シリンジや量りなども必要)になり、やはりコスト面の問題に。 ・操作性の問題(放熱板なし・小型放熱板) 長い坂道などで放熱板なしや小型放熱板でも、使い続けると 全く効かなくなってしまう恐れがある。 それに対応するには必然的に大型の放熱板にせざるを得なくなり、やはり値段は高くなる。 ・メンテ不足でロックして危険 →キャリパーなら最終的にリムが削れて走りにくいので気づくわけか。 ・ハブダイナモと共用できないことはない cycle141.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html かつてアルベルトロイヤルでハブナイナモ+前ローラーブレーキもあった。 ●最下層コンポーネント「TOURNEY TZとTOURNEY A070」に対する疑問 bike.shimano.com/content/sic-bike/ja/home/components1/mountain/tourney-tz.html いわゆるMTB系のコンポーネントとはいえ 基本的に自転車に興味がないような一般車向けの最下層に位置するため 新商品が出たところでわざわざ触れたがるような人は稀。 それでも今回敢えて触れるのは MTB系としてではなく、一般車街乗り系の外装変速として フロントトリプル(前ギア3枚)という、 「ユーザー層や実用を考えると無駄なもの」を用意することに対しての疑問。 バラして1枚にできてギアガードを取り付けられるならまだしも、 下位グレードということもあり分解もできないので尚更厄介。 ターニーが搭載されているような激安の投げ売り車種を見渡してみれば どう考えても「フロントシングル(1枚)」にすれば売りやすいはずなのに、 なぜかロードバイク系のリアが11枚の「メトレア」 cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/urban-sport/metrea.html や MTB系でも「ZEE」や「SLX」のような特殊なコンポーネントに追いやられているのが解せない。 ロード系のTOURNEY A070にしても同様 bike.shimano.com/content/sic-bike/ja/home/components1/road/tourney-a070.html 「ロードバイク規格でターニーがある」としても、 いくらなんでもボスフリー(マルチプルフリーホイール)を使っている自転車を まともなロードバイクと呼ぶには苦しいものがあるし、 余りにも微妙過ぎてクラリス以下として存在していることすら把握している人が 少ないのではないだろう。 結局のところ、この場合「ロードバイクのような自転車」が欲しい人に 見た目がスポーツ車のように見えるドロップハンドルでギアが多ければ ボスフリーであろうがどうでもよくて、多機能感を演出するためだけのものでしかないのだろうか。 (実用面で見れば、前ギアの数よりも、後輪がボスフリーではなくカセットであるほうが遥かに意味がある) しかし、そういったものは分かりにくいとか理解する気がないとか、 折りたたみ機能のように「本当はデメリットのほうが大きい」としても 「あったほうが得」かのように思い込ませて、盛り込ませるためのものが 「普通」になってしまっていることが不思議。 「街乗り実用性なら「内装のネクサスやアルフィーネ」があるし、 社外品の鉄クランクでも適当に付ければいいだろう」という感覚かもしれないが、 この現状で良いとは思わない。 ●ミヤタのステンレスフレームの危険性 play-bicycle.site/archives/8598 play-bicycle.site/archives/9614 play-bicycle.site/archives/9854 そもそもこのフレームのトラブルが出てた2000年台でもメーカーは大規模に対応せず(リコールとか)。 今の時点でこうなってても、「経年劣化による損傷なので買い替えてください。」がまかり通る。 空飛ぶタイヤの三菱的な発想で。 該当車種に乗っている人は不具合が出る前に即廃棄することを薦める。 個人的な感想として 一般的に買い求めやすい廉価車種でいえば(ホムセンや通販メインの車種は論外として) アサヒサイクルやサカモトテクノやマルキンだろうし、店の多さで言えばCBあさひの車種、 前輪駆動やスマートコントロールブレーキなど問題はあってもまだ魅力のある車種のあるBSや、 今でも国産一般車のあるパナ。クロスバイク型一般車ではコーダーブルームもある。 一方で、ミヤタは販路がさほど多いわけでもないので薦めやすいというものでもなく、 プレミアム製品でも細かく見れば何かズレた方向性で何がしたいのかよく分からず、 値段でも性能でも魅力的な車種が現状では全くないので、あまり期待できないのもある。 逆にどこでどんなユーザー層がわざわざ買っているのか分からないような状況で、 存続できていることに関心する。 販売店も修理店もほとんどなくネットに情報が上がらないような 特定の地域では売れているのだろうか。
https://w.atwiki.jp/finehawk/pages/233.html
一覧 2014/12/07 GPミストラル 2014/11/23 行田・古代蓮の里ロードレース 2014/10/11 筑波8耐 2014/09/15 SDA王滝前日準備 スタート前 スタート~CP1 CP1~CP2 CP2~CP3 CP3~ゴール 2014/09/07 乗鞍ヒルクライム 2014/07/21 クロモリロードレース 2014/05/25 SDA王滝 2014/05/11 利根川タイムトライアル 2014/05/03 川越~直江津ファストラン 2014/12/07 GPミストラル クラス:チャレンジ(初級) 時間:20分 成績:3位 走行データ: 2014/11/23 行田・古代蓮の里ロードレース クラス:F(中級、未登録) 周回数:6 成績:7位 走行データ: 2014/10/11 筑波8耐 クラス:P4(4人) 周回数:146 成績:クラス8位、総合23位 走行データ:1回目 2回目 3回目 4回目 4時出発して6時過ぎに筑波サーキットに到着。 8時からのタイムトライアルに出場した。1周するとばかり思いこんでいて、全力で走ってきたが、なんと100mだけでよかったようだ。とんだ勘違いで、だいぶ疲れてしまった。 今回は4人チームの3番手。1回目は、ピットアウト前にトップ集団に抜かれたので、その後全力で追いかけて合流した。約30分その集団で走る。 2回目は、少し走ったら良いペースの集団と合流した。何週かするうちに後ろが千切れてきたので、4人で抜け出した。このまま行けると思ったら、そのうちの2人がすぐにピットに入ってしまった。その後迷ったけど、2人で逃げ続けた。一緒に走った人はとても速くて、ずっと後ろに付いていた。 3回目もすぐに良いペースの集団に入れた。でも最後の1周に疲労が出てちぎれてしまった。 4回目はだいぶ疲れがたまってきた。前回と同じ人と合流したが、最後の1周で脚が完全に売り切れて閉まった。35km以下にペースが落ちて、女性においていかれてしまった。その後何とかピットインして終了。 チームとしては、総合で23位、P4クラスで8位で表彰対象だった。 朝の余分な1周があるにせよ、終盤まで脚がもたいないのが悔しかった。 2014/09/15 SDA王滝 走行距離:100km クラス:100km、No.1427 タイム:6時間23分02秒 順位:総合105位、30代男子37位 走行データ 前日準備 中央道の渋滞を避けるため関越回りで来たため、王滝まで6時間近くかかった。 9 00出発、9 30東松山IC。10 40横川SA、11 30千曲川PA、12 30塩尻IC。13 30水車小屋で昼食。14 30買い物。15 30王滝到着。 今回は完全に単独行動なので、松原スポーツ公園の駐車場で車中泊の準備をしてきた。 一応小さいテントを持ってきたが、駐車場の端にテントを張れたので、テントで寝ることにした。 競技の注意事項は、去年とほとんど同じ。去年より路面が良くなっているようだ。 今回は7時間以内のゴールを目標にした。パンクなどのトラブルデ15分の余裕を考えて、6時間45分でゴールするためのペースを計算しておいた。 今回はタイム短縮を狙うため、バックパックなしで行く。水はボトルのみで、CPで補給すれば何とかなる見込み。ボトルにはCCDを入れておき、CPで水補給に備えてもう一袋を背中に入れておいた。CP1までの距離が長いので、気温が高くなったら水が足りるか少し心配だ。 補給食も少なめにして、PowerBarジェル6袋を1時間おきに。スポーツようかんをCPで食べる分で3つ。アミノバイタルのゼリーを2つ。腰ポケットとサドルバックに入れておく。 タイヤの空気圧は、前が2.1、後ろが2.2くらい。リム打ちパンクしないように、少し高めにした。 チェーンのオイルと、サスペンションのグリスを準備して21時には就寝。 スタート前 3 50起床、4 00から自転車の最終準備。 朝食は、おにぎりにパン、バナナ3本。 4 30からスタート場所に自転車を並べられるので、4 25に行ったらすでに400人くらいの人が自転車を持って待っていた。私はその後に並んで、自転車を並べてきた。 その後トイレ行列に並んで体を軽量化して、着替えと補給食の準備をした。 今日は天気予報ではくもりのち晴れだが、まだ日の出前なのでとても寒い。気温は10℃以下だろうか。 軽くジョギングした後は、車の中に入って体を冷やさないようにした。 アームカバーをどうしようか迷ったが、スタート後はすぐに登りだし、天気予報どおり天気が良くなることを期待して、半袖で行くことにした。 水がボトル一本分だけなので、スタート直前にアクエリアスを400mlくらいガブ飲みしておいた。 スタート~CP1 6 00ちょうどにスタート。実際のスタートラインを通過するまでに1分24秒かかった。 松原スポーツ公園からの下りはとても寒かったけど、その後の登りですぐに体が温まってきた。最初の舗装路は、はやる気持ちを抑えて、無理せずに160bpm以下に抑えて走った。この舗装路区間も、勾配が結構きつい。 抜かれる人と抜かす人が半々くらい。この区間でシングルスピードのバイクに抜かれた。すげー速い。 ダートの入り口は21分07秒で通過。ここから170bpmまであげていく。 第1ピーク通過は1時間ちょうど。予定より7分早い。最初の舗装路区間の貯金か。 今回気をつけたことの一つは、下りでスピードを抑えること。今年はMTBの練習が少なかったので、テクニック的な不安が少しある。もしリム打ちパンクしてしまっては、せっかく登りで頑張った分が台無しになってしまうからだ。 目安として8割くらいの力で下るが、抜かれることはほとんど無い。 5km以上下って砂防提の橋の通過が1時間26分。目標の1時間47分に対して、20分くらいの余裕ができた。 また大きく登って第2ピークを1時間59分で通過。 4.6インチ幅のファットバイクや音楽かけながら走っている人とほぼ同じペースで上る。 このころには、もう170bpmまで上げられなくなってきた。上げられなくもないけど、脚が持たなそうだ。165bpmくらいでなんとか走る。 ボトルの水がちょうどなくなってきたころに、さらに下って登って、やっと第1CPに2時間29分で到着。目標の2時間50分に対してまだ20分の余裕がある。 CP1~CP2 CP1では水の補給にCCDをプラス、アミノバイタルゼリー、スポーツようかんを食べる。しょんべんして、写真を1枚だけ撮ってすぐにスタートしたけど、やはり5分くらいかかったようだ。 気温がだいぶ上がってきた。アームカバーなしで良かった。 さっきのファットバイクと音楽おじさんとやはり同じくらいのペースで、抜いたり抜かれたりを繰り返している。 もう165bpmも上げられない。ほとんど心拍は見ないで、乳酸の溜まらないぎりぎりのペースで走る。160bpmくらい。 音楽おじさんは抜かしたけど、ファットバイクについていけなくて悔しい。 えんえんとアップダウンを繰り返して、CP2には4時間25分で到着。目標に対して、まだ20分の余裕を保ったままだ。 ボトルの水はまだ少し残っていた。 ここまでくれば、7時間切りはほぼ確実だ。あとはこのペースを維持しつつ、トラブルなく走り切ることを優先する。 CP2~CP3 CP2でも水の補給、アミノバイタルゼリー、スポーツようかんを食べる。しょんべんして、写真を1枚だけ撮った。 ここで音楽おじさんが来て抜かされる。その後もう追いつくことはなかった。 CP3までは、大きな登りは3箇所。心拍は160bpm以上は上がらない。とにかく今のペースを落とさないことだけを考えてひたすら走る。 去年よりペースが速いからか、コース上に人が少なく感じる。CPで休憩する人も少ない。 そして、同じくらいのペースの人が固定化されてくる。さっき抜かしていった人が前にいて、今度は私が抜かす。無限坂と呼ばれる登りを何とかクリア。 でも右ひざに違和感を感じだした。Qファクターが広いせいだと思うので、膝を内側に入れないように注意して走った。 下りは砂利がきれいに入っていてデコボコは無いが、タイヤが滑るのでコーナーは要注意。私のすぐ後ろを走っていた選手が前輪を滑らせて転んだ。立ち止まって無事を確認したが、擦り傷くらいなのでそのまま走り出した。下りはとにかく注意して走った。 5時間25分でCP3に到着。目標に対して12分の余裕に減った。 CP3~ゴール 水は結構残っているので補給なし。トイレに行って、PowerBarをもらって、スポーツようかん食べて、オイルさしてもらって、出発。 大きな登りはあと2か所。このまま行けば、6時間30分もクリアできそう。 最後はとにかく頑張る。もう気力だけだ。心拍も150bpm代だ。登り切って、最後の長い下りは今まで以上に慎重に走った。ここでパンクしたら、今までの苦労が水の泡だ。 ペースを崩すことなく、パンクなどのトラブルも無く、6時間23分でゴール。目標タイムを十分にクリアできた。 そして、今回はもう一つ目標があって、フロントインナーを使わないで走り切ることができた。 去年はインナーローを結構使っていたので、ギア二枚分くらい速くなったということだ。そして、これなら将来的にフロントシングルにもできそうだ。 2014/09/07 乗鞍ヒルクライム 走行距離:19.1km(大雪渓までの短縮コース) クラス:D(36~40歳)、No.1529 タイム:1時間09分22秒627 前日は、8 00に川越を出発、小川経由で行く。10 00横川、11 00姥捨、11 30梓川で昼食。 夕方に軽く1時間ほど走る。夕方から雨が降ってきた。 4時起床、5時過ぎに朝食、六時前に宿を出発。約三キロほどを軽く走る。 雨は降っていないけど、ガスがかかっていてまた降り出してもおかしくない。 競技開始は七時だけど、私のスタートはずっと遅いので、体を冷やさないようにウロウロしながら待っていた。 会場のアナウンスが入り、ゴール地点が風速15mを超えていて危険なので、約1km短縮するとのこと。残念だけどしょうがない。 スタート前に、ゴールで受け取る荷物を預けるが、スタートまで一時間以上あるから悩ましい。迷ったけど、アームカバーとレッグカバーをつけたままウォーミングアップして、背中に入れて走ることにした。荷物が増えるけど、体が冷えるよりはよい。 ボトルの水は少しだけにしておいて、スタート前にアクエリアスを多めに飲んでおいた。 スタート待機位置には並ばず、スタート地点の後方に入った。 ゲートからタイム計測地点まではすぐ近くだったので、そこから徐々に前に上がっていく。心拍は175bpmくらいまで上がったので、ペースを抑えつつ走る。 私より少し速い人がいたのでついて行こうと思ったが、ペースにムラがあって走りにくいので結局一人で走った。 第一CPまでは斜度が緩いのでドンドン抜かしてきた。21分30秒で通過。 ガスがかかっていてサングラスが曇るので外して走った。 斜度がきつくなってきたあたりで、後からスタートしたクラスの選手に抜かれるようになってきた。かなり速くてついていけない。 インナーローを使う場面も多くなる。 ほぼ175bpmでずっと走っている。かなりギリギリのところだ。 ボトルの水を少し飲む。CPでもらえるから、全く無くても良かったかもしれない。 森林限界を超えたあたりで、ガスが晴れて急に天気が良くなってきた。余裕がないけど良い眺めだ。 斜度が緩くなってきたのでペースを上げる。175bpmを超えてきて、最後の頑張りだ。 前にスタートしたクラスをドンドン抜いてゴールに飛び込む。タイムは1時間09分22秒。なかなかよい。 ゴール地点はすごい混雑だったけど、天気も眺めも良かった。本当のゴールまで走りたかった。 2014/07/21 クロモリロードレース 種目:6時間ソロ 周回数:27 走行距離:162km 今年は、panasonicの古いフレームを復活させたので、せっかくなのでクロモリロードレースに出場してみた。会場は群馬SCSで、初めてなので楽しみだ。 4 00出発、4 45寄居、5 25~5 50駒寄、6 15月夜野、7 00到着。 群馬CSCはすごい山奥にある。 受付を済ませて準備をしたが、参加者が少なくて活気が無い。 8 00から試走へ。スタートからすぐに軽い登り、その後どんどん下りでコーナーもきつい。 何度もアップダウンを繰り返して、平坦も直線も全く無い。 広範に200~300mくらいのきつい坂を上ってちょっと下ると、スタート地点の反対側に出て、その後数百メートルで、スタートに戻ってくる。かなりきついコースだ。 ピット地点に水と補給食を置いて、ボトル一本とスポーツようかん2個、PowerBarジェルを持った。 開会式もなにも無く9時スタート。1時間の部の選手と一緒で結構ペースが速いので、トップ集団を見送って自分のペースで走ることにした。 2~3人同じくらいのペースで走る人がいたが、いまいちペースが合わない。 少し一緒に走ったけど、1時間の部で6時間の私と同じペースなので、レース慣れしていない人のようで、ちょっと走りにくい。 1時間経過すると、6時間の人だけになる。PowerBarを40分おきくらいに食べる。 朝は曇っていたけど、天気が良くなってきた。 2時間経過して、ボトルの交換、塩飴。途中でトイレ休憩。一定ペースで走る坂が無いので、心拍数が安定しない。アップダウンの途中で170bpmまで上げると結構辛い。160bpm前後を目安に走る。 3時間経過すると3時間の部がスタート。先頭集団のペースにはついて行けない。少し曇ってきて、雨がパラついてきた気がする。 4時間経過して、もう一度ボトルの交換。おなかの調子が少し悪くなってきた。また天気が良くなってきた。 5時間経過する頃にも、ジェルとようかんがあまり気味。30分に1個の計算では多すぎるようだ。 最後は気力でペースアップ。無事に6時間走りきった。 補給食は、PowerBarジェルx4、スポーツようかんx3、塩飴x1。水は2.0~2.5Lくらい。 トイレは1回ですんだ。 ジェルやようかんは、40分に1個のペースでよさそうだ。 閉会式は普通な感じだったけど、自転車の紹介などは無し。わざわざクロモリロードレースにする必要があるのだろうか。 あまり面白くなかったので、来年はもういいかな。 16 30に出発。藤岡JCTで大渋滞。夏休み初日の三連休というのを忘れていた。 藤岡で高速を降りて、長瀞周りで迂回して帰ってきた。帰宅は21 30。 2014/05/25 SDA王滝 種目:42km 距離:46km(?) タイム:5h13m 2014/05/11 利根川タイムトライアル 種目:個人TT 距離:10.6km(?) クラス:未登録、高校生~39歳 順位:27/40 タイム:16m17s 2014/05/03 川越~直江津ファストラン 初めての参加。 3 30出発。runtasticが不調で、途中で調整する。 最初は県道296で北上。寄居で254に合流。 富岡近くでSさんと合流して少し一緒に走る。水が無くなったので、私はコンビにへ行った。 ここまでで、クリフ2個、ようかん、ゼリーを食べた。 18号沿いのコンビニで休憩。おにぎり、パン、レッドブルを買った。 7 45に横川に到着。素通りして碓氷峠へ。 後ろにサイクリストの集団がいたので、一緒に登り始めた。ANCHORのワゴンも着ていて、藤田選手が走っていたようだ。 少し着いていったけど、175bpmを超えたので、ペースダウンして一人で走った。 8 50軽井沢到着。コンビニで休憩。おにぎりとチョコバーを食べる。うんこでしばし休憩。 軽井沢からは下りで快調に進む。上田近辺で走りながらクリフを食べる。 水がなくなったので、コンビニで小休止。ゼリー、アクエリアスを買う。 休憩中にWさんに追い抜かれたようなので、追いかけた。 先のコンビニでWさんを見つけて合流。チューブラーがパンクして、リムセメントが無いというので、長野市内の自転車屋に向かった。 タイヤ張替え中に、クリフ、パンを食べる。 その後は快調に進む。 13 30信州中野通過。登りの最初にゼリーを食べる。 牟礼のコンビニで小休止。ゼリーを食べる。 ここからは下りで、2人で快調に走る。ただ、向かい風なのでつらい。 赤倉によろうかと考えていたが、風が強いし天気が悪くなってきたので、そのまま真っ直ぐ走った。 直江津から左折して8号線は、ものすごい暴風で、平地なのに15km/h以下になるくらいだった。 ここが一番きつかったが、16 30に谷浜に到着。
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メンテ・パーツ交換2へ続きます https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/123.html 作業台◆メンテナンススタンド https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/92.html 最終更新日: 2018.11.25 ●修理はすぐに完了するとは限らない(フロントフォーク) 2018.11.11 ●バック拡げ工具について 2018.04.22 ●修理見積もりと明朗会計 (他、事故と金銭的な損得感) 2018.04.08 ●買ったばかりなのに調子が悪い原因は 2017.12.31 ●使っていなかった自転車を店で再生(レストア)依頼する場合の注意点 2017.11.19 ●早め早めの整備で修理代も安く済みやすい 2017.06.04 ●3つのポイントを抑えれば自転車は長持ちする 2017.05.21 ●修理か交換か 2017.04.16 ●異音解消までの長い道のり 2017.01.22 ●「どうも漕ぐと重い気がする」という場合の対処法 2016.12.11 ●残念な客にならないために「料金は作業前に必ず確認」し追加料金が必要になることも考慮しておく(一部追記12.25) 2016.12.04 ●タイヤ・チューブ交換と前ブレーキシュー交換からプチオーバーホール 2016.11.27 ●自転車の快適性を向上させる3つの方法(追記12.4)、●異音解消までの長い道のり(軋み音) 2016.11.13 ●自転車の価値と予算 2016.10.09 ★チェーンケース(フルチェーンカバー)の外し方(微修正) 2016.08.21 ▲「自転車の日常メンテなんて金と時間の無駄」という思考 2016.07.31 ●おおよその修理時間は原因が見定まってから 2016.07.10 ●なぜメンテが必要か 2016.06.19 ●安く済ませようとして原因除去を延期するメリット? 2016.06.05 ●一目で症状を判断できるとは限らない 2016.05.22 ●単に「どの部分にどの工具を使えばいいか」ということだけはない 2016.05.22 ●後輪の一般車のワッシャーやステーの順番 2016.05.15 ●「違和感」は不具合の目安、●高校生向けメンテナンス記事、 2016.04.24 ●真っ直ぐ進めない不具合と理由 2016.04.10 ●点検は事故や立ち往生を防ぎ「将来的に安く済ませる」自己投資 2016.04.10 ●修理が得か買い替えが得か、●[京都]駐輪場にて無料点検(移動) 2016.04.03 ●業務用であれば更に点検に強化をすべき 、●会社で使う自転車でも定期点検が疎か 2016.03.13 ▼割高に思えるパーツ(や完成車)を使うことは無駄かどうか 2016.03.06 ▼過小メンテナンスになっている一因 2016.02.21 ●修理か新車購入か 2016.02.14 ■パンク修理関連を単独ページに移動 2016.01.03 ●メンテを欠かさず変速を正しく使おう 2015.12.20 ●修理時間(期間)と値段は、自転車を見ないと分からない 2015.11.22 ライト(灯火)項目 2015.11.01 ●自転車をどこから補修すべきか、●大学の自転車80台の点検の模様 2015.10.25 ●本当に「乗れればいいだけ?」という問題 2015.10.25 ●折れていても気づかない、 ●定期点検を習慣付けるために(IRCの取り組み) 2015.10.17 雑感●不具合に気付かない・気付いても直さないのは何故か 2015.10.17 ●修理は短期的に損してでも長期的には得を取れ 2015.10.06 ●異音の原因の一例 2015.09.20 ▼一般車のカスタム「パーツ交換について」 2015.09.06 ●大阪で自転車の無料点検キャンペーン 2015.07.02 ■各部の名称 2015.06.20 ■定期メンテナンス項目の追加 2015.05.15 目次の設置 2015.04.16 日常的なメンテナンス(車体保護、他)、他 2015.03.14 2項目追加 2015.02.15 異音の原因と対策 2015.01.25 UP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★5つのポイントを抑えれば自転車は長持ちする (早く壊れて欲しいと思っている自転車店では絶対に教えてもらえない方法) ★【空気】(チューブが英式であれば)米式化し月1で適正な空気量を充填 https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/98.html ★【変速】切り替えできる変速機付きであれば、適切に使いこなす。 (停止前や減速時には「軽く」、回転が「重くならないように」選択すること) ★【注油】週1もしくは雨天後には必ず水気を拭き取り適切に注油 (556はNG!!!) (チェーンオイルなどはこちらのページで解説) https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/82.html ★【保管】屋根下を含め屋外保管であればカバーをかける https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/118.html ★【補修】タイヤやブレーキシューは摩耗・劣化する前に早めに交換すること! (タイヤの交換時期) https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/119.html (ブレーキシュー全般) https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/32.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●バック拡げ工具について blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/1070805.html 他のページにも書いているがこちらにも。 小径でも電アシでもない鉄フレームなら使っても問題ないという話ではなく、使えば確実に歪む。 「工具を使わずに作業すれば時間がかかる」というような言い訳で使うのは、典型的な「技術力が低い店」。 こちらから使わないように指定しなければ黙って使うような店にも関わらないことを強く薦める。 ●修理はすぐに完了するとは限らない(フロントフォーク) prestigebike.hamazo.tv/e8259472.html フロントフォークの在庫の問題。 入荷が早い汎用品と互換性があれば取り付れば済むかもしれないが 「色が合わず変」になるが、気にしない人ならそれでもいいのだろう。 基本的には「走行方法を誤って事故を起こさなければ」自分の自転車が 1ヶ月も使えなくなるということにもならないので、 こういう観点からも日頃の走行を見直す価値があるといえる。 (「もともと一般車を複数所有しているので問題なし」という人は稀だろう) 「1ヶ月も待たされるなら安物の新車を買う」という人もいるかもしれないが、 安物に買い替えて乗り心地が明らかに落ちたところで、これも自業自得。 ●修理見積もりと明朗会計 (他、事故と金銭的な損得感) sites.google.com/site/keymartcycle/1nen/yanguidenoburekidiaozhengkarano ▼「何がどう悪いのか」 客:(フォーク曲がりの不具合を知らないため)ブレーキシューの交換と調整だけで直るはずという考え 店:フォークの曲がりによってブレーキ周りだけでなく直進性も劣ることを説明。 説明の段階で実際にこういう状態なので大がかりな修理が必要になるということを 「実際に乗って確認してもらっている」のが良い対応。 「○○に置いておくので勝手に修理しておいてくれ」では 不具合の確認や追加修理や取寄せが必要になった際に再度連絡をする必要が生じて確実に2度手間。 修理するためには「実車の状態の確認が必須=店に持ち込む必要がある」ため、 電話口で安易に修理料金を聞いて、その料金で必ず出来ると思い込んでしまうと、 双方とも非常に困ったことになる。 ▼「放置すればどうなるのか」 自然治癒はしないので違和感は残り続け、走りにくい自転車を使い続けることになる。 ▼「車体の状態を実際に確認してもらった上で 修理すれば値段はいくらで日数はどれくらい必要なのか」 純正部品と思われる部品では安い自転車=1万円必要になった。 半額以下で汎用フォークもあるにはあるが、それが使えるかどうかは現物合わせになるので賭け。 色も当然合わないはずなので非常に不格好で貧相に見えるというデメリットもある。 ─取寄せが可能としても 「車種と色」がメーカー在庫としてあるかどうか。 もしなければ再生産まで半年以上待たなければならないということも十分あり得る話。 ─もしメーカー在庫が切れていて生産も既に終了し再生産もなく、メーカー代替品も見つからないとき 汎用品が使えるかどうか賭ける、アテのない中古を探す、 最悪は「特殊な規格のため買い替えるしかない」ということも考えられる。 ────────────── 衝突しなければ前フォークも壊れずお金も時間も無駄にすることはなかった ────────────── 1万円以内の細かい修理費用であれば、 日頃から適切なメンテナンスをしていればタイヤもチューブも早々に交換しなければならないような事態にはならないため、 「点検や整備を疎かにしない」ということで大抵は防げる。 しかし、事故は単に時間やお金がかかるだけでは済まない可能性もあるということをよく考えたい。 「取寄せに1ヶ月もかかった」「部品代に1万円もかかった」から今度から気を付けようという きっかけを得たことを勉強と考えるのは構わないが、 自転車の修理は可能でも、乗車している人自身は大怪我では済まない場合も考えられる。 ヘルメットや保険で備えるという以前に、事故にならないような走行方法を身に付けることが、 修理費用も発生することなく、無事に毎日を過ごしやすいと考えれば「それだけで得している」といえる。 ●買ったばかりなのに調子が悪い原因は 実店舗であれば「初期調整の概念が存在するかどうか」「まともな点検をしているかどうか」 ネット購入で「70%から自分組立であれば自業自得」「100%完組であれば信用しすぎ」 安く買ったつもりでも、どこかで安くするために作業が簡略化されていると見て、 あとで高くついたとしてもその安く買えたぶんの工程を後から払っているに過ぎないことに気付くべき。 (しかし、定価購入でもロクな説明もなく納車前整備も酷い店が絶対に存在しないとも言えない) 自転車はテレビのような買ったら繋いで初期設定して終わりではなく 「調整が不可欠な”乗り物”」と知ってもらいたい。 ※鈍感を極めている人であれば、不具合のオンパレードでも「全く気にしない」ということもあるのかもしれないが、 公道を走る乗り物として必要最小限の安全基準すら満たしていないもので満足しているような人は 考えなおして欲しいと切に願う。 ●購入後の維持費も必要 jitensyazamurai.com/db/archives/8728 それでも原付やオートバイより安いことは間違いない。 ※本格的なスポーツ自転車や国産電動アシストで無茶苦茶な使い方をして早々に壊すケースは考慮しない。 ●使っていなかった自転車を店で再生(レストア)依頼する場合の注意点 jitensyazamurai.com/db/archives/8141 最初に 「どれだけ酷い状態でも安く早く簡単に直せると思っているのであれば諦めて下さい」 ▼断られる理由 もしかしたら… お店によっては「レストアが面倒だから、新しいのを買え」とか、 「新しいのを買ってもらうほうが儲かるから、新車買って」と言う場合もあるかもしれません。 そんな話も、聞いたことがあったりします。 「面倒」「儲かるから」なのか、「本当にできない」「あなたのために止める」なのかは、正直むずかしいところ。 1:(適正な金額を払ってもらえるとしても)「面倒」「新車売った方が楽」だから依頼を受けない ↑話にならないので今後この店には近づかないほうが身のため。 2:「(技術力不足や部品の販路から)本当に出来ない」・・・これは仕方がない。 3:「フレーム自体が折れそうな致命的な状態」であれば「レストアそのものを止める」のは当然。 ▼古いパーツから現行品への交換への注意点 古い特殊なパーツは手に入れることができなくても、 「互換性を現物合わせした上で交換可能な場合もある」が、 当然「付けられても付けられなくても工賃は必要で、取寄せになった場合は部品代も必要になる」。 ▼再生にはお金がかかる レストアって高価になる可能性が高いです。 基本のメンテナンスだけでも数千円~1万円くらい。ワイヤを交換するとさらに数千円。 タイヤは1本安くて3000~4000円、チューブも必要、ブレーキシューも変えたい。 錆びたチェーンは交換して…… なんて重ねていくと、あっという間に3万円~5万円、 もっというと10万円近くになっちゃうこともあります。 「ちょっと走れるように簡単に直すだけでいいから」というのは まともな店であれば「申し訳ないですが安全面軽視の範囲での修理は受けられません」と返ってくるだろう。 10万円というのは古いレア部品を調達するためにオークションを使った場合とか、 電動アシストのバッテリーだけでなくユニット部分も交換する場合や、 高額なスポーツ車独特の高額なパーツ類を使ったときくらいで 一般車ではなかなかそこまでの金額になることはないはず。 各パーツ単位までまで完全分解した上で9割交換したとして 「工賃別」で部品代だけで5,6万円くらいあれば大抵はどうにかなるはず。 (あとは、めったに使わない特殊な高価な工具の購入が新たに必要な場合は別) ●早め早めの整備で修理代も安く済みやすい jitensyazamurai.com/db/archives/7952 いつもいつも書いていますが、「自転車は歯と同じ」。 普段からコマメにブラッシングしたり、歯科でクリーニングを受けていると 虫歯や歯周病を予防できますし、仮になってしまっていても早めに気づけますので、早期治療ができます。 さて、予防や早期治療をしていると、いつまでも健康ですし、治療にもお金を使わなくて済みます。 メンテや日頃のケアには費用がかかりますので、 つい「何もなっていないのにもったいない」と思うかもしれませんが、 ここでしっかり「する」か「しない」かで、将来に大きな差が出てきます。 例えばパンクの状態でも段階があり・・・ 【初期】空気がすぐに抜ける (この段階で直せば高くても2000円くらいで済みやすい) 小さい穴からスローパンクと呼ばれる状態になっているケースの他にも、 虫ゴムの劣化が原因の場合もある。 (「空気を入れるという習慣化」が無く、「適正な空気圧」を知らなければ減っているのかどうか気付きにくい) ↑ この段階で出張修理を呼ぶか「乗らずに」自転車店に持って行くと安く済む。 ※乗っていくとチューブまで交換しなければならない状態になりやすい 【中期】チューブだけでなく、タイヤも交換 (前輪か後輪は別で最低でも4000円以上、マラソンプラスのような高級タイヤを付けるなら工賃込で片輪1万円以上になる可能性大) パンクを放置し空気圧不足のまま乗り続ければタイヤのサイドが破れて修理不能になる。 【重傷】車輪ごと交換 空気圧で緩和するはずのダメージを車輪のベアリング球で直接受け続けることになり、 車軸付近の筒(ハブ)の球受け内部に虫食いが起きてハブ交換、または車輪ごと交換になる チューブとタイヤだけでなく車輪も交換になれば、 一般車でハブダイナモ(オートライト)等の別機能「無し」で最低ランクのタイヤ込みで店で頼むなら8000円くらいから? 内装5段等でも確実に1万円以上必要だが前輪駆動の電アシの車輪であれば恐らく数万円コース。 ●修理か交換か もし、「完全に壊れたら買い直す」という感覚の客だったとしても、 大怪我に繋がる可能性も上がるとすれば 店としては危険性を放置できないとして「ブレーキ部分を修理しない」という客は 「本当に客をことを考えるのであれば」断るしかないだろう。 とにかく最低限の箇所を直してもらわないことには、パンク修理だけで応対することが最善とは言えない。 記事内で書いているように「自転車には最低限の安全性を確保するための車検」はない。 ※TSマーク発行は「任意」で自主的に行わなければならないし、 しかもその点検自体も「目視しただけ」のような 安全性も客の命すら軽視するような店もあると考えると非常に困りもの。 (そもそもTSシール発行のために得るような自転車整備の資格は国家資格ではないということもある) パーツ単位だけでなく、自転車ごと買い替えるという選択肢もある中で、 安全性を確保しながら使う場合、結果的に「修理のほうが安い」か、「交換したほうが安い」かを 判断するのは今後使用する期間とは思うが・・・、 客にとっては期間どうこうではなく「その作業やパーツに対して対価を払う意味がある」か「意味がない」か 納得できるかどうかなんだろうと思う。 ●「交換が必要なことを説明されても納得できない」「払いたくない」 「少々自転車のリムが削れようが、タイヤがバーストしようが事故なんて早々起きやしない」 という感覚に陥るのは、自転車を単なる「近所履きの靴」のように捉えているのだろう。 空気圧も含めてこういう無頓着を改めるには、やはり「知識の底上げ」というか 「糠に釘」にならないようには「最低限の交通教育」が必要だと考える。 それにしても、日常生活に本当は必須ではない「どうでもいい健康食品」や 「趣味品」等には金を払うことには躊躇しなくても、 「健康に寄与する」「日常的に必要な乗り物」の自転車に対しては気を使わないとすれば よく考えれば非常におかしな話でもある。 そして、やはり「まともに整備されている自転車」がどういうものなのか 乗り心地や使い勝手の良さも含めて「知らない・体験したことがない」というのも 理由としては大きいのではないだろうか。 ●異音解消までの長い道のり チェーンの伸び、後輪ハブ不良、チェーン、サスペンション、 BB、サドル・シートポスト、ナットの増し締め、スポークテンション、ハブ椀のグリス、他。 異音なんてプロが見ればパッと簡単に直せるというわけでもない。 運良く予想をつけて最初に手をつけて分解清掃していればすぐに解消することもあるが、 料金的にも後輪ハブの脱着・清掃・グリスアップまで手を付けるということは、 それなりに手間も増える工程のため「それなりの工賃が必要」であることを覚悟しなくてはならない。 「時間」「予算」をかけたとして、「本当に異音が解消するまで料金がかかったとしても構わない」という前提でも、 最悪のケースとしては、 もしあれこれと手を尽くしたが、最終的に「フレーム内部に発生している微細な亀裂が原因?」 ということになれば、それまでに支払った工賃を支払った上で、 結果的に解消せず買い替え以外どうにもならないというのも事実。 そして、悪徳修理店であれば、不具合を発見していたとしても該当箇所は見逃し、 それ以外の交換する意味も必要もないパーツ群を交換するように提案し、 挙句異音が解消しなくても「気のせいでしょう」で済ませるようなケースがゼロとは言えないだけに 本当に信頼できる店かどうか、 「その店の評判を事前に把握しておく」など十分に注意しておきたい。 ●「どうも漕ぐと重い気がする」という場合の対処法(一部追記1.29) ▼最初に基本的なこととして ・サドルを跨いで両足の爪先が届く程度の適正な高さにする サドルが低いことで脚力を走力に伝えにくくするだけでなく、疲れやすくなる。 (ベタ足付けは基本的に子乗せ自転車に幼児2人同乗時のみ) ・空気圧のチェックをする(英式[虫ゴム]であればエアチェックアダプターを取り付けて米式化するなど) ・変速を使いこなす 重いギアで漕ぎ続けているにも関わらず「重い」と文句を言われても意味が分からない。 外装・内装問わず、変速機があれば適切に使いこなす。 内装で常用の歯数が合っていなければギア歯の交換も考える。 シングル(変速なし)は内装よりギア歯交換に手がかかる場合のほうが多い。 ・ブロックダイナモのライトのゴムがタイヤやリムに接触している 夜間点灯時に重くなりやすいのは当然。(それでも最近はあまり重くならないLEDタイプのブロックダイナモもある) ・向かい風では重くなるのが当たり前 さすがに無関係だと思い込んでいるような人は存在しないとは思いたいが・・・ 正面から風が吹いていれば自転車の漕ぎの重さに影響する。 ・路面の状態が悪いところでは重くなる 舗装状態がよければ軽快感は強い。反対に悪い極端な例を挙げれば「砂地」で足をとられるようなもの。 ・泥除けが変形しタイヤに接触している 異音や漕ぎにくさが発生するはずなので気付くとは思うが、曲がっていれば要修正。 (どこかに衝突しフロントフォークが明らかに歪んでいる場合は交換) ・老化によって脚力が衰えている場合もあるので体力を過信しない。 ▼メンテナンスをする場合は ・ブレーキワイヤー調整 ブレーキが常にかかっているような状態になっている場合もあるので、そうであれば調整。 ・チェーンの清掃後にチェーン専用オイルを注油 状態にもよるが、潤滑効果も減るので必ず清掃。 ・RDハンガーの歪み 一体型の場合は交換パーツもないのでRDごと交換 ・車軸折れ(特に外装6段と7段のボスフリーハブは要注意) シマノ自身がFBで解説していたように、ボスフリーハブ自体に問題があると言わざるを得ないが、 カセットハブに交換するハードルは店に要求される技術とその料金も比較的高め。 ・BB部分の改善(カップ&コーンであればグリスアップ、カートリッジ式であれば交換) ※粗悪・安物自転車やズボラな自転車店ではグリスアップをしていないので要確認。 (カップ&コーンの場合、玉押しの調整も必須) ・ハブの清掃とグリスアップと調整を行う 車輪軸の根元のボールベアリング部分のグリスが硬化や不足していたり、 玉押し調整が出来ていないと回転が重くなることもある。 ・タイヤを交換する 新しいタイヤにすることでグリップ力も向上し、ハキハキと漕ぎが伝わりやすい。 軽量なタイヤに交換することで漕ぎ出しは軽くなる。(クッション性能は下がりやすい) ●結論 前半部の基本的なことは「常識」として理解してもらうしかない。 「チェーン清掃&注油」「ハブ清掃&グリスアップ」「BB部の改善」「タイヤ交換」 基本的にはこの4点を重点的に行うことで改善できるはず。 ●残念な客にならないために「料金は作業前に必ず確認」し追加料金が必要になることも考慮しておく(追記12.25) naositeya.jp/blog-entry-13.html パンク修理では、どんな状態でもパッチを貼るだけでOKなわけではない。 タイヤやチューブがボロボロであれば「交換が必要」。 問題は、店からその場合に交換が必要なことを・・・ 【1】「事前に説明された」→「了承するか、拒否するか」を選択するのは自由。 ”店はきちんと説明した”にも関わらず、「思った以上に金がかかったこと”だけ”」を気にして、逆恨みするのは無茶苦茶。 「なぜ交換が必要なのか」 「交換しなかったらどういうことが起こるのか」 しっかりと納得できるまで聞くべきであり、それを怠って店の言われるままに作業させてしまうと結局トラブルになりかねない。 【2】「説明なしで作業されて料金を請求された」→「戻すにも金が必要と言われた」 これは店が悪質なケース。 「交換に数千円もかかることが分かっていればまた安物自転車を買ったのに」という場合もあるだろう。 (しかしながら、安物自転車に付属しているタイヤに過度の期待を持つこと自体が無謀とも言える) (+1万円以上かけてタイヤ・チューブ・リムテープを交換し、最低でも1ヶ月おきに定期的に空気を入れれば無駄なパンクを起こしにくい) (但し、走行路面状態にもよるので異物パンクを絶対防げるわけではないが、空気圧不足が原因と言われる6割のパンク原因は防げる) 【3】複合的な不具合によって総額が予定額を超える可能性 例えば衝突による前のフォークの歪みも発見できた場合の見積もりは分解しなくても分かるが、 (※但し、汎用品の場合は分かるとしても、メーカー専用品の場合、値段はメーカーの営業時間中に 問い合わせてみなければ分からないだろう) 外側から見ただけでは分からず、揺らしたり動かしても判別しにくい箇所は、それほど多くはないかもしれないがある。 チューブ・・・パンク穴調べだけならそう高いものでもない (リムバンド・・・チューブ確認時に一緒に見る) ライト・・・基盤の交換が必要な状態であればライトごと交換 BB・・・球が収まっているリテーナー部分の割れや軸部分の不具合などがあれば交換 ハブ・・・内部の椀の割れや内部パーツの不具合があれば、ハブだけ組み替えか、車輪ごと交換 ハブの種類にもよるが、工賃込で1万を超える可能性はある。 予算的な話だけでいえば、 電動アシストで電装部分の修理になった場合、スイッチパネルだけなら1万円強、バッテリーだけなら2,3万で済むとしても、 国内メーカー品ならなかなか壊れるということでもないのかもしれないが、 エラーコード次第では電装モーターユニットの部品一式交換になれば5万円くらいの結構な金額になってしまうだろう。 同じく電動アシストでも前輪駆動の場合は2,3万では済まないであろう結構な出費を覚悟したほうが良いかもしれない。 整備途中の分解時に内部の不具合が発見できた場合には、そのぶんの「追加料金」が発生することは十分に考えられる。 この場合も「事前の説明していた料金とは違う」というのも横暴。 分解せずに内部の不具合を発見できる能力が人間に最初から備わっていれば確かに不当な請求と言えなくもないが、 外側から揺らすなどでは発見できない「不具合の種」を解消するためには、分解しなければ分からない。 こういった場合、 「構造を1から解説させて納得するまで説明してもらう」としても理解できない人も居るだろうから難しいところか。 ●自転車の快適性を向上させる3つの方法(追記12.4) archive.wiredvision.co.jp/blog/matsuura/200811/200811211530.html 【1】タイヤの空気圧 まず最初は、「きちんとタイヤに空気を入れること」。街を走るママチャリを観察すると、タイヤがつぶれている車体が非常に多い。 安い自転車は、安いが故に気を遣わずに使いがちだが、だからといって必要なメンテナンスを怠っていても大丈夫というわけではない。 タイヤが規定の空気圧に達していないと、走行時の抵抗が大きくなり、いくらペダルを踏んでも前に進まない。 また障害に乗り上げた時にタイヤが完全につぶれ、タイヤ内のチューブが障害物とタイヤのリムに挟まれてやぶれ、 パンクすることもある。「リム打ち」と呼ばれる現象だ。 【2】サドルの高さ サドルの位置を低くすると膝に負担がかかる。これは、わざとサドルを低くした自転車に乗ってみるとすぐに分かる。 きちんとデータを取ったわけではないのだが、私は、特に中高年の女性の場合、「怖いから」といってサドルを低くしていると 膝関節を痛めてしまう危険性があると思う。 【3】変速ギア 3番目は「変速ギアを使いこなす」ということだ。最近は安い自転車でも3段から5段程度の変速機がついている。 しかし、これまた街に出てよくよく観察すると、変速機を使いこなして走っている人は少ない。 たいていは、一番高いギアに入れっぱなしにして、坂を登る時に軽いギアに落とすぐらいだ。 自転車のギアは、速度に応じてこまめに変速してこそ真価を発揮する。 発進するときは踏み込みが軽くなる低いギアで出て、 速度が上がるほどに踏み込みが重いが速度が出るギアにチェンジしていくというのが基本だ。 速度に相応の適切なギア比で走ると、足にも負担がかからないし、なにより出足のよいきびきびした走りが可能になる。 このようなアドバイスを読んだ時、反応は大きくふたつに分かれる。 「そりゃ面白そうだ。今度の休日にすぐやってみよう」、そして「そんなことをしたら危なそうだ。怖いからやらない」 または「それで高価な自転車が欲しくなっちゃったら困るな。自分には今の状態で十分だよ」??。 私の経験からしても、消極的な反応を示す人は決して少なくはない。 私は、どちらかといえば消極的な反応に対していらだちを感じる方だ。 自分の知っている世界をちょっと広げるだけなのに、それは素晴らしいことなのに、と。 「タイヤの空気圧・サドルの高さ・変速を使いこなす」3つを改めるだけで快適性が別物になるといっても、 「面倒、危なそう」といった自己都合によって改めようとしない。 何十回何百回繰り返しても「絶対に間違っていない、今までそうしてきたのだから文句を言われる筋合いはない」で 聞こうともしなければ、いつまで経っても本来の力を発揮できないまま自転車も当人も朽ちて行くことになる。 但し、親切心からのアドバイスだったとしても、ロクに興味がない人には信頼関係もないのに講釈をいくら並べたところで、改善してくれるとは全く思えないのは、 例えば、車道を右側通行している人に左側を走るようどう言っても素直に「改めます」と心を入れ替えてくれるとは到底思えないことからも明らか。 走行することだけではない「講習会」として興味がある人には広めていくことも相当重要としても、 やはり大多数の無関心層を感化させるには 「最低限の一般常識として幼年期から通年での教育面の強化」を根気強く訴えかけていくしかない。 (他にもチェーンの清掃・注油、適正空気圧の把握のために米式化するといった比較的安価で改善する方法から 走行性重視のためにタイヤの軽量化といった方法など様々な方法があるが、これも実際に納得してもらってから初めて効果がある提案) ◆ブレーキの弱さの改善 (前ブレーキは薄いシングルピボットのものをテクトロ800Aのようなダブルピボットに変更し、 ブレーキシューは(安い自転車は大抵アルミリムなので)シマノのR55C4のシューが付いているカートリッジ型に交換、 後ろブレーキはバンドブレーキ自体の制動力は良いほう。音鳴りが気になるならサーボブレーキかメタルリンクブレーキに変更 アウターケーブルとインナーワイヤーとブレーキレバーも交換すれば改善は可能) そうだ。安いママチャリは、実際のところ「誰もがろくに自転車を整備せず、調整もせず、正しい乗り方もしない」ことを前提に製造、販売されている。 しかし、そうして適正な状態にすれば、今度はフレームの弱さに気づかされることになったときに・・・ その意味では、「空気圧の足りないタイヤで、体に合わないサドルの位置で、だらだらとゆっくり走る」ということは “正しいママチャリの使い方”なのだ。 ↓ 雑記●「安価なママチャリが支持されてしまった経緯の1つ」へ続く ●異音解消までの長い道のり(軋み音) ameblo.jp/cycle-plus/entry-12221273621.html 一例として、電動アシストで漕いだときに発生する音を解消するまで試行錯誤している様子。 1)クランク・ペダルの異常や緩み 2)サドルの異常や緩み 3)シートポスト・シートチューブ内のグリス 4)駆動系(後輪ハブと変速?) 5)チェーン 6)チャイルドシート関連の異常または緩み 7)リアキャリア取り付けネジ緩み 8)カゴネジ緩み 9)ヘッドパーツのガタや緩み 10)ドロヨケ曲がりやネジ緩み 11)前輪曲がりやハブ、フロントフォークの異常 ・アシストのON/OFFは無関係 ・ペダルを漕ぐと鳴る ・上り坂で強く踏むと鳴りやすい ・立ち漕ぎは関係なし? ↓ やっぱりペダル付近の足回りだろうということで、ドライブユニットの取り付けボルトをチェックしたら緩んでいたようだ。 明らかに目視で破損確認できるなら修理はしやすい。 見ただけでは判別しにくい部分であれば手順が相当かかることになる。 しかし、購入店が酷ければ持ち込んだとしても 「(全部調べるのは面倒だから)音が出ていても問題はないので気にせずに乗ってください」ということもありうる。 「○万円出してもらえれば全分解で再組立てしますよ」とか、それでお金を支払っても改善しないような悪質な店がないとも限らない。 判断できずにただ「見るだけの店ではなく診てくれる店」を探すことは非常に重要。 ●自転車の価値と予算 「暫く乗っていなかった自転車を直して乗りたい」という場合、 必ず安く上がるとは限らないので、ある程度の出費を覚悟できるかどうか。 ロクにメンテナンスをしていないボロボロ状態で 自転車購入時の本体価格が2万円以内であれば基本的に直そうと思わないほうが良い。 (新品でも中古でも1万円程度であれば言うまでもない) 外観状態を見た上で「どこまで修理費用を出せるのか」ということは念頭に置いたうえで 修理依頼をかけるのか検討すべきだと思う。 話し相手が欲しいという理由で呼ばれてしまうことへの対抗措置としては「相談料」を設定しておくというのも手だが、 これは違うなと思った段階で、予定が無くても「この後待っている人もいますので」とでも言いながら 速やかに引き上げるとして、具体的な説明が必要であれば 「ブレーキシュー、ワイヤーの交換、車軸のグリスアップ、チェーンを含む駆動部、変速があればその調整など、 1点や2点だけを短時間で簡単に調整すれば済むというものではないので 「正常な状態で乗れる」ように、きちんとパーツを交換して分解や整備をすると 数万円は必要になってしまいますが、それでもよろしければ見積もりに伺いますがいかがいたしましょうか?」 のような案内になるのだろうか。 見積もり無料を謳ってとりあえず訪問して見るだけ見るというのもなくはないと思うが・・・。 何らかの「機会を設ける」手段を考えたほうが早い気もする。 ★チェーンケース(フルチェーンカバー)の外し方 www.youtube.com/watch?v=ZgOS8AQJ3t8 クランクを外すところまでは省略しているので (1)クランクキャップをマイナスドライバーなどで外す (2)嵌め込まれている六角ナットをボックスレンチで外す (3)コッタレスクランク抜きでクランクを外す (4)ケース表から見えるねじを全て外す(チェーンステー部分2か所、後ろ1か所) (5)ロックリングを(壊すならマイナスドライバーで)再利用するなら専用工具(C-135)で外す ここまでやってやっと外せる。 「適切に締め込む」という意味では 修理をするママチャリ扱い店では必ず持っていなければならない工具だと思うが・・・ HOZAN「全ケースロックリングツール(C-135)」自体を持っている店がそう多くない気がする。 ameblo.jp/cycle-plus/entry-11915433450.html (基本新しいリングに替えるとしても、締め込むためにはマイナスドライバーではなくて C-135は必要になる気がするが・・・たまに聞くロックリングが緩みやすくなっている原因があるとすれば こういうところかもしれない。) 女性であればスカートが巻き込まれにくい、チェーンオイルが切れにくいという反面、 (カタカタ音が当たるようになった時点でチェーン引きで調整するとしても) ▲チェーンチェッカーで確認するのはカバーを外さなければ使えない。 ▲注油がしにくい。塗布後に無駄にベタつかせないためにふき取りする際にも煩わしい。 という整備性の低さから、個人的には 「快適性を維持するために定期的に整備をすることが前提」という考え方であれば フルチェーンケース自体を常態化させたくないのはある。 片面のみカバーされた半面カバーであれば、外しやすくなるので多少楽。 そこからさらに半分になったピストル型ケースであればもっと楽に整備できる。 ●おおよその修理時間は原因が見定まってから takesno.com/archives/2933 逆に何気に時間がかかるor読めないのは、少し曖昧な修理です。 例えば、真っ直ぐ進まない気がする。ギーギー、キーキー、ガタガタ音がする。前より重く感じる。 というような修理ですね。 あとパンク修理やオートライトが付かない等の配線不良もこっちに入ります。 ・真っ直ぐ進まない → 衝突して前フォークが歪んだ、車輪が歪んだ、段差を乗り越えた、違法な2人乗りで軸が歪んだ、など ・前より重い → 単に空気圧不足なだけ、雑な店に工作された、加齢で体力が落ちた、変速機の故障、など ・パンク → 別ページに書いているように、単純に異物だけが原因というわけではなく、10個以上の原因が考えられる ・ライト → 球切れか、配線コードか、基盤か、端子か、電池や充電式であれば電池切れか、ハブ内部の錆び、など 一番困るであろう内容として「何となく異音がする」といったケース。 最悪のケースとしては「フレームに破断の予兆があることが原因の場合」、酷ければ問答無用で廃車を推奨。 ペダル付近から鳴っていてもハンドル付近が原因ということもあり得るが、 基本的に音鳴りがする近い位置から探すのが普通だと思うので、こういうときは結構な時間がかかることになる。 ▼原因と特定を別のものに置き換えると ・伏せた紙コップ=「予想される不具合の可能性部分」 ・紙きれ=「実際の不具合の原因」 伏せた紙コップの中に紙きれを入れたものを見つける場合、 その紙コップが多くなるほど探し当てるまでの確率は下がるので時間もかかる。 紙きれも1つとは限らず2つ以上の場合があればそれを全て見つけようとすれば、全ての紙コップを開ける必要がある。 過去のデータから不具合の可能性を順番に探し出すとしても、 それぞれの部分を確認するまでには「分解作業」と、最終的に「組み戻し作業」が必要で 必ず短時間で特定出来るわけではないということになる。 ●一目で症状を判断できるとは限らない takesno.com/archives/2844 事故で車輪がねじ曲がって「真っ直ぐ進まない原因が分からない」という人がいるとは思えないが、 このようなパンクの場合や、特に多い症状としての「異音がする」といった場合、 原因を正確に特定するには様々ある全ての可能性を考慮し、1つづつ調べていくより他になく、 簡単に治ることがあったとしても「今回は偶然特定できただけ」に過ぎないということもあるため、 原因の特定は基本的には様々な「分解作業が必要」として「その原因を調べるための工賃も必要」ということになる。 いわば「レントゲン写真を撮るのにも費用がかかるのと似たようなもの」 そして「特定できて初めて修理が可能かどうか判断ができる」ということ。 ●「違和感」は不具合の目安 takesno.com/archives/2768 異音は自転車の嘆きや愚痴や悲鳴とでも言うべきか。 おかしいと思ったらすぐに「技術の確かな信頼できる店」で点検修理してもらうことを薦める。 (しかし故障だけでなく、使い方の問題や老化や体力の減少によるものなど理由は様々ある) 店を強調した理由は 「雑な店や酷い店」に持ち込んでしまうと、症状が改善しないどころか「破壊工作を施される危険もある」 (例:タイヤ・チューブ交換時にバック広げ工具を使う、556をそこらじゅうに潤滑油代わりに使う) 他にも「ねじの締め忘れや調整不足で最初より悪化させ」挙句「そろそろ買い替えしたほうがいいですね」という もはや犯罪に近いのではないかと思えるようなことも考えられる。 ●高校生向けメンテナンス記事 teens.mynavi.jp/blog/bike-cycle-20160508 「メンテナンスされた自転車とそうではない自転車の違い」は、単に見た目がキレイかどうかというだけでなく、 「走りやすい」とか「止まりやすい」とか「疲れにくい」といったメリットもあるということを 空気入れに訪れられるだけの自転車店としてもしっかりと案内してほしい。 ■目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●自転車をどこから補修すべきか ■定期メンテナンス ■異音の原因と対策 ■車体などの保護 ■各パーツの思案「補修・カスタム交換用」 ■具体的な交換案(※工賃別)「補修・カスタム交換用」 ▼やすいホムセンチャリをカスタム [ママチャリ24,26,27] ▼カラーリング交換できるもの ■一般車用でオススメの交換タイヤ・チューブ 雑感 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■メンテナンス━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★分からない用語や解説などを知るには 「自転車探検」 www.geocities.jp/jitensha_tanken/ (2017年10月頃にひっそりと消えていた) webアーカイブ http //web.archive.org/web/20170331183749/http //www.geocities.jp/jitensha_tanken/ ★定期点検(ワールドサイクル) www.youtube.com/watch?feature=endscreen v=-z0kP8TD0xY クイックレバーの位置など。 ★一般車メンテナンス情報といえばここを見れば大抵解決する。 「Takaよろず研究所」(2019.3.31閉鎖) www.geocities.jp/taka_laboratory/ ↓ ★★★[代替URL] https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/123.html#taka ■各部の名称 riusyusyantezi.web.fc2.com/tool.html ●自転車をどこから補修すべきか━━━━━━━━━━━━━━ [主に一般車(ママチャリ等)を想定] ●修理時間(期間)と値段は、自転車を見ないと分からない jitensyazamurai.com/db/archives/3396 見ないと正しい判断ができないのでメールで状態だけ伝えても分からない。 店頭に来ても自転車がなければ同じく正確な見積もりなんて出せない。 「明日だけ使えればいいのか、性能アップまで考えているのか」どこまで修理するのかでも違う。 パンクと思われる症状でも書いてある通り対処の方法が全く異なる。 空気を入れるだけでよければ高くても着手料金として500円でもあれば十分だろう。 パンクの水調べも頼むならまた別料金としても、 後輪のタイヤ・チューブ・リムテープ交換で良質国産タイヤ指定なら6000円以上かかるかもしれない。 具体的に正確な見積もりを尋ねることができるケースというのは・・・ 「前タイヤを補修しようと考えています。ママチャリの26WOの前だけです。 タイヤと米式チューブとリムテープの交換をしたいのですが、 タイヤはIRCサイクルシード、チューブはパナソニックを指定で、 リムテープはゼファールのコットンリムテープの13mmでお願いします。 以上の3点に工賃込みでの合計金額を教えてください。在庫がなければ扱いがあるかどうかと納期も教えてください」 とすれば見ないと分からないということにはならない。 スポークテンションやニップルやリムのバリについても確認を依頼したいところだが、 それが問題ないことを確認できるとすれば、もはや自分で作業したほうが早い。 具体的な値段を提示しておいて実際はそれよりも高くなれば 「パンク修理だけのつもりで安いと思ってたらこんなに高いなんて!」ということになる。 では逆に「パンク修理といっても1万円以上高くなる場合もありますね(ホイール交換を想定)」 とすればぼったくりの店というレッテルを貼られかねない。 (技術のない店や、反対に通販や量販での組み方を一切信用しない店でも値段を極端に高く言う場合も) それゆえに、具体的に自転車を確かめずに見積もり金額を提示するというのは避けることになる。 異音については部分ごとに確かめ続けても特定できないことも考えて全てバラすことになれば数万円。 古い自転車の手直しをしようにも現代の規格にはない部品が手に入らず「修理不可能」という場合もある。 当然「通販専売メーカーで特殊部品を使っている」場合も「修理不可能」になる可能性もある。 在庫が店にあれば即時対応できても、立て込んでいてすぐに取り掛かれなかったり、 在庫がない部品でもメーカー在庫があって3日程度で入荷するものもあれば、 シマノ部品でも1年経過しても再生産がなくそのまま消えるようなパーツというのもある。 廃盤品の補修部品も7年ほど経過していればメーカーでは破棄している可能性が高い。 よって時間(期間)というのも簡単には分からないのが当たり前。 ↓ (自分で症状を判断できる場合に限り)今現在の自転車の状態を最低限改良するために出来ること。 ↓ 【0】「各種のねじ締め確認」「注油」「タイヤへ空気入れ」は補修以前の項目。 事故等で車輪が歪んだといった場合も順番以前に「最優先で直すべき部分」として記載なし。 【1】ブレーキ 【2】リフレクター(反射板) 【3】ベル(警音器) 【4】チューブ・リムテープ 【5】タイヤ 【6】他、BBや変速など ★【1】まずは何を置いても最も基本的な道路交通法にも関わるブレーキから。 法律で義務化 (罰則:道交法第120条「5万円以下の罰金」) 一口にブレーキを修理・補修するといっても(1)~(5)まで色々ある。 当然ながら「シングルピボット」→「ダブルピボット」等の種類の変更は義務ではなく改良案。 「きちんとブレーキが効くことが法律で義務付けられている」。 ■(1)ブレーキシュー全般 (前輪に押し付けるゴム部分が)摩耗や古すぎて硬化等していれば交換。 ■(2)ブレーキケーブル,ワイヤー他 ブレーキを引く「ケーブル線」錆びていたり、ワイヤー束の細いワイヤー1本でも切れていれば交換。 ├インナーワイヤー:中のワイヤー部分 └アウターケーブル:ワイヤー部分を覆っている部分 インナーとアウターを同時に両方交換することが望ましい。セット品もある。 ■(3)ブレーキアウターキャップ ケーブルの種類によってはアウターキャップを交換する必要もある。(ブレーキレバーを交換する場合も含む) ■(4)ブレーキ総合本体部分。(詳しくはブレーキ総合のページ) 前輪は「シングルピボット」キャリパーブレーキと呼ばれるアーチ部分を「ダブルピボット」に交換推奨。 後輪は2系統に分類される。 [1]「(キーキー音がする)バンドブレーキ」系統であれば「サーボブレーキ」か「メタルリンクブレーキ」に交換推奨。 [2]ローラーブレーキであれば「ローラーブレーキ専用グリス」を適量注入する。 ローラーブレーキ本体の性能を変更するのであれば色々な種類がある。 ■(5)ブレーキレバー 手で握るブレーキを効かせる部品。 ローラーブレーキ本体を交換するのであれば、シマノのアルミブレーキレバーに交換推奨。 ↓ ★【2】ライト(灯火)法律で義務化 (罰則:道交法第120条「5万円以下の罰金」) 「日没後~日出時まで」や「視界50m以下の濃霧などの状態」で灯火義務あり。 灯火義務についてのみ詳しくはリフレクター(反射板)のページに記載。 【動作確認】 ハブダイナモ(オートライト)でも ブロックダイナモ(タイヤやリムと接触発電するもの)でも、きちんと点灯しているかどうか確認。 充電式や電池タイプの場合は電池切れにならないように注意。 【光軸の向きについて】 どのタイプでも 光軸は必ず下向き3~5度で路面を確認できるように設置すること。 真っ直線に照らすのは歩行者への攻撃にもなるので絶対禁止。 【オススメ】 ・ハブダイナモ専用オートライト → 丸善「MLI-1AL」約1500円 時速15km中心光度:3500cd 平均周辺光度:1500cd www.magnix.co.jp/pdt_cycles11.htm ・ブロックダイナモ → YSD「DL-8」約2200円 時速15km中心光度:2100cd 平均周辺光度:1200cd www.ysd-corp.jp/pg238.html ・充電式 →CATEYE「VOLT800」約1.2万円 (約200、400、800ルーメン点灯選択式) www.cateye.com/jp/products/detail/HL-EL471RC/ 値段的にもVOLT800が比較にならないほど一番明るいのは当たり前だが付け外しが面倒なら不向き。 1ランク下げてVOLT400でもいいが、明るいものを選べる充電式のメリットが薄いので敢えて避けた。 ↓ ★【2】リフレクター(反射板)法律で義務化 (罰則:道交法第120条「5万円以下の罰金」) 灯火と同じ項目。「夜間の走行時」に必要。(他には濃霧時や、50m先が見えないトンネル走行時) (色褪せ、破損がなければ直す必要なし) CAYEYE純正でも500円ほどで購入できるため取り付けておく。側面や前面は無くても違法ではない。 ペダル部分の橙色の反射板があれば赤色反射板は道交法上は無くてもよさそうにも思えるが・・・ 大して嵩張るわけでも、重くなるわけでもないので付けておいたほうがいい。反射角度も確認。 ↓ ★【3】ベル(警音器) 法律で義務化 (罰則:道交法第120条「5万円以下の罰金」) (破損がなければ直す必要なし) 2015年10月現在「青森・宮城・静岡・佐賀」を除き取り付け義務がある。これも500円ほどで購入できる。 ↓ ★【4】チューブ・リムテープ 法律には無関係なのでいくらパンクしていたところで違法とはならない。走りにくいだけ。 空気圧の測れない英式チューブであれば「エアチェックアダプター(ACA-2),[キャップゲージ付(ACA-2-G)]」を付けて米式化。 または、チューブごと交換するなら米式チューブ一覧から適合するサイズを選んで米式チューブに交換。 リムテープも同時に交換することが望ましい。 ↓ ★【5】タイヤ 質の悪い安物タイヤではパンクの原因にもなるので交換。 丈夫でオススメの国産タイヤは「パナレーサー スーパーハードタフネス」か「IRC サイクルシード」 走行性優先で軽量+ある程度の耐摩耗性がある「パナレーサー スーパーハードオリタタミ」もオススメ。 26x1-3/8(26インチ)限定であれば、「シュワルベ マラソン」は海外の状態の良くない舗装路でも使えることが前提になっている。 店任せでブリヂストンの無駄に高いタイヤや、反対に粗悪な安物タイヤを取り付けられないように気を付ける。 ↓ ★【6】他、BBや変速など ▼BB BBに手を入れることは下手な自転車店であれば最も嫌がる部分。 納車前整備と定期点検を行っていれば問題にはなりにくいが、「ノーメンテ・安さ絶対主義の消費者様に応えた結果」 過剰なトルクや雑な組み付けが当たり前になってしまっている現状では仕方がない。 整備を受けてくれる店を探すこと自体に苦労するかもしれない。 右椀はそのままでグリスアップまでするならできても、カートリッジBBにしようと思っても 「固着していて取り外し不可能」となっている場合はどうしようもない。 ▼変速 グリップシフターをトリガー型にしてグリップも変更するのはオススメできるが、 変速そのものを変更することは本当に必要かどうかよく考える。 変速交換が前提であれば、色んな意味で一般車(ママチャリ)では乗り換えをすることが望ましい。 交換すれば速くなると思っているならそれは勘違いで「大して変わらない」。 しかし、単に気分で交換したいのであれば、まずは変速よりも「ホイール部分(タイヤ・リム・スポーク)」を軽量化すべき。 ●変速なし → 坂道で軽くしたいので、常に回転数が増えても構わないというのであれば、ギアを軽くするだけの意味がある。 但し、18Tなどの歯数が交換できるハブの組み替えをするなら1万円ほど必要。 他にも、14→16Tか16→14Tの歯数交換の方法も一応ある。 ●内装変速→ 同様な状態にはなるが、軽くしたいのであれば効果がある。 内装変速であれば歯数交換はしやすいし、受けてくれる店があれば5000円くらいで交換もできるだろう。 電動アシストを買う前に2T歯数を増やして様子を見るのも手ではある。 ●外装変速 → OLD135mmであれば弱いボスフリー6速から、丈夫なカセット7速にもできるが 後輪だけで予算的に1万円程度はかかると見ていい。 同時に前輪やタイヤも交換することになれば3万円以上必要と考えるべきなのでハードルは高くなる。 ●定期メンテナンス━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ameblo.jp/cyclepitsendai/entry-11987044264.html 趣味で乗るからとしても「車両」として定期整備は必要な「乗り物」と思う必要がある。 一般車ならそれでも、ユーザー数に対して基本歩道をゆっくり走るような使い方のほうが多いからこそ あまり重大な問題が頻発するということもなく済んでいるとしても、 ロードだけに限らずスピードを軽く出せるような自転車なら防犯だけではない「管理」に注意すべき。 ■購入後にも定期的にチェックが必要な項目 ・空気圧(300kpa基準で毎月1回以上) ・ブレーキ&シフトワイヤーの伸び、錆チェック ・ブレーキシューの削れ具合 ・ライトの角度、正常点灯チェック ・リフレクターの汚れのふき取り・角度の確認 ・タイヤ溝の削れ具合 ・各種ねじの緩み、錆チェック、鍵穴も点検 ・BBやハブなど回転部分の異常チェック ・チェーンの伸び、錆チェック、当然適切な量と方法でチェーンオイル塗布も忘れず。 ・ステム/BB/シートポスト/ペダル軸の錆チェック ・リアディレイラーの歪みチェック (・サスペンションフォークならメンテナンス必須) ・痛みやすいのは他車と接触しやすいペダルとグリップ。ワイヤーカゴもよく錆びる 車検がないので未整備車でも当然のように使われているが、調整することで性能に差が出る。 ・フォークの歪みもチェック zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-a8cb.html よそ見運転は事故の元。状況確認は常に怠らず。 ■メンテナンスをする場合 ・サドルの高さを適正に。(低すぎるサドルは力のロスが大きいので無駄に疲れる) ・空気圧(空気が抜ける場合は「虫ゴム」交換だけで済むパターンが多い) ・ブレーキシューの位置調整「片利き修正」「リムに対して平行かどうか」(溝がないほど磨耗していれば交換)、 ローラー(メタルリンク)ブレーキの場合はグリス ・シフト・ブレーキワイヤーの伸び調整 ・クランクからジャリ音など症状を確認しておく→BBに砂利が入り込んでいるのでOH └ペダルが原因(緩み)の場合もある。 事故を防ぐための要注意ポイント ●スポーツ系自転車での説明 news.mixi.jp/view_news.pl?id=3476200 media_id=168 一般車でもほぼ同じだが、平均の速度の違いから重大事故が起こりやすい傾向。 「ステム(ハンドル部分)」 「クイックリリース(車輪軸)」 「シートクランプ(シートポスト留めネジ)」と「サドルレールのねじ」 「ディレイラーハンガー」 実証実験では以上4箇所を要注意点として挙げている。 ディレイラーハンガーの主に「歪み」を除いて「十分締まっているかどうか」が重要でも、 過剰な力で締めすぎれば破断するので、心配なら「信頼できる自転車店で定期点検」をオススメする。 ↓上記と同じ内容の詳細 ◆「点検の必要性」 cyclist.sanspo.com/190849 cyclepress.co.jp/report/20150625_03/ 一般的にスポーツ車は軽量化に重点を置いて造られているため、 外部からの衝撃などに対して大きな余裕を持っていないものもあることから、 条件によっては取り扱い中に横倒しにしただけでも重要部品が変形することがあり、 そのまま乗車すると部品が破損し転倒事故に発展することがある。 また、スポーツ車特有の構造や点検・調整方法を熟知せず調整が不完全のまま使用していると、 やがて走行中に車体の構成部品が破損して転倒事故に発展することもある ↑ 単純に「ママチャリ感覚でスポーツ自転車」という使い方が相応しくないという理由がここに。 タイヤ内空気の容積や衝撃吸収性の違い、基本速度の違いも当然関係する。 ●軽量→横倒しで部品変形→そのまま乗り続ける→破損→事故 ●構造理解不足・調整不足→点検・整備が不完全→破損→事故 (1)フォーク・ステム部分の固定不良・・・・・アヘッド型は一体型よりもねじ数が多く破損可能部分も増える (2)サドル・シートポスト部分の固定不良・・・これは一般車でも同じ (3)リアディレーラーの曲がり・・・・・・・・一般車の外装変速にはガード金具があるので曲がりにくい (4)クイックハブの固定不良・・・・・・・・・一般車はナット締めなので外れにくい 勿論、しっかり点検整備が行き届いているスポーツ自転車では防犯性能の低さを除いて問題はない。 ●注油不足の果て━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-1695.html 不快な音がカシャカシャ鳴るだけでなく、 錆によって「ヤスリ」状態になり、チェーンもスプロケット(ギア歯)も削られやすくなる。 例え錆だけならサビ落としで綺麗にはできても、削られてしまったスプロケットは元には戻らない。 雨天後の適切な少量の注油と表面ふき取りをしっかりしていれば、 このくらいの摩耗状態になるまでには結構な差が出ただろう。 そもそも「注油なんてしたくない」と思われる使い方で 「外装変速を選んだこと自体が間違い」と言わざるを得ない。 外装の完組ホイールの交換費用の安さではなく、 足に負担が少ない軽い乗り心地がいいのであればメンテナンスは欠かせないもの。 出来ないなら、 フルカバーの内装変速に乗り、せめて半年ごとに自転車店に注油と点検を依頼。 ■グリスアップを怠ると・・・ 「ステム・BB・シートポスト・ペダル軸」 ・錆びてしまい調整が一切できなくなる ・交換が必要になったときに一切弄れなくなり、廃車を余儀なくされる可能性もある。 zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/miyata-c897.html ハンドルが簡単に抜けました。だからどうしたと言われそうですが、これは大事なことです。 新しい古いは関係なく、部品が錆びついて外れないといったことが、自転車にはよくあります。 これを防ぐには、組み立て時に固着防止剤を部品同士が接触する部分に塗るしか方法はありません。 丁寧に組み立てられた自転車と、そうじゃない自転車の差はここにあります。 ↓ いろんな意味で問題がある個人店も中にはあるが・・・ 安易に通販や量販で安価な完組自転車を買うと こういう見えない部分を無視される可能性が非常に高い。 ●異音の原因と対策━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ www.mkspedal.com/MKS_pedal_news/News.htm ペダルとクランクのゆるみ クランクとボトムブラケット(以下、BB)のゆるみ BBとフレームのゆるみ クランクとチェーンリングのゆるみ サドル部のゆるみ ペダル近辺以外の不具合 その他 ●こちらの通販サイトにも情報あり www.qbei.jp/info/bicycle-maintenance/1044 ●異音の原因の一例 ameblo.jp/cycle-plus/entry-12081192892.html この場合、よくあるクランク付近ではなく「シートポスト周辺」が発生源。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「ゴムの荷紐」の劣化 ameblo.jp/cycle-plus/entry-12014260277.html 標準搭載ではないが、日常使用が多いということでいえば、意外な盲点かもしれない。 ゴム紐も「毎回しっかりと取り付ける」、劣化していたら「交換」 ●スポーク折れの予想外の原因? ameblo.jp/cyclepitsendai/entry-11997902004.html スポーク折れを防ぐには「過積載をしない」「開錠を確認する」の他にも、 「横倒しにならないような場所と方法を考えておく」というのも必要だろう。 駐輪場の壁や柵沿いに施錠する。これも長持ちさせる秘訣になる。 ●折れていても気づかない star.ap.teacup.com/flatout/1146.html 常日頃から自転車店等で見てもらうという癖がついていないと 異常なのかどうかということにすら気付けない。 ■サーボブレーキのねじ調整 bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=168 ▲メンテナンス以前に使い方を誤れば寿命を短くする ▲過積載 2人乗り含む。非子供乗せやタンデムでもない自転車は1人用。 走行が安定しないだけでなく、外6ボスフリーのハブシャフトやスポークが折れやすくなる。 基本体重が重いなら華奢な自転車は使わず、業務用自転車など頑丈なものに乗る。 ▲ケンケン乗り(片足乗り) ペダル・クランクに負荷がかかる。歪みやBB(ハンガー)部への歪みを誘発。 スタンドを外し、しっかり跨って座ってからペダルに足をかけて乗ることを心がける。 ▲適切な速度とブレーキを。 ■フロントホイール:リム割れ bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=39 前ブレーキ多用の末路。後輪で減速しつつ前ブレーキ。 前ブレーキ過多にならないような速度も心がけるべき。 ■各パーツの思案━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼一般車のカスタム「パーツ交換について」 新車であっても交換を勧める部品としては以下がある。 ・英式チューブ → 米式チューブ ・安物タイヤ・カラー入りタイヤ(アメ・白サイドなど) → 全黒の高耐久タイヤ ・(前輪)シングルピボットキャリパーブレーキ → ダブルピボットキャリパーブレーキ ・(後輪)バンドブレーキ → サーボブレーキ or メタルリンクブレーキ ・(後輪)ローラーブレーキ(ノーマル) → ローラーブレーキ(ハイパータイプ) ・ボスフリーハブ(フレームOLD135mm) → カセットハブ7速(OLD135mm) ・グリップシフター → トリガー系シフター+グリップをボルトタイプに変更 は積極的に薦めている内容。 カゴや泥除けを外してリアキャリア+サイドバックや、タイヤを少し細いものにするのはまだしも WOリムで高圧にしたり(そもそも構造上WOリムは上限は約5気圧とすべき)、 後輪をキャリパー化するメリットが軽量化としても一般車では恩恵がさほどあるとも思えず、 他にもドロップハンドルにしてロードバイク系に寄せたところで フレームそのものが適していないため見た目のアンバンランスさだけでなく、 乗りづらく日常使用しにくい乗り物と化してしまう恐れもある。 ▼経年劣化が及ぶもの ※タイヤ・ブレーキ周りをまず第一に。大体予算1万強(タイヤ交換の場合)、タイヤそのままなら5000円で済む。 BB・・・玉押しリテーナーがある場合は割れている場合あり。無用な割れを防ぐために玉だけ使うほうがいいとも言える。 シートポスト・・・(ピラー)(サドル軸)内側は錆びている場合が多いので念入りにクリーニング。 タイヤ・・・ゴムのヒゲがなく「接地面がひび割れていたら」交換←石などを挟みやすくパンクも起こしやすくなる。 チューブ・・・タイヤと一緒に交換が望ましい。 英式バルブは虫ゴム交換で短期的には安いが、後々を考えると空気圧調整ができる米式に交換すべき。 リムテープ・・・テープが朽ちてニップルでパンクの可能性も否めない。 BSの銀巻きテープを2重にしたりゼファールの細めの布リムテープが良い。 前ブレーキ・・・鉄板の薄い1ピボットブレーキではなくアームの太いツーピボットキャリパーへ。ブレーキシューをR55C3へ。 後ブレーキ・・・音鳴りが必然のバンドブレーキならサーボかメタルリンクへ。ローラーブレーキならグリス注入。 ワイヤー(ブレーキ・シフト)・・・シマノのステンレス製に チェーン・・・伸び調整してもダメなら交換。錆防止チェーンは動きが渋いので銀色+注油のほうがいい。 チェーンオイル・・・556は使用禁止。WAKO'sをオススメするがシマノ純正オイルも良い。 グリップ・・・通常グリップは手が痛くなりがち。幅広エルゴン系を取り付ける。 サドル・・・尿道を圧迫しない穴空きか溝付きに交換 シフター・・・内3でも交換すると気分が違う。2013年には新型ピアノタッチレバーも出ている。外6でも内5などでも交換化。 ●車体が古く劣化が気になってきたら 状態を見るためにも全て分解が望ましいが、適切に処理できず戻せる自信がないなら店に任せる。 (分解消耗品交換で費用は3万くらいから?) ■具体的な交換案(※工賃別)━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・チューブ(★前後で約2000円) :リム穴に互換性のある米式チューブ換装が良い。パナかシュワルベが定番。 一般的英式より空気漏れが少ない。 (仏式は一般車リム穴にはバルブが細いので入るが隙間ができるのでやめたほうがいい。) ・リムテープ(1巻★約400円)https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/27.html :テープ劣化でスポークがタイヤにダメージを与えやすくなり結果的に空気が抜けやすくパンク誘発の恐れ。 チューブの切れ端のような薄いリムフラップは交換。ゼファールのコットンリムテープや BS補修用テープを2セット購入して「2重巻き」。 タイヤ (★前後4000円~) :一般車や小径であればパナ・IRC・シュワルベだけで十分。ロード・MTBであればコンチネンタルやビットリアなども可。 走行性ならパセラブラック。 耐久性ならIRCサイクルシードかパナのスーパーハードタフネス。 540(24)はシュワルベの車いす用が使えるが値段高め。 630(27)は実質パナレーサーかIRCのみ。590(26)ならシュワルベマラソンも選べる。 ・リア ブレーキ(★約2000円~)https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/31.html :音鳴りのするバンドブレーキは廃棄推奨でサーボブレーキかダイヤコンペのメタルリンクブレーキへ。 ローラーブレーキはハイパータイプ(約5000円)への交換もオススメ。 ・ブレーキシュー(2個★700円)https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/32.html :新品でも小雨で利かなくなるようなゴミシューは処分。シマノで700円と安くて良い品もあるのでお手ごろ。 アルミリム用であれば色々選べる。ステンレス用は角度付きで少ないがパナかダイヤコンペ。 ・ワイヤー(1本★約500円)(インナー・アウター) :インナーワイヤーはステンレスに。アウターは黒が対候性が高い。 シフトとブレーキでそれぞれ異なる。 ブレーキケーブル,ワイヤー他 https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/38.html シフトケーブル,ワイヤー他 https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/39.html ・チェーン(★約1500円)https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/37.html (シルバータイプにすれば汚れも目立ち自発的にクリーンにする効果) カラータイプで彩り重視もアリ。KMCのRB(ラストバスター)は錆には強いが動きが渋くなる。 ・リフレクター(反射板) (★約500円~):後方用は外れていて取り付けていない場合は必ず取り付ける。 ペダル・ホイール用は義務ではないがあったほうがいい。 ▼以下パーツ交換ススメ順 ※防犯と快適性を求める。 鍵:街乗り前提ならヒモワイヤーは禁止、リング錠も太いものに交換。 5分以内であろうが必ず固定物に2ロック(以上)。ダイヤル式は雑使用になりがちなので避ける。 グリップ:手が痛くなるのを防止。ダンシング(立ち漕ぎ)用にバーエンドバーを付けるかどうかはお好みで。 ★ゴムグリップ交換方法(切り裂かない場合) 店にあるようなエアコンプレッサーがあればすぐなのだが・・・ 1:隙間を少し開け556を入れてからバーを傷つけないために竹串をその隙間に入れる 2:カナヅチで竹串を叩きながら水や556を入れてバーが途切れる場所まで少しづつ押し込む 3:ペンチで一旦竹串を取り出すか、そのまま反対側など4箇所ほどに分けて周囲全てに556を入れてから回転させる ※周囲全てが液体に浸される前の空転しない状態で外そうと力まかせにやっても手の皮が剥けるだけなので危険。 サドル:接地する部分は快適さに直結するため交換を薦める。盗難防止にサドル鍵も取り付けたい。 シートポスト:上部空洞の場合BBに砂が入りやすいので交換を薦める。サス付きの効果は疑問? Fキャリパーブレーキ:薄い鉄板のシングルピボットブレーキでは制動力が心もとない。 ツーピボットタイプへの換装をすすめる。 ライト:お手軽交換ならマグボーイ推奨。ブロックダイナモからの交換なら抵抗軽減70%。手元スイッチも便利。 面倒臭がりならハブダイナモを取り付けてしまう。(しかしホイール交換1万~+加重) ベル(警音器):(一部地域を除き)装備義務のある部品。 コンパスベルがそこそこ使える。初期ベルが錆びてていざというとき使えないというのは避けたい。 一部地域を除き罰則付き。 ペダル:防犯性能を高めるなら取り外し式。色や形状も様々なので彩りを変化させるという点でも。 スタンド:メンテ前提ならセンタースタンドが◎。但し取り付けるためにスペーサー加工など工夫が必要な場合も多い。 ブレーキレバー:形状や剛性効果により力量を少なくして制動力も上げるにはこれ。 シフトレバー,シフター:グリップシフターはゴムが経年劣化でヘタるのとトリガー式のほうが操作感覚が良い。 アイガード:虫・埃ガード。伊達メガネでいい。 メンテ用- ポンプ・・・★約3500円 日常使用に必須。英式バルブ限定であれば米式バルブに換装した際に一緒に購入。 チェーンオイル・・・★約1500円 ワコーズのチェーンオイルやシマノのドライ系オイルを勧める。塗布後の表面のふき取りも肝心。 フィニッシュラインは冬固まるワックスタイプを購入して後悔。 グリス・・・★約1500円 余りにも定番のシマノのプレミアムグリス。 BB・シートポスト・ステム・ペダル軸への固着防止にはアンチシーズコンパウンドなどを使う。 内装用(白)やローラーブレーキ用(黒)は別途。 ▼その他 ※より自転車を楽しむために。 ハンドルバー:乗車位置変更やハンドル周りに色々乗せたいならストレートに。 ボトルケージ :水筒置きに。春先~秋までとても便利 テールライト :夜間の視認性を高める。 サイコン :趣味感覚をより高めるなら。 └★メンテナンス時期の計算は不特定なコースでない通勤なら距離x日数で感覚を図るべきだろう。 ネジ類 :錆防止にステンレス化。 キャップ類 :バルブキャップやワイヤーキャップなど。わりと見た目重視なら。 ステム :可変にしてもほぼ位置換えしないし重くなるのでシンプルステムのほうがいい。 ポジション出しのために変更するのも良い。 ハブ毛 :アクセント+綺麗好きに。 交換できるパーツの種類を予め知っておくと、修理するときにも店の言いなりにならずに済むのと パーツをグレードを自分で選択できる。 店から取寄せ可能なものは極力頼んで取り付けも依頼、出来ないものは工賃上乗せしてでも頼むのが良いが、 取寄せ可能なメーカーが多いかどうかという取引実績と 「技術力があるかどうか」「工賃も適正かどうか」も見極めてから考えるべきだろう。 ▼やすいホムセンチャリをカスタム [ママチャリ24,26,27]━━━━━━━━━━━ 「フレームの捻れ」や「BB」や「ホイールハブ」の 「精度の低さ(ねじ山潰れてる可能性とか)や「錆びやすさ」を度外視するなら 4000・タイヤ(前後):IRCサイクルシードかパナのスーパーハードタフネス。 (8000・タイヤ(前後):シュワルベ マラソン(26x1-3/8のみ) 2000・チューブ(前後):シュワルベ米式チューブ(前後) 1000・リムテープ(前後):ゼファール布テープ 1500・前:テクトロキャリパー 1500・前:ブレーキシュー(アルミリム用)→R55C3シュー付き舟込み 2000・後:メタルリンクブレーキかサーボブレーキ 2000・レバー一式(アウターケーブル・ステンレスインナーワイヤー入り) ・変速は3速としてシフターは大概ピアノタッチだった気がするのでそのままでいいだろう。 1万4000+送料くらいがパーツだけの目安。 工賃や工具類込み(ドラム抜き含む)なら2万オーバー。 防錆チェーン・重くなりにくいブロックダイナモライト・尿道にやさしいサドル・手が痛くなりにくいグリップ ・錆びない樹脂カゴなども交換するなら合計3万くらい必要。 ■自転車屋でオーバーホールを頼む場合 ・ホイールの振れ撮り ・BBのグリスアップ ・ヘッドパーツのグリスアップ ・ホイールのグリスアップ など諸々で工賃2~3万。 つまり完全に仕上げるなら5万ってところだろう。 しかし元々のフレームの質が低いものは直して使うメリットは少ない。 タイヤ・チューブ・リムテープとブレーキ前後とシュー交換が最低快適条件。 ▼カラーリング交換できるもの━━━━━━━━━━━━━ ・ブレーキ/シフトアウターケーブル ブラック・ホワイト・ブルー・レッド・イエロー・ピンク・グリーン・パープル・オレンジ・薄グレー・濃グレー・透明/シルバー ・ハンドルバー ブラック・ホワイト・ブルー・レッド・イエロー・シルバー・オレンジ・メタル(赤/青/黄) ピンクはドロップのみ ・グリップ:多種多様 ・ペダル:多種多様 ・サドル:基本は黒か灰か茶だが、赤・青・銀・白などもある。 ・チェーン:多種多様 ・タイヤ(リム径依存)・・・但し劣化は早まる ・バルブキャップ【A&F】赤・青・黄・黒・灰・銀(米式) 仏式は黄なしで緑と紫がある ・ハブ毛 赤・青・黒・緑・紫・桃・トリコロール(赤/白/青) リンエイ、敷島自転車株式会社 BSは青のみ ・鍵 リング錠は基本銀か黒のみ ・ボトルケージ:多種多様 ・ボルト アルミにすると耐久度が落ちる傾向。 ・フォークはサイズの互換性を、ホイールを交換する場合はハブの互換性を把握すること。 ■一般車用でオススメの交換タイヤ・チューブ━━━━━━━━━━━━━━━━ ここに記載しているパナ・IRCのタイヤは日本製 540【24×1-3/8他】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼タイヤ 予算があれば・・・「シュワルベ マラソンプラス」 1本約7000円 通常☆Panaracer 「スーパーハードタフネス」 [W2483B-SHTSP 黒] 約4000円(2本セット) 通常☆IRC 「サイクルシード」 [C70130・黒] 約4000円(2本セット) 電アシ★走行性重視 → Panaracer e-ride Eライド [W2483B-ERSP] 約4000円(2本セット) 電アシ★耐久性重視 → IRC 足楽PRO 1本約3000円 [40-540]24 x 1 1/2 日本製 720g [C70064・黒] [47-540]24 x 1 3/4 日本製 810g [C70063・黒] ▼チューブ シュワルベ 「9-AV」 24×1-3/8他 (28~37-540) 130g BBB 「BTI-42:761222」24×1-3/8他 (32~40-540)122g 590【26×1-3/8他】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼タイヤ 定番★シュワルベ「マラソン」[650×35A(26×1-3/8)]1本約4000円 (前後で8000円) 通常☆Panaracer 「スーパーハードタフネス」 [W2683B-SHTSP 黒] 約4000円(2本セット) 通常☆IRC 「サイクルシード」 [C70132黒] 約4000円(2本セット) ▼チューブ BBB 「BTI-65:762551」26×1-3/8他 (32~40-590)133g パナレーサー「0TW26-83A-NP」 26×1-3/8他 (35~38-590) シュワルベ 「12-AV」 26×1-3/8他 (32~44-590) 140g ※12"A"の米式(AV)はサイズが違うので注意。 630【27×1-3/8他】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼タイヤ ★走行性重視 Panaracer 「パセラブラックス」27×1-1/4 [8W27-41B18] 500g 前後で約5000円 通常☆Panaracer「スーパーハードタフネス」[W2783B-SHTSP]670g 約4000円(2本セット) 通常☆IRC 「サイクルシード」 [C70132黒] 約4000円(2本セット) ▼チューブ BBB 「BTI-81:762809」(630対応) ※(28~32-630)125g ※700C向けだが対応可。 パナレーサー「0TW735-40A-NP」 27×1 3/8~1/2 (35~38-630) シュワルベ 「17-AV」 27×1-3/8他 (32~40-630) 150g ●リムフラップが切れていればリムテープも交換しておく。 基本的なメンテナンス・カスタムの類はここまで見ておけば十分。 以下個人的な雑感。 ▼一般車のオーバーホール zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-53e9.html 確かに古すぎてパーツの互換性の問題から入手ができないパーツがあれば 廃車にしなければならないことがないとは言わないが、 近年の「安い自転車に買い替えるほうが得」と安易に飛びついてしまうと あまりの乗りにくさに落胆する可能性大。 10年以上前で購入価格が3万円以上のもので、 フレームに亀裂などの異常がなくパーツ交換が可能であれば、直して乗ることをオススメする。 使用感があるということは、体に合っているので乗りやすいだけではないメリットもある。 ■自転車は定期的に「手入れ」と「お金」が必要な”乗り物” ─何もしなけりゃ壊れるに決まってる 自動車のように免許や車検が強制的に必要な乗り物ではないので まるで一切手入れしなくても乗り続けられるような勘違いをしている人もいるかもしれない。 「内装でベルトドライブだからメンテナンスしなくていい!」 ・・・わけがない。確かに外装に比べメンテナンス箇所の手間も減り、 余程使い方に問題がなければ全く走れないことはないだろうが、快適性が違う。 メンテナンス方法が異なるだけで、整備は必須。 BB部分がジャリジャリ。ホイールハブがガタガタ。ステム・シートポストが錆び付いて動かせない。 ネジも錆まくり・ローラーブレーキにグリス不足で音鳴り。 内装ハブそのものも5000km(または3年?)を目安でオイル漬けもしくはグリスアップが必要。 最悪の保管方法である野ざらしでせいぜい空気を入れるだけ。といって適正空気圧にできていない。 (もっとも消費者は普及大衆自転車に半ば英式バルブを強制されているので被害者とも言えるが) チェーンに油を注さずにシャリシャリ・・・。反対に注しすぎてブレーキが効かなくなってしまっていたり。 「空気圧・サドルハンドルの高さ・ブレーキシューの位置・チェーン引きの調整・各種ボルトの増し締め・各部グリスアップ。」 「保管は直射日光が当たらない場所でなければタイヤの劣化が早くなる。」 ・・・と理解しようとしている人がどれだけいるのだろうか。 メーカーは説明書で簡単に触れるだけ、自転車屋は売るだけ、 学校交通教育は地域にもよるし基本的には極簡単に教えるだけ。 行政は公道の自転車の走行区分整備の地域差も大きくとても十分とは言えないうちに、 とりあえず違反者に講習を受けさせるような制度は先行。 購入者が積極的に情報収集を行っていなければ原因を知りうる機会もないのだから、 当然・・・ ・その必要性を理解せず、メンテナンス一切なしで、お金をかけないでも乗れていたのだから、 ・(格安自転車)新品なのだから、壊れた場合に「そんなはずがない」という心理に陥るも頷ける。 そもそも後々トラブルを招く原因にもなる2万にも満たない低価格車を扱わない まともに整備できない店で買わない というのが最善なのだが、なかなかそうもいかないのだろう。 たとえ修理で直る故障でも 弄って他にガタが出て面倒なことになるのを避けるために修理費用をふっかけて買い替えを促す。 「低価格車を好んで買うユーザーに対してはそれが一番」だとしてもなんだか切ない話だ。 それなりの自転車を買ってもらって、我慢して使う乗り物から快適に使える乗り物に昇華できたら最高だろう。 そのためにはメーカー、販売店、レンタル業者、交通教室など自治体などにも協力してもらい 値段だけで決めて後悔させないためにも 乗り比べをしてもらう機会をちゃんと作る。これが必須だと思う。 ■壊れていても完全に壊れるまで修理しない ─不便な毎日が最高? さすがに虫ゴム・スーパーバルブほどすら払えないほど困窮しているとは思えないが、 車体が5千ほどの「何か」であればチューブ交換前後で2000円~・タイヤの磨耗で前後5000円~を払いたくはないのだろう。 自分で「空気圧」「サドルの高さ調整」「ワイヤーの伸び調整」「ブレーキシューの位置調整」」くらいはできるべき。 タイヤの違いは本当に乗り比べてもらわないとその違いが実感できない。 単純に300kpsより空気圧高めにすれば走りやすくはなるが 米式化+まともなタイヤにすることで「パンクもしにくく、空気も漏れにくくなる」というのは 毎日使っていく中で体感してもらわないとその効果を信じようもないだろう。 そうだからいくら説明してみたところで、 「壊れたらその度に修理するほうが手間も金も得」と信じている以上はどうにもならない。 数回繰り返してようやく、「やっぱり最初から言われたようにちゃんと修理しておけば」「いいものを買っておけば」と 納得できるのだろう。 店は格安タイヤチューブをとりあえず付けて「すぐ空気が抜ける」と言われても「仕様です」と答える不誠実に徹するか、 (安物でクレーム出て後で面倒なのはこの店自体だと思うが・・・) 誠実さを重視するなら悪名高い安物粗悪メーカーは扱わず、まともなメーカー以外は扱わなければいいのにと。 試乗車・代車として用意して 「タイヤ・チューブ・リムテープ・グリップ・サドル・ワイヤー・シートポスト・BB」を替えた物に乗ってもらって、 通学ならスチールでもタフフレームにパーツが豪勢なものを使っておけば 少々のことでは壊れないというアピールが重要かと。 徐々に実感してもらったらあとは部品代込みで4万ほど出してもらえれば完全フルカスタムも可能と。 そこからスポーツ車などへの追加需要も促せるようになれば全体が活気づくだろうし。 ●大阪で自転車の無料点検キャンペーン cyclist.sanspo.com/203794 ※今回のキャペーンは異常がないかどうかを「確認するのが無料」であって、 部品の「交換が必要であれば費用が発生する」のは当たり前と見ておくべき。 www.sankei.com/west/news/150906/wst1509060023-n1.html 2015年1月~7月末まで府内の自転車事故約7100件、死者は30人以上を受けて点検キャンペーン。 (2015.9.1~9.30まで)84店舗で実施。 具体的にはブレーキシューやワイヤーの摩耗状況や効きしろの点検、フレーム割れや歪み、 ハンドルステム部分の緩み、ペダルのガタのチェックといった内容だろう。 反射板やライトといった部分も恐らく一緒に見るはず。 ↑ このときに「前ブレーキはシングルピボットからダブルピボット型にすれば効きが良くなりますよ」、 「インナーワイヤーをステンレスにすると錆びにくくなりますよ」、 「後ろバンドブレーキはサーボブレーキやメタルリンクブレーキにすればこのようなメリットがありますよ」、 といった内容を待ち時間の暇つぶしに実際に搭載してある試乗車に乗ってもらうなどして 「実感できる機会を設ける」ことができれば、各種点検に止まらず店の売上にも期待できるはずだが、 口下手すぎるあまりに単に点検だけで「直したほうがいいですよ」では 点検に応じる意味は薄いように思える。 あとは、各自でキャンペーン後も店で定期点検をしてもらうために何ができるかを考える必要がある。 ●修理は短期的に損してでも長期的には得を取れ www.cycle-hokuto.com/blog/?p=671 「今現在の不具合だけ修理すれば本当に得なのか?」よく考える。 チェーン調整だけで済ませれば確かに安く済む。 しかし、限界点に達しているタイヤを放置しておけば 遠くない未来に摩耗でパンクすることになる。 パンクした場所が運良く自転車店に近い場所であれば 押して歩くことになっても大して問題ではないかもしれないが、 もし店まで遠ければ乗って移動してしまえばチューブ+タイヤ交換で済めばまだしも、 車輪自体へのダメージで「車輪ごと交換」となってしまう恐れもある。 そうなったときに 「あの時タイヤを交換しておけばこんなことにならなかったのに」と思っても遅い。 また、摩耗していなくても3年や5000kmを目安に早めに交換しておけば 路面とのグリップ力も増すので制動力にも期待でき、安全性も向上することも覚えておきたい。 カバーなしで屋外や屋根下駐輪をしているなら尚更。 本来はこうならないためにも月1でも店に目視点検だけでも状態確認をしてもらうというのが最良だが やはり自転車に対する思い入れや習慣づけがなければ難しいのだろう。 ●定期点検を習慣付けるために(IRCの取り組み) as-pj.com/about/ 無料登録で点検のみ 現在はほぼ神奈川県のみで店舗も増えている様子がない。 メールが使えることやホイールの振れ取りが出来ることも条件になるから 技術のない店が参加できないとしても全国的に増えない理由にはならないと思うが・・・。 空気充填はともかく、汚れ落としが「チェーンの汚れ落としも含むとすれば」 200円は安すぎて話にならないということなのか。 IRCタイヤの仕入れや送料の価格に多少融通が利くという店側のメリットでもあれば十分増える余地はあるはず。 IRCではシェアを広げられ、店は定期点検でその他の補修も期待できる。 ●本当に「乗れればいいだけ?」という問題 cs-shinwa.sblo.jp/article/165969805.html 事故を防ぐためにも、1にも2にも点検の習慣づけ。 自分ではおかしいと思わなかったとしても、きちんと点検できる人から見れば危険極まりない状態だったとすれば それは利益のためというだけの話でもなく、「周囲の人間にまで危険性が及ぶことを防ぎたい」という意味も含まれている。 中古・量販・個人店問わず、もし問題がありそうな箇所を見てもらっても 「ママチャリなんだからそんなもん(特にブレーキ部分であっても)適当でいんだよ」 という店が万が一あれば絶対に任せず、今後一切近づかないことを強く薦める。 ●不具合に気付かない・気付いても直さないのは何故か jitensyazamurai.com/db/archives/3057 ※念のため書いておくと、下記に想定される店は元記事の店とは全く無関係です。 「普通に乗れるから」「使わない機能だから」「気付かなかったから」 「車検もないので不具合があっても乗り続ける」 「余計な修理費用なんてかけたくもない」 というのが主な要因だとして、大丈夫だと思っている以上に・・・ 【1】接客力皆無の個人店にありがちな「自転車店に行けばくだらない説教を延々されるのでウンザリ」 という「行きたくないと思わせる原因」があるからではないだろうか。 どの個人店でも技術が必ず確かだと考えるのも厳しいものがある。 料金提示でトラブルになることを想定出来ず、無言で修理を始めるような店も信用したくない。 【2】そもそも原因を突き止められるのかどうか (安物自転車ではなく使い方を誤っていなかったという前提で) 質の相当低い店員しかいない店であれば、何が原因かを突き止められず、再修理を繰り返すことも考えられる。 そうして、自転車店そのものへの不信感が構築されてしまっていては 「直す気がない」という結論に達していても、それは責められるものでもない気がする。 【3】ケチるだけの意味があると思い込んでいる 「食費や遊興費や服飾費を削ってまで修理する価値がない。」 機能向上できればエネルギー消費も抑えられるので食費も浮く、 遊興費に使う体力や気力の消費も抑えらえる、 衣服に気を遣っていても自転車はボロボロで本当に大丈夫なんですかと。 結局のところ、【1】~【3】の不信感を払拭できて納得させられる 「何か」が足りないというのが、修理に至らない根本的な原因に思える。 ・単に威圧的で客商売に向いていない人柄や説明力や知識の無さなのか ・技術力の無さを客の使い方のせいだけにするような店員しかいないのか ・正常に動作する状態との比較ができないので、実感が湧かないからなのか 説得材料の提示が足りないので「現状維持で十分」ということになっているのではないだろうか。 しかし、もっと具体的に方法があっても、実際に実行運用が成功している例でもなければ これ自体に説得力がないということでしかない。 ●大学の自転車80台の点検の模様 jitensyazamurai.com/db/archives/3139 空気圧不足によるタイヤの問題が多いのは 「自転車のタイヤが正常であれば何日くらい適正空気圧を維持できるか」ということを そもそも全く知らないと思われる。 虫ゴム式では(握力を考慮せず)まともに空気圧を測ることそのものが不可能な英式チューブ自体も悪いが、 恐らく、自転車に対する思い入れの違いの差ではと考えている。 そういう使い方をしている人達にしてみれば、自転車というものは近所履き用の靴と同じか それ以下の「トイレットペーパーや綿棒」のような消耗品のような感覚でしかないのだろう。 メーカーや銘柄なんて関係なく、色と大きさだけ決まればそれで良く、 最初から使い捨てる前提なので「安ければ安いほどいい」。 だからまともにメンテナンスするという観念自体が存在しない。 使いやすさや快適性よりも「とにかく早くて安くて面倒ではない道具」という扱いであれば、雑になるというのも頷ける。 そしてベル(警音器)については 「滋賀県道路交通法施行細則」 第14条 法第71条第6号の規定により車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。 (5) 有効な性能の警音器を備えない自転車を運転しないこと。 ベルの金額約500円(取り付けは頼むまでもなく+ドライバー1本で30秒もあれば出来る)と天秤にかけて 「注意されたこともないし別に使わないからいいや」となってしまうのも已む無しか・・・。 しかし、「使う使わないの問題ではなく」 知る限り取り付け義務のある地域でのベル非搭載での赤切符どころか 警告票の発行すら聞いたことがないので実質無意味な法律とはいえ、 ベルが無いか壊れている自転車を運転している時点で本来は「違法」となる。 ●メンテを欠かさず変速を正しく使おう ameblo.jp/cycle-plus/entry-12110858421.html 変速があるのに全く使わないような使い方しか出来ないのであれば、 変速なしの自転車を買ったほうがトラブルが起こる可能性が下がる ということを知らなければ値段だけで買おうとするのだろうか。 ▼例によって常に重いギア 「筋力トレーニングをしている」と言い張るのであれば何も言うことはないが・・・。 「(信号等でも)停止前にギアを軽くする」これは鉄則。 ▼注油に関しては自分で出来ないなら店に行くことを習慣化すればいだけの話。 それも嫌ならば、修理費用が後々高くなっても自分が招いた結果なだけ。 ▼スポーク&ニップルの錆 この状態にまでなってしまっていれば変速周りどころか 「スポーク折れの危険性もあるため、ホイールも交換しないというのであれば修理できない」 と言い放っても良かったのでは・・・? ●修理か新車購入か jitensyazamurai.com/db/archives/3989 愛着のある大事な自転車ならいいんです。 明言はしていないものの、恐らく購入価格が2万円以内の安物自転車の話という前提だろう。 近年の3万程度の完成車を買うくらいなら、10年以上前のあまり使っていない自転車であれば お金をかけてでも補修したほうが作りがいいので得ということには触れて欲しかった。 そして、時間をかけて見積もりを出すまでもなく、 (パーツのグレード選択次第なので大雑把な価格になるとしても) タイヤ前後4000・チューブ前後2000・リムテープ前後500、ブレーキアウター&インナー2000、 ライト2000、チェーン2000、カゴ2000、サビ落としと工賃で約2~2.5万円 (使えない場合のみ交換→ブレーキレバー2000・グリップ2000・サドル3000・ペダル2000) この程度を紙にサっと書いて提示すれば済むだけのような。 というよりも、 即答で「自転車は様々なパーツの集合体ですので、ちょっと磨いてササっと直して簡単に乗れるようにはなりません」 「ゴム部品の劣化は当然で、錆び部分も磨いて新品同様というわけにはいかない箇所もあります」 「タイヤとブレーキとチェーン周りだけでも軽く1.5万円以上が確実に必要で、 場合によっては総額で5万円以上かかる場合もありますが、本当にそれでも構いませんか」 と具体的な金額を提示して、その反応として「躊躇う」か「それでも構わない」といった様子を見てから 詳細な見積もりを出すかどうか検討するというわけにはいかなかったのだろうか。 ▼過小メンテナンスになっている一因 自転車のメンテナンスに関するアンケート結果 cyclepress.co.jp/report/20160302_03/ 「面倒」「仕方・頻度などが分からない」が上がっているが これは何が原因と考えると、 消費者の立場で言えば「義務教育での教育」が最も大きいとしても、 次は「販売店の怠慢」に思える。 売れたらそこで終わり。 壊れたら持ち込まれるというケースが圧倒的ではないだろうか。 例え、数か月おきのメンテンスをするように購入時に「案内」をしていたとして 「来たほうがいいですよ」というだけでは実効性に疑問。 本来(自分で整備方法が分からないのであれば尚更) 店に出向かなければならないはずなのに「その必要がない」かのような感覚を 育ててしまわないために何か出来ているかということになる。 日々の持ち込み修理や新車販売に手を取られ過ぎて、 買った客に対して定期点検が不十分ではないだろうか。 「暇な自転車店」というのも原因は、 こういう「過小メンテナンスで構わない」というような 販売店側の意識にあるように思えて仕方がない。 実店舗でも単に安さだけを求める客であれば「ユーザー側では何もしない」 という選択肢は当然あるとして、 きちんと手入れされた状態で「快適に乗り続けたい」という感覚のユーザーもいるはず。 そのニーズを放置することは結局店も客も得ではない という感覚を持たせられるかが重要に思える。 ▼割高に思えるパーツ(や完成車)を使うことは無駄かどうか ▼安さ第一は多くても 自転車産業振興協会の毎月の自転車の国内販売動向を見ても分かる通り 「安くて手軽な車種が一番」として支持されるのは「購入時に買い求めやすい」ということが第一にあるとしても、 実際に販売購入される自転車は一般車といえども様々な価格帯が存在し、 安いものでは譲ってもらうような0円中古車~ 高いものではフレームビルダーに制作依頼で20万~30万程度だろうか。 (日常の足なので「補修時も考え」数十万するようなスポーツ車の高級なパーツは使わない) 需要の幅は広く、必ずしも安さ重視が重宝されるというものでもないように思う。 ▼選択肢の幅 「面倒なことはしたくない」 「安いから売れる」→「売れるから作る」 経済社会で消費することが美徳とされるとしても、 「選択肢の幅」として「高耐久性」「高性能」に振ったものという考え方の提案は、 何も完成車購入時に限らず、修理に於いても発生するものということを たぶんほとんどの一般車ユーザーは「知らない」。 ▼具体的な提示 例えばチューブ交換であれば・・・ 【今後どの程度使う予定があるかを聞いてみてから】 【1日で十分】(1)「草でも詰めて無理やり修理して1日だけもたせる」 【1週間ほど】(2)「ギリギリ使えそうな中古を取り付けて極短期間用」 【半年程度】 (3)「同じ程度の性能の安価な新品を取り付ける」 【1年以上】 (4)「海外産でも米式でネジ切りがあるシュワルベチューブや、サイズ次第では分厚いチューブにする」 【1年以上】 (5)「国産のパナチューブに交換する」 といった5つか6つくらいまでの提示。 (26HEのような銘柄が多いサイズでは銘柄指定までする客は自分で修理するだろうし、 銘柄自体は2,3提示できれば十分かと) →◆「米式に交換するかどうか」という選択も聞く必要がある。 (英式チューブであれば、一時的にエアチェックアダプターで簡易換装するかどうかも確認) →◆所有者の家にポンプがあれば先の金具を外して米式に使えるかどうか確認 →◆ポンプがなければ「店に来てもらうように何らかの方法をとる」か、 「(ユーザーとしては)手間がかかるのが面倒なので出張料を毎回もらっても訪問サービスが必要」かどうか +選んだ内容によって「保証期間と内容を明確に定める」ことも大切だと思う。 (1)は安くてもその代わりに2日後でも保証不可とか、 (4)や(5)であればチューブ製造年月をしっかり控えておいて 「製造不良の疑いがあれば」メーカーに原因調査と代品についての交渉も受け付けるとか。 対価をしっかり支払ってでも 絶対に大手では出来ないことをしてもらえることを喜ぶユーザーは少なくないのではないだろうか。 ●業務用であれば更に点検に強化をすべき star.ap.teacup.com/flatout/1305.html 通勤通学送り迎えでもそうだが、思わぬところで立ち往生してしまい その日の予定が全て台無しになる前に、 定期的な「点検をする日」というのを定めておくと良いのではないだろうか。 ●会社で使う自転車でも定期点検が疎か cs-shinwa.sblo.jp/article/174711872.html 変な見方をすれば 「雑な使い方で壊してもらって会社の予算を食いつぶすことが必要であり、 その目的として何もしないことを暗に奨励している」という可能性もないとは言えないが、 基本は 「自動車みたいに車検もないし」 「多少壊れてたくらいで大事故になるわけないし」 「壊れたら直せばいいだけ」 やっぱりこういう感覚なんだろうと思う。 「何が正常な状態」で「どういう使い方乗り方が正しくて快適」といった 基準となる概念そのものが「説明書は全く見ない&見るつもりもない」ので 広がらないというのもあるのだろう。 基本的な教育不足と安物自転車の台頭もあって 「自転車なんて使い捨て傘や玩具の延長のようなもの」という感覚が 「半ば常識」になってしまっている残念な現実がここに。 業務に使う足として必要な備品の管理すら満足に出来ていなくても 「全く問題ではない」というのがその会社にとっても「常識」なのだろう。 しかし、会社備品の自転車の適正な管理すらまともに行われていないようでは、 その延長線上にある「自転車通勤に補助金」や「自転車交通に関する教育」を行うような会社というのは 世間的に見れば「運動不足解消で健康志向やエコな会社」というよりも 「貧乏臭い変な会社」というイメージのほうがまだまだ強いのだろうか。 ●[京都]駐輪場にて無料点検 cyclepress.co.jp/report/20150928_05/ 「ハンドル、タイヤ、ペダル、ブレーキ、チェーン、サドル、ライト(前照灯)、ベル(警音器)」を点検。 自転車店に向かうということではなく、駐輪中に点検という形式。 この方法には単なる「点検→自転車店」というだけではない、更なる商機が広がっているように思える。 ●修理が得か買い替えが得か takesno.com/archives/2695 上にも似たような話題があるが、別の店の感想。 そりゃ安いタイヤを探せばどれだけでも下限はあるでしょうが用途や目的。 新品でも1本1000円にも満たないような安いタイヤというのは 「それだけ安くできるだけの安価な素材や製作工程の違いがある」と考えるべき。 1日や1週間使えるだけでいいのであれば廃棄寸前の中古タイヤという方法もあるが、 限られた用途であり薦められるものでもない。 学生さんだったら、あと何年乗るか?ってコトや、学校までの距離等に応じてタイヤの種類を吟味します。 適正な使用方法であれば、一見高いだけに思えるタイヤで「立ち往生のリスクを減らせる」。 当たり前ですが その1万円の自転車には片輪5000円相当のタイヤが装着されているハズがありません。 「何故自動車のタイヤで違いを説明するCMをしているか」 何気なく見ているだけでも「自転車でもタイヤの種類は同じではない」と 気づけばいいのだが、なかなかそうも思ってくれないのだろう。 タイヤだけじゃなくって、もちろん他の部品の程度もガクッと下がります。 自転車を買い換えたがタメに、トラブルが増える可能性もあるのです。 ある程度値段のする品質の良い自転車(3万円以上)から 安物自転車に乗り換えて 「新品にしたから3万円程度の自転車の新品と全く同じ性能」が得られると思ったら大間違い。 もちろん修理前の自転車が安物自転車であれば 「量販店やホームセンターや通販」で「値段だけを見て性能を見ず」買えば良いのではないだろうか。 当人がそれで本当に一切の不満が無く満足しているなら。 反対に、「これを機に4万円以上の自転車を新たに購入したい」というのであればオススメしたいが、 「空気入れをしない癖があって直す気も依頼する気もない」という 性格的な問題があれば、その場合は何を買っても同じなので デメリットを理解せずに適当にノーパンクタイヤでも選べばいいのではないだろうか。 『今まで◯年乗っていて、この先◯年乗るのか?』 かかる費用を日数で割り、出た金額を見ても払う価値がないと思うのであれば 公共交通機関だけを使うか「徒歩」が(目先の感覚だけで見れば)一番安上がり。 しかし、こうした誤解が生まれやすいというのも つくづく「まともな値段のまともに整備された自転車を知らない」ということに 尽きるように思えて仕方がない。 (本当に理解できていて、メンテや防犯対策を拒絶するための方法として安物が得だと信じてやまないとすればある意味幸せな人だろう) 一般車ユーザーの感覚を育てるための施策が全く足りない。 「空気を入れることすら知らない」ユーザーを野放しにしていることを 業界全体でも、もっと真剣に問題視すべきだろうと。 ●点検は事故や立ち往生を防ぎ「将来的に安く済ませる」自己投資 takesno.com/archives/2681 修理を断るケースの考え方として「(不具合のある)今のままでも気にしなければ乗れるから」 「自転車の修理・改善に金を使うのは無駄」だと信じてるということだろう。 「金を払う=自転車屋の儲けになるのが嫌だ」というのであれば 点検に応じず故障して立ち往生して修理費用が余計にかかることになるだけ。 その後 「なんで修理にこんなに金がかかるんだ」 →「故障箇所が多いから(甚大なので)仕方がないですね。あの時直していればもっと安く済んだのですが残念でしたね」 という自ら不満を募らせる状況になったとしても自業自得。 BBやチェーンやタイヤ等の駆動系や、ブレーキ周りの制動系ではなく 「まともに取り締まりがないとか、付けても大して意味がないと信じている反射板」や 「道交法上まともに使う機会がないベル」であれば放置していても関係ないという考えだったとしても 「不整備車両を送り出さず、真っ当な整備を目的とする自転車店」であれば見過ごせないだろう。 他の可能性として 「以前に他の自転車店(のように見えて酷すぎる整備しかできない店)に 修理を頼んだら余計に調子が悪くなったから、自転車店自体を一切信用していない」としても やはり点検キャンペーンなんて無視して自己流か既に他の店に行っているだろう。 ●真っ直ぐ進めない不具合と理由 takesno.com/archives/2725 故障が原因の場合の車輪の歪みについての解説。 ホイールバランスやフォークなど。 一方で、大径の車輪(630 27インチWOなど)に乗り慣れていると、 406:20インチHEのような小径車に乗り換えた場合、慣れるまで数分はフラフラするのは感覚の問題。 ●単に「どの部分にどの工具を使えばいいか」ということだけはない ▼必要な工具などは「takaよろず研究所」にて大抵分かるとはいえ・・・ www.geocities.jp/taka_laboratory/ 「グリスか、オイルか、焼き付き止めか」 「ワッシャーの順番」 「必要なトルク(力加減)」 「ケーブル・ワイヤーの適正な長さ」といった項目も理解した上で作業すること。 ▼日曜大工感覚で施行してしまうとおかしなことになるという例 cs-shinwa.sblo.jp/article/175305123.html ●後輪の一般車のワッシャーやステーの順番 一般車のタイヤ交換の際に重要なこと。 車輪軸に色々が役割のものが共締めされていることを理由に 面倒臭がるスポーツ車しか扱わないような店では邪魔者扱いされるが、 手順をきちんと覚えればそれほど苦でもない。 「車種によっては回り止めが最初からない場合もある」 「外装はチェーン引きなし」 「変速なし(シングル)と内装変速はチェーン引きがある」チェーン引き自体の向きも重要! 内装3段の場合は https //web.archive.org/web/20181103020656/http //www.geocities.jp/taka_laboratory_2/20100306-R-tire/20100306-R-tire.html (1)カバーを外し、シフトケーブルを外す (2)ブレーキワイヤーの固定ボルト/ナットを外す(コイルバネはない車種もある) (3)ブレーキ本体とフレームを固定しているボルト/ナットを外す (4)チェーン引きを末端までゆるめる(ナットを外す必要なし)(チェーン引きが最初から片側についていない車種もある) (5)車軸のナットなどを外す ここで順番を確認しておく。 (紹介されている旧型内装三段変速機の場合) 左は外側から 【ハブナット】→【菊座金(ワッシャー)(溝は内側)】→ →「【リアキャリア】があればステーはこの位置(泥除けステーより外側)」→ 【泥除けステー】→【ベルクランク(変速機)】→【スタンド】→【本体フレーム】→【チェーン引き】 右は外側から 【ハブナット】→【菊座金(ワッシャー)(溝は内側)】 →「【リアキャリア】があればステーはこの位置(泥除けステーより外側)」→ →【泥除けステー】→【スタンド】→【本体フレーム】→【チェーン引き】 (6)チェーンを外す チェーン引きを緩めて車軸を前に押して外す。チェーン切り(ピンを外す)は基本不要。 緩めても余裕があまりない様子であれば、ここでチェーン切り(ピンを外す)をして ミッシングリンク式に交換という手もある。 ▼取り付け編 (紹介されている旧型内装三段変速機の場合)の取り付け順 ※旧型のため変速機が左側になっているが現行品は右側 左は外側から (1)【チェーン引き】 ※チェーン引きはギア歯がある側には「小判型の穴」が空いているので、それに合わせて取り付ける。 ※重要※ チェーン引きの向きは「外側が出っ張っている」 ※重要※ チェーン引きは「フレームの内側」に入れる 【チェーンをチェーンリングとスプロケにかける】 (2)→【本体フレーム】 (3)→【スタンド】 スタンドの形がピッタリと合うように取り付ける。 スタンド自体の重さでズレてきやすいので支えることも重要。 ◆現行品の場合「【回り止めワッシャー】は、この位置(スタンドより外側)」 現行品では左側=変速機&チェーン引きがない側には【回り止めワッシャー】を取り付ける必要がある。 (旧品の場合、変速機がない側は、小判型の穴が空いている回り止めワッシャーが取り付けられる適した軸になっていない) bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=252 左側のハブシャフトのスリットに合わせて入れ、エンド(ないしはスタンド)の溝に噛ませてハブの共回りを防止する部品です。 フレーム→スタンド→回り止めワッシャーの順に入れます。 ちなみに右側は、内装三段用のスリット付のチェン引き金具で回り止めをしています。 エンドの溝(またはスタンドの溝)にワッシャーの突起部が収まるように取り付けること。 (4)→【ベルクランク(変速機)】※現行品では右側 旧型の内装変速機のため、ベルクランク(変速機)が車体左側に装着されます。現行タイプは車体右側となりますのでご注意下さい。 (5)→【泥除けステー】 ※稀なケース※ (リアキャリアなし、ハブ軸共締めのスタンドを外してWレッグのセンタースタンドを取り付けた場合など) スタンドもリアキャリアもない場合は泥除けステーの内側に 「溝を”外側に向けて”もう1枚菊座金(ワッシャー)を追加」する必要がある。 「【リアキャリア】があればステーはこの位置(泥除けステーより外側)」 (6)→【菊座金(ワッシャー)(溝は内側)】 (7)→【ハブナット】 (8)チェーン引き調整、変速器の調整→カバーの取り付け (9)ブレーキ本体とフレームを固定しているボルト/ナットを付ける 順番は外側から 【ボルト】→【固定バンド(アームクリップ)】→(※ブレーキワイヤーステー) →【ブレーキ本体】→【固定バンド(アームクリップ)】→【ナット】 ※ブレーキワイヤーステーは無い場合もある ※ブレーキレバー側のブレーキアウターキャップが収まっていることを確認 (10)ブレーキワイヤーの固定ボルト/ナットを付ける インナーワイヤーの固定時は、ブレーキレバーではなく、 「本体から伸びているアーム部分を進行方向の前側に押しつつ、ワイヤーを引っ張りつつ、固定する」というちょっとした技が要る。 (11)ブレーキの調整 アウターケーブルの末端のネジ付ナット(アジャスター)は調整できるように少し間を開けておく、 固定用のナットは最後に締めるのを忘れないように。 ※URL先の画像がある作業手順ページでは書かれていないので 【回り止めナット】と【リアキャリアのステー】の位置にも注意 ※変速器の調整は「ベルクランク型」と「カセットジョイント型」で異なる。 その店で扱っていなければ「カセットジョイント型を知らないケースもある」ので要注意。 それでも、ネット環境がある「ディーラーマニュアルを参照できる店」であれば作業は可能だが、 それができない店では「作業不可能」。 ▼内装ハブなのでギア歯交換方法も載っている。 同じ「変速なし」でもスポーツ向けの「シングルスピード」と、一般車向けでは種類が異なる。 一般車向けシングルハブでも、内装ハブと同じような方法でギア歯が交換できるハブもあるが貴重。 今では一般車向けといえば14Tか16Tしか選べないものが主流になってしまっている。 ●安く済ませようとして原因除去を延期するメリット? cycleserviceo.blog.fc2.com/blog-entry-61.html やっぱり「たかが自転車にそんな金出してられない」という思いが強いのだろう。 原因除去を解決しなければまた余計な時間もお金も必要になって 鬱陶しい思いをしなければいけないのはユーザー自身のはずだが・・・。 1:タイヤサイドが割れていても使う 2:チューブが削れていても使う 3:チェーンの伸びを1コマ詰めて収める 修理店としては「時間と予算的に客の要望に応えた」ということなので仕方がないとしても、 本来は「タイヤもチューブもチェーンも」交換すべきに思えるため、 時間も予算もないということであれば 安全性を担保できないとして断る勇気も必要なのではと。 そして、 通常は「空気いれないとまたこういう状態でパンクしてお金かかりますよー」くらいは言ってるとは思うが、 「全く言わない」ような修理店があると仮定した場合の話。 ↓ 誤った使用方法を改善するつもりがなければ何度でも再発する 修理すれば確かに店としてはそこで終わりで、 ユーザーがまたパンクしようがまた修理に行けばいいだけで、 根本的な「空気を入れるという習慣づけ」を定着させる必要は全くないどころか そういう無頓着なユーザーを賢くさせることは「利益にならない」として 何も言わないほうが「いいカモ」にはなる。 しかしながら、理想論で言えば「使い方を誤った修理で儲ける」よりも 「定期的な細かいメンテナンス」や「アップグレード」でのカスタムでの 快適性向上に対しての対価を貰うほうがより正常な関係に思える。 ●なぜメンテが必要か jitensyazamurai.com/db/archives/5106 よくいうのが「自転車と歯は似ている」ってこと。 日頃のケアを怠らなければ、いつまでも健康でいられます。 でも手入れをサボると、どんどん状態が悪くなっていく。 そのまま放置すると、悪くなる一方で勝手に改善はしないのです。 放っておいていいことなんか何もありません。コマメに手をかけてあげてください。 「自分ではできない」「めんどうだからやりたくない」って方は、自転車店へどうぞ。 ▼チェーンオイルなどの「ケミカル類」について 自分でクリーニングやメンテをしたいって方は、 できれば自転車用のケミカル類(洗剤や油など)を揃えてほしい。 一般に売っているモノでも使えるのですが、 自転車には向いていないのや、ダメージを与えてしまうものもあります。 店主メカタも過去にそれで大失敗をしたことがあるとか。 塗装がずるっとはげちゃったり、機械を傷めちゃったり… そんな失敗をしないためにも、自転車用ケミカルを使ってくださいね。 よく「ク●5-56でいいですよね?」「パーツクリーナーでいいですか?」と聞かれますが… 正直ダメです。詳しくは過去のブログをどうぞ。 jitensyazamurai.com/db/archives/2409 ▼パーツを交換する意味と必要性について 自転車って乗っているといろんな部品が伸びたり、削れてチビたりします。 たとえばワイヤー、チェーンは伸びます。 ある程度以上伸びると、動きが悪くなったり、トラブルの原因になったりします。 となると、新しい物への交換が必要になります。 たとえばブレーキシュー、タイヤ、スプロケットなどは使っている間に削れていきます。 そうすると十分な能力が発揮できなくなりますので、やっぱり交換が必要になります。 快適じゃないってだけじゃなくて、「走らない」「止まらない」ってことにもなりかねませんので、 パーツの交換を含むメンテはホントに重要です。 人間ドックを受けるような気持ちで、点検とケアをしてください。 これはもう自転車店からの切実なお願い。身に覚えのある方は、ぜひどこかの自転車店へ。 ▼大規模なメンテナンスを行うまでの期間について 納車前の整備がしっかりされている3万や4万円以上のまともな値段のする一般車であれば ([子乗せではない]2人乗りや階段降りのような無茶苦茶な使い方や、事故に遭っているか起こしているような最悪のケースを除けば) 最低でも1年はトラブルは起きにくいとしても、 何がどう整備されているのかも分からない中古自転車に手を出してみたり、 1万や2万円程度でロクに納車前整備も出来ていない安物自転車とか、 何も分からないまま通販で買ってしまって雑に組み上げただけの安物自転車であれば 半年よりも早い段階でトラブルが起こる可能性はあるので 期間の目安で整備時期を決めるよりも、 その自転車の値段と「店の納車前整備の状態次第」でもあるため、 一概にどんな店のどんな自転車でも最低でも1年は大丈夫とは言えない。 ▼絶対に信頼できる店というのはたぶん「どこにも存在しない」 不具合と思われるような状況になった場合は その不具合についての情報経験が乏しく得意ではない店もあるとして なるべく店を数件渡り歩いて症状を判断してもらうことをおすすめする。 医者でも専門分野が様々あるように、 「開業するために難関の国家資格が必要ではない自転車整備業」であったとしても 総合的に全ての知識技術が高い店ばかりではない。 ※自転車整備士等の資格は国家資格でもなければ、整備に関しても限定的な内容しか扱っていないので注意が必要。 ▲「自転車の日常メンテなんて金と時間の無駄」という思考 安物自転車にも共通して言えることだが、 「自転車にかけるお金がない」ではなく、 「自転車に金なんて払いたくない」というのが本音だろう。 「外食を控えるとか、服飾費や通信費やその他の雑費を節約してまで修理すべきだと思えないし、 ましてや貯金を下ろすなんて面倒だし勿体ないので1円たりとも無理」というだけでは。 「壊れたら、その時に行けばいいだけ」として、日常点検やメンテ(ねじ締めや適切なグリスアップなど)を放棄。 1000円で直るとしても「1000円もかかるならいいや」として ブレーキシュー交換すら拒否するといった人もいると思うが、 そこまで価値も優先順位も低いと思わせてしまう原因は一体何なのか。 ▲パーツの集合体という感覚がない? 1個どこかが壊れたら廃車にするというのはこういう意識があるからに思える。 直せば済むとして、他も修理しないといけなくなるのが嫌だと言うかもしれないが、 それは今までロクに整備してなかったことが原因だとしても、恐らく認めようとしない。 安物自転車に起因するとしても「そんなはずはない」と思い込む。 ▲自分だけは大丈夫と思い込んでいる? 交差点の通行方法と同じ。「少々ガタが来てても大丈夫」「乗れるから平気」 坂道でブレーキが壊れる可能性を引き上げていても、極論でも命より優先しなければならない支出とは一体何なのか。 ▲まともな自転車の状態を知らない、または忘れている 「走る、曲がる、止まる」全ての自転車の全ての状態が同じわけがない。 知らないから許されるとは言いたくない。 考えを放棄することで、結果的に後々不満を募らせることになるのは当の本人。 サドルのベタ下げにしても、足付きがよいからといって、 「足が疲れにくい」走行性能を犠牲にしてまで不格好なスタイルを貫く意味があるのだろうか。 新車販売のみに尽力する説明力に乏しい間違った自転車店が当たり前だろうという状況も 今のこの「自転車の整備に無頓着」な層を増やしているように思えて仕方がないが、 1度「まともな店」の「まともに整備されている代車」にでも乗らせてもらい、 現在の自転車の状態を知って、何がどう危険でどう修理や整備すれば安全で快適な乗り物になるのか、 余程鈍感でなければ気付くのでは? ・ちゃんと止まるブレーキ (後方からしっかり確認できる反射板) ・ブロックダイナモでも軽いLEDライト ・本当に適正な空気圧での走行性能 ・本人に合わせた適正なサドルの高さ ・ギシギシやカタカタも異音がしない、回転も滑らかな駆動系 義務教育段階で1回でも自転車を全てバラして組み上げと交通法規に関する通年授業でもあれば 少しはマシになるはずだが、そういったことが実現するのはまだ先のようだ。 ●タイヤ・チューブ交換や前ブレーキシュー交換の延長でプチオーバーホール 修理時に他の部分の不具合が見つかれば、予算をかけてでも全て補修しておくことを推奨。 具体的には、ハブ調整、BBのリテーナー交換・玉当たり調整、RD調整、ヘッドの玉当たり調整など。 英式(虫ゴム)であればエアチェックアダプターか米式チューブへ交換。 ゴムのリムバンドはズレやすい印象からあまり使いたくないので貼りつけるリムテープやコットンリムテープに交換しておきたい。 他にも、スタンド、ペダル、ブレーキワイヤー、ブレーキレバーに注油、フレーム・ホイールの清掃。 錆びやすい箇所のシートポスト、ペダル取り付け部分へのグリスアップまでしておけば完璧。 改めて修理というのは難しいと思う。 修理したら「交換してから調子が悪くなった」と理不尽なクレームを付けられないためにも丁寧にする必要があるはず。 しかし、今度は交換した部分の調子が良くなった代わりに、 それ以外の調子の悪さが目立つようになったという場合に説明しても理解してもらえるのかどうか・・・と思ったが、 とんでもない組み付けをしているような店があっても 「修理してもらったから」で「悪化してもそれを不具合と気付かないケース」が多いのだろう。 だからといって、量販・個人店問わず、「どうせ気付くわけないんだから、どんな雑な修理でもやったもん勝ち」だとしても、 「不誠実に徹する」ことで、店どころか自転車そのものへの不信感に繋がるなんて微塵も考えてないのだろうか。 結局そうすることで間接的に自分の首を絞めてることになっていたとしても、「それが常識」で済ませられる状況が華か。 そうして、バック拡げをはじめとする「雑な整備」で修理費用を効率よく稼げればよく、 単に「修理して欲しい」というだけの依頼であれば、何も言わずに「頼まれた部分だけすればいい」として不具合の種は放置、 逆に、押しつけがましく店都合で無許可で言われてもいない様々なパーツを交換して「戻すにも金が必要」と 代金を要求するような半ば詐欺に近い悪質なケースも考えられる。 (この場合、双方の思う「修理」に対する考え方に相違があり、通常想定する修理代金の範囲を逸脱した内容となり、 支払い契約が成立しているとは思えないので、客側に支払い義務は発生し得るとは思えないし、 組み戻し料金も当然ながら不当な請求と思われる。) そういう点でも店にとって「技術力の無さ」「接客力の無さ」は 「商機」を失うどころか「損害を被る可能性すらある」というところまで考えて取り組んで欲しいと思うし、 客はそういうロクでもない店を野放しにさせない厳しい目を持つことも重要。